5月は当然、千曲だしょ!
ということで熊さんとオ-ちゃんを誘ってカヌ-を2艇積み込んで中央高速をひた走った。
しかし、今年は何かが違う、初っ端から何かが違うのです。
いつもなら姥捨SAの芝生の上で酒盛りして野宿するのが恒例なのですが
寒いから中で呑も、中で寝よなんぞとやけに弱気なことをオ-ちゃんが言いやがるのです。
妙に嫌な予感を覚えながらも温かすぎる空気の中で始めたのですが
やはり酒も野宿も寒い中でやる方がどれほど生きている実感を感じることか。
明けて、この日の千曲は気温26度、快晴無風の予報でありました。
なのに現地は冷たい風が吹き、川はカフェオレ色に増水しておりました。
そしてここでもオ-ちゃんは信じられない言葉を吐きやがったのでありました。
『寒いからヤメよ!』『お前、何のために来たんだよ、川は冷たいに決まってるヤロ』
『増水してるしさ、それに釣りもあるヤン』『 、、、、、、、 』
そんな訳で今回はカヌ-ツ-リングの画像がありません。
事前に仕入れておいた情報を信じて樽川を偵察に、、、
ところが雪代が出ていて上流部の小さな流れも渡渉できないほどに増水しているのです。
仕方なく下流に移動するも20センチ以上の増水、なんと蕗の薹が流れの中にゆらめいておりました。
フライをふた振りみ振りして僕は潔くロッドを仕舞いました。
執念深い二人はそれから2時間以上も川を歩き回っておりましたが
結局、熊さんがレインボ-を1尾上げただけの貧果、当然僕には最初から分かっていたことでしたが、、、。
川沿いの山にはカタクリの群落が。赤紫色の花には異常ほどに惹かれてしまう僕は
殆どの時間をカタクリのお花畑の中で過ごすこととなりました。
それにしてもこの赤紫、なんとも妖艶な色香を漂わせているではありませんか?
いつものように『もみじ荘』で温泉に浸かって大盛り蕎麦を味わってからテン場に戻ると
ブログ友達のmalamuteさんが今夜の宴会の準備を整えていてくれました。
malamuteさんは今回初めてお会いする北信濃の釣師でカヌ-イストかつ料理人です。
大量かつ豪華な料理を前に熊さんとオ-ちゃんはついつい顔がニヤけてしまっているのです。
どうですかコレ?
手作りのスモ-クサ-モン、知り合いの肉屋さんから手に入れて下さったフィレの馬刺し1キロ
ウミガメの酢漬け、ウツボのから揚げと、もう一品は忘れましたがこんな珍味は初めての経験でした。
まるで甘柿のようなスノ-キャロットは人参の常識を覆すほどの上質な甘さに驚愕してしまいます。
とにかくこの量ならこんな宴会が5回は開けそうでしたね。
我らも一応は川原乞食料理を用意したのですが気おされてしまってついにテ-ブルに上がることはありませんでした。
ビ-ルも冷やしたジョッキもお酒も料理もすべてmalamuteさんに頼り切ったまるで川原貴族の宴会になりました。
夕闇迫るころ。
そして街灯が川面に映ってなんとも千曲です。
ところでこの男、どこぞの川原乞食に似てませんか?
体型、風貌、話す声さえもあのホリャさんにそっくりで自分の目を疑ったほどでした。
世の中にはよく似た人がいるもので、ただ違うのは、、、、、まあやめておきましょうね。
熊さんとオ-ちゃんがテントにもぐりこんだ後、僕たちは北斗七星を仰ぎながらカヌ-のことや
カミさんが何度か出て行ってしまったことや、出ていかれそうになったことなどを語り合ったり
まあ、自分の夢を追いかけたり道楽に走った男というものは所詮おなごには理解されない生き物
であることを確認しあい共感しあった夜でもありました。
翌朝、テントから這い出ると
なんとまあ、一度帰宅したmalamuteさんがまた現れてコ-ヒ-をご馳走してくれました。
おもてなしの心ここに極まれり、もてなしていただいた僕たちも美味しいコ-ヒ-とともに
感動の朝を迎えたという訳でございます。
最初から最後まで、何から何までお世話になり尽くした千曲の旅となりました。
千曲を下ることはできなかったけれど
イワナと遊ぶこともできなかったけれど
野生のカタクリに出会うことができたし
なによりも新しい友人malamuteさんに出会い語り合うことができました。
このことこそ、今回の僕たちの旅の大切な宝物だと思っています。
これからもずっと千曲を訪ねます。
そのときはまた是非カヌ-と焚火をご一緒していただけますように。
(宮古の干物を届けて下さったポジママさん、ありがとうございました)
ということで熊さんとオ-ちゃんを誘ってカヌ-を2艇積み込んで中央高速をひた走った。
しかし、今年は何かが違う、初っ端から何かが違うのです。
いつもなら姥捨SAの芝生の上で酒盛りして野宿するのが恒例なのですが
寒いから中で呑も、中で寝よなんぞとやけに弱気なことをオ-ちゃんが言いやがるのです。
妙に嫌な予感を覚えながらも温かすぎる空気の中で始めたのですが
やはり酒も野宿も寒い中でやる方がどれほど生きている実感を感じることか。
明けて、この日の千曲は気温26度、快晴無風の予報でありました。
なのに現地は冷たい風が吹き、川はカフェオレ色に増水しておりました。
そしてここでもオ-ちゃんは信じられない言葉を吐きやがったのでありました。
『寒いからヤメよ!』『お前、何のために来たんだよ、川は冷たいに決まってるヤロ』
『増水してるしさ、それに釣りもあるヤン』『 、、、、、、、 』
そんな訳で今回はカヌ-ツ-リングの画像がありません。
事前に仕入れておいた情報を信じて樽川を偵察に、、、
ところが雪代が出ていて上流部の小さな流れも渡渉できないほどに増水しているのです。
仕方なく下流に移動するも20センチ以上の増水、なんと蕗の薹が流れの中にゆらめいておりました。
フライをふた振りみ振りして僕は潔くロッドを仕舞いました。
執念深い二人はそれから2時間以上も川を歩き回っておりましたが
結局、熊さんがレインボ-を1尾上げただけの貧果、当然僕には最初から分かっていたことでしたが、、、。
川沿いの山にはカタクリの群落が。赤紫色の花には異常ほどに惹かれてしまう僕は
殆どの時間をカタクリのお花畑の中で過ごすこととなりました。
それにしてもこの赤紫、なんとも妖艶な色香を漂わせているではありませんか?
いつものように『もみじ荘』で温泉に浸かって大盛り蕎麦を味わってからテン場に戻ると
ブログ友達のmalamuteさんが今夜の宴会の準備を整えていてくれました。
malamuteさんは今回初めてお会いする北信濃の釣師でカヌ-イストかつ料理人です。
大量かつ豪華な料理を前に熊さんとオ-ちゃんはついつい顔がニヤけてしまっているのです。
どうですかコレ?
手作りのスモ-クサ-モン、知り合いの肉屋さんから手に入れて下さったフィレの馬刺し1キロ
ウミガメの酢漬け、ウツボのから揚げと、もう一品は忘れましたがこんな珍味は初めての経験でした。
まるで甘柿のようなスノ-キャロットは人参の常識を覆すほどの上質な甘さに驚愕してしまいます。
とにかくこの量ならこんな宴会が5回は開けそうでしたね。
我らも一応は川原乞食料理を用意したのですが気おされてしまってついにテ-ブルに上がることはありませんでした。
ビ-ルも冷やしたジョッキもお酒も料理もすべてmalamuteさんに頼り切ったまるで川原貴族の宴会になりました。
夕闇迫るころ。
そして街灯が川面に映ってなんとも千曲です。
ところでこの男、どこぞの川原乞食に似てませんか?
体型、風貌、話す声さえもあのホリャさんにそっくりで自分の目を疑ったほどでした。
世の中にはよく似た人がいるもので、ただ違うのは、、、、、まあやめておきましょうね。
熊さんとオ-ちゃんがテントにもぐりこんだ後、僕たちは北斗七星を仰ぎながらカヌ-のことや
カミさんが何度か出て行ってしまったことや、出ていかれそうになったことなどを語り合ったり
まあ、自分の夢を追いかけたり道楽に走った男というものは所詮おなごには理解されない生き物
であることを確認しあい共感しあった夜でもありました。
翌朝、テントから這い出ると
なんとまあ、一度帰宅したmalamuteさんがまた現れてコ-ヒ-をご馳走してくれました。
おもてなしの心ここに極まれり、もてなしていただいた僕たちも美味しいコ-ヒ-とともに
感動の朝を迎えたという訳でございます。
最初から最後まで、何から何までお世話になり尽くした千曲の旅となりました。
千曲を下ることはできなかったけれど
イワナと遊ぶこともできなかったけれど
野生のカタクリに出会うことができたし
なによりも新しい友人malamuteさんに出会い語り合うことができました。
このことこそ、今回の僕たちの旅の大切な宝物だと思っています。
これからもずっと千曲を訪ねます。
そのときはまた是非カヌ-と焚火をご一緒していただけますように。
(宮古の干物を届けて下さったポジママさん、ありがとうございました)