山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ヤクザさんは繁栄のバロメ-タ-?

2006-08-01 00:15:12 | 独り言
私が釣りや山歩きで訪ねる町や村にはヤクザさんがいない。

素朴な山村ではヤクザさんも生きてゆけないからであろう。
ヤクザさんが村の裏社会で、脇差しやチャカを隠し持ちながら山菜やキノコや農作物を取り仕切って大儲けしているなんて話はとんと聞いたことがない。これ、当たり前の話である。

私が訪ねる土地の殆どは、パチンコ屋もサラ金もクラブもキャバレ-も、ましてやアングラ風俗店などあるはずもない。村の中で風俗など行こうものなら『○○の金ちゃんがよう、○○のアケミちゃんに入れあげちまって借金まみれだってさあ』などとたちまち噂が村の中を駆けめぐる。ヤクザさんも仕事がやりにくい。

ここで一つ仮説を立ててロジックを組み立ててみよう。
ヤクザさんは裏稼業が成り立つ土地に住み着く。
裏稼業が成り立つ土地は繁栄している町でなければならない。
よって、ヤクザさんが住み着いている町は繁栄している町である。

逆もまた真なり。ヤクザさんが住めない土地は貧しい土地である。
もう結論出ちゃった。しかし、こう考えてくるとヤクザさんは優秀な経済アナリストであり、経営者であるとはいえまいか?

田舎に住む若者達にとって、田舎はたまらなく退屈でつまらないものである。
だから一度は都会へと出て行くのだ。そして、いやと言うほど思い知らされる。
都会は何でも出来そうなのに、何も出来ないところであることを。
夢を実現することが、途方もなく困難であるということを。

都会を去ることは決して敗北ではない。田舎に住み直す為に一度は通らなければならない道なのかもしれない。やっぱ田舎はいいもんだよね。
コメント
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