山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ふるさと納税

2016-12-25 17:23:20 | 川飯.B級グルメ
仕事柄、年末から3ヶ月ほどは忙殺される、この3連休も仕事の虫になっていた。
とは言いながらも本だけは手放すことができずに、仕事の合間を縫って『無私の日本人』を読了した。

世のために、人のために、清貧を貫きながら私財をなげうって事を成していった実在の人たちの生き様を見た。
自分もそうあれたらと思うばかりで、欲を捨てきれない自分は到底無私の人にはなれないことを悟ることになる。




東日本大震災の惨状を目の当たりにして、原発の被害著しい自治体に10年間は寄付を続けようと
心に決めていたのだけれど5年で断念し豪華な返礼品に目が眩んで今年から『ふるさと納税』に宗旨替えした。

宮崎県都城市から12月の品が3箱、宅急便で大量に送られてきた。
しかも、こんなセットが月替わりで1年間、毎月送られてくるというから素直に嬉しい。

1箱目は炭焼鶏4パック、蒸し鶏4パック、地鶏の半身4パック、半身が4パックということは鶏2羽分ということになる。




2箱目は1枚300g、A5ランクのリブロ-スが8枚、これをお店で買ったらいったい如何ほどになるのだろうか?
冷凍されていたので写りは芳しくないけれど、自然解凍してみたら見事に美しく、甘くてきめ細やかな味わいのステ-キになった。




3箱目は赤霧島と鹿児島に古くから伝わる焼酎の燗付け器のセット。
焼酎6に対して天然水4で割って一晩寝かせ、翌日この鉄瓶に移して弱火にかけて人肌程度に燗をしてから
猪口に注いでチビリチビリとやると、焼酎と天然水が馴染んでお湯割りとは違うまろやかな味わいになるという。






同じ日に厚岸町から牡蠣20個が届いた。
これは即日、生牡蠣と蒸し牡蠣にして一人前10個ずつで美味しい酒肴になった。




いやはや、このふるさと納税というものは実に魅惑の宝庫でございます。
これらをわざわざお店で買って頂こうと思っても貧乏性の我が家には中々手が出るものではありませんが
ふるさと納税で寄付した金額の殆どが減税となり、寄付先の市町村では約6割が税収となって自治体を潤し
残りの約4割が地元特産品の売上に結びついて町興しになるのであればなによりのことではないでしょうか?

これぞ正に売り手良し、買い手良し、世間良しの三方良し、近江商人の哲学完結のスキ-ムでございます。

ただ糖尿病で食事制限の身としては単純に喜んでばかりはいられないのが悩みの種でもあるのですが、、、、、。

コメント (22)
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河原貴族たちの夜会

2016-12-12 01:02:10 | 川飯.B級グルメ
12月の寒空の下、津久井の河原に山と渓の同好の士が集まりました。
毎年恒例の河原乞食集会も今年からは河原貴族の夜会と呼ぶにふさわしい美味しい一夜となりました。




シ-ズン中は殆どが単独行の山屋や釣り師が年に一度、一堂に会して親交を温め合えるだけでも充分に幸せなのに
盛大な焚火を囲んで旨い酒と絶品の川飯の数々を味わいながら過ぎ行く1年の成果を語り合えることがこんなに至福の一夜となろうとは、、、

とろけそうな馬刺し、コリコリの新鮮なレバ刺し、カシラの網焼き、出来立ての燻製、もうのっけから強烈な一撃に昇天です。

 
 




付知川で釣った鮎の一夜干し、アゴで出汁を取った鶏大根、空っぽになったキムチ鍋、ほっこり温まります。

 
 

熊さんの大型の鉄鍋が焚火に映えてます。





充分に熱した鉄鍋に牛筋肉を投入、次に鶏肉と根菜類を投入してじっくり煮込んでてきたのが本格シチュ-、絶品でございました。

 



次から次に供される絶品料理に満腹で野菜ス-プと鶏野菜味噌鍋の出番はありませんでした。
釣りや山の話は尽きることなく、焚火が熾きになり日付けが変わる時刻まで語り合ってしまいました。



来シ-ズンも安全に山や渓を楽しみ、またここで相まみえることを楽しみにしています。






僕とオ-ちゃんは、いやしの湯で体を温め、燻製のような匂いのついた体を清めてから
つねっさで蕎麦前をやりながら今冬の雪山の相談をして大人の時間を過ごしたという次第です。




江戸打ちの研ぎ澄まされた蕎麦とツユは、立ち寄る度に進化しています。




さあ今年に残されたあと20日間、悔いなく過ごして良い年を迎えられますように!
コメント (30)
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