山や溪がこれほどに人を惹きつけるのは何故のことであろうか?
森を徘徊して五感を研ぎ澄まし、溪にひとり眠って心を解き放つ
深い森や険しい溪は桃源郷ではあるが修験場でもあるような気がするのだ
丹沢にはV派と称して一般登山者と一線を画する人たちがいる
山地図にある経路を辿ることなく、地形図だけを頼りに山中を徘徊し、中腹をトラバ-スし、沢を下る
そして新たな経路(バリエ-ションル-ト)を切り開くことを至福の喜びとしている人たちである
昨年のこと、僕は『みずがきの森』を地形図だけを頼りにヤマトイワナの沢を探索した
そこで気づいたことがある、地形図にない沢が無数にあるのだと言うことに
これらの沢が何故あの精緻な地形図に記されていないのだろうか、不可解であった
『地図にない川へ(沢渡麗二著、朔風社刊)』
この本を読んでその謎が解けた
つまり、五万図(登山地図)にも二.五万図(地形図)にも平水時の流れ幅1.5m未満の川は記されていないのである
確かに僕が出逢ったヤマトの棲む沢はどれもみな一跨ぎできるほどの小さな流れであった
先週の土曜日、僕は『エビラ沢の滝』を前に釣行の準備をしていた
沢屋さんの領域であるこの滝の上を探釣するために下降用具も装着した
さあ行くぜ!
湧き水を汲んでいる人たちを横目に、茂った枝葉をかき分けて経路に入ろうとしたそのとき、、、、、
こんな看板が目に飛び込んできた
ッガ-ン!
出鼻を挫かれてしまった、機先を制されてしまった、またもやである!
諦めきれずに通行禁止の規制を無視して入ってみた
エメラルドグリ-ンの釜が美しい
数年前に入った滝上も険しいが美しい流れが続いていて溪魚の走る陰を幾つも見ていた
頭上の経路の木橋が消え失せて、草つきの先は垂直に近い岩盤がむき出しになっている
この先もおそらく状況は変わらないだろうと入溪を諦めた
つまんね~!
仕方なく『神の川』に車を向けた、仕方なしに!
ここ2~3年の神の川は釣り人が増えて最早僕にとってワクワクする溪でなくなりつつあるのだ
飛び出した岩魚も『つまんね~』とつぶやいていた
長年親しんだ溪は癒されはするが探検心を満たす新鮮さはない
ヤマメもつぶやいていた『つまんね~!』
なんか消化不良である
あと1ヶ月、9月は遠征3連チャンといきまっか!
森を徘徊して五感を研ぎ澄まし、溪にひとり眠って心を解き放つ
深い森や険しい溪は桃源郷ではあるが修験場でもあるような気がするのだ
丹沢にはV派と称して一般登山者と一線を画する人たちがいる
山地図にある経路を辿ることなく、地形図だけを頼りに山中を徘徊し、中腹をトラバ-スし、沢を下る
そして新たな経路(バリエ-ションル-ト)を切り開くことを至福の喜びとしている人たちである
昨年のこと、僕は『みずがきの森』を地形図だけを頼りにヤマトイワナの沢を探索した
そこで気づいたことがある、地形図にない沢が無数にあるのだと言うことに
これらの沢が何故あの精緻な地形図に記されていないのだろうか、不可解であった
『地図にない川へ(沢渡麗二著、朔風社刊)』
この本を読んでその謎が解けた
つまり、五万図(登山地図)にも二.五万図(地形図)にも平水時の流れ幅1.5m未満の川は記されていないのである
確かに僕が出逢ったヤマトの棲む沢はどれもみな一跨ぎできるほどの小さな流れであった
先週の土曜日、僕は『エビラ沢の滝』を前に釣行の準備をしていた
沢屋さんの領域であるこの滝の上を探釣するために下降用具も装着した
さあ行くぜ!
湧き水を汲んでいる人たちを横目に、茂った枝葉をかき分けて経路に入ろうとしたそのとき、、、、、
こんな看板が目に飛び込んできた
ッガ-ン!
出鼻を挫かれてしまった、機先を制されてしまった、またもやである!
諦めきれずに通行禁止の規制を無視して入ってみた
エメラルドグリ-ンの釜が美しい
数年前に入った滝上も険しいが美しい流れが続いていて溪魚の走る陰を幾つも見ていた
頭上の経路の木橋が消え失せて、草つきの先は垂直に近い岩盤がむき出しになっている
この先もおそらく状況は変わらないだろうと入溪を諦めた
つまんね~!
仕方なく『神の川』に車を向けた、仕方なしに!
ここ2~3年の神の川は釣り人が増えて最早僕にとってワクワクする溪でなくなりつつあるのだ
飛び出した岩魚も『つまんね~』とつぶやいていた
長年親しんだ溪は癒されはするが探検心を満たす新鮮さはない
ヤマメもつぶやいていた『つまんね~!』
なんか消化不良である
あと1ヶ月、9月は遠征3連チャンといきまっか!