山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

北アルプス 左俣谷へ

2015-08-18 21:31:24 | フライフィッシング
山旅や沢旅は結局のところ天候次第の旅となる。
計画していた今年の黒部も昨年と同様に雨マ-クが点滅して中止の決断を強いられた。

止む無く行先を変えて、1日だけ北アルプスの左俣谷で遊ぶことができた。
前夜は奥飛騨の道の駅で呑んで野宿、寒いくらいの気温で虫もなく快適に熟睡できた。





車止めから30分ほど歩いて渓に降りてみる。





同行してくれた餌釣りのNさんは入渓早々に岩魚を釣り上げた、これは2尾目の22センチ。





抜群の渓相、ジンクリアな流れ、魚影もそこそこ、だけど水が冷たくて朝方はまったくドライフライに反応がない。





2時間余り遡行して、暑さに堪らずにビ-ルタイム
キンキンに冷えたビ-ルが炎天下に晒された体に沁みわたる、旨し!

ここは右岸も左岸も正面も突破することができずに、、、、、、





やむなく左岸を巻いてゆく、こんなときNさんの突破力が頼もしい。





登山道に上がると、こんな道標が!
天候に恵まれたら僕も9月には双六、黒五、鷲羽、水晶、雲の平を巡りながらロッドを振る積りでいる。





大岩をよじ登りながら遡行するのは実に楽しい。





釣れなくても、こんな峪で遊べるならそれだけで幸せを感じてしまう。





水温が上がり始めるとドライフライへの反応が良くなってきた。
午前11時過ぎ、僕のフライにもようやく会心の1尾が出てくれた。





渓相は相変わらず素晴らしい。





2尾目、これもいい岩魚だ。





この先1時間ほど遡行したところでまた突破できない壁にぶち当たってしまった。




午後2時過ぎだし、まだ昼飯前だし、空腹でもあるし
竿を畳んで登山道に這い上がり小屋まで歩くことにする。
外のベンチでは双六から下山した人たちがくつろぎ、小屋内では双六方面を目指す宿泊者が寛いでいた。





小屋でNさんの焼き鳥缶をつまみにビ-ルをやってから遅い昼飯にありついた。
そうめんとカレ-ライス、最近の小屋飯は美味しくなったものだとつくづく思う。





小屋から戻る途中の水場に、20匹を超えるアサギマダラが羽を休めていた。
これからまた何百キロもの旅をするのかと思うとなんだか羨ましくもあり気の毒でもあり、、、、





旅の終わりはいつもの飛騨牛を食べたい。
ひらゆの森で温泉に浸りロ-スとハラミを頂いた。







そして〆のお蕎麦、手打ちが品切れになってしまったのが何とも恨めしい







今年もまた雨に阻まれた黒部であったけれど、左俣谷もそれなりに楽しめた。

9月、また黒部でロッドを振れるようにと天に祈ろうか!

(同行して頂いたNさんに感謝です)
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爆跳 空飛ぶ山女魚!

2015-08-09 15:02:56 | フライフィッシング
相変わらず酷暑が続きますねえ
殺人的とも言えるこの酷暑、皆様はどのように克服されているのでしょうか?

僕は土曜日、小さな沢の木陰に身を横たえて日がな一日惰眠をむさぼることに致しました。
キンキンに冷えたビ-ルをやりながら、冷たい沢水で〆たそうめんをすする、夏はこれに限りますよねえ。

でもって、せっかく沢に来た訳ですからね、先ずはちょっとだけロッドを振りましょうかね。
結果を先に言っちゃいますとね、もう爆跳というか爆翔、しかも見事に型揃い、こんな日もあるんですねえ。

フライは14番のメイフライ、真夏にメイフライかって?
だってメイフライしか持ってこなかったんだもん。
そんでもって、フィ-ディングレ-ンにフライを乗せる、カポッ、来た~、ドリャ~、ヒュ-ン!
♪ヤマメ~が飛ん~だあ~♪ あれっ、飛んだのはカモメでしたっけ?






手にしたのは見事な尺三寸、もとい、ただの三寸、このサイズだとホントにビュンビュン飛ぶのです!
それにしても、くっきりしたパ-マ-クといい朱線といい美しいではありませんか。
しかも自分の口より大きいフライに食らいつく姿なんて、思いっきりメロンにかぶりつく孫の姿を彷彿とさせるのでございます。






そして2尾目、やった~1センチのサイズア~ップ!
ポイントごとにおもしろいように釣れて1時間で20尾ほど、
それも3寸前後の型揃い、これって○ボ脱出と言っていいのかしら?






充分に満足(嘘)したので隣の沢に移動です。
ココ、冷たい沢の木陰でとっても涼しいんです。
カイワレにサ-モンを巻いて、ロックアイスで冷やしたビ-ル、夏はこれに限りますね。






茹でたアスパラにベ-コンを巻いて、油を使わずに軽く炒めます。
独りでのんびりするにはこんな小さな沢の木陰がいいのです。






ビ-ルと缶チュ-ハイを十分に楽しんだ後は冷たい沢水で〆たそうめん。
つゆは、すだちおろしと






かつお出汁の効いたぶっかけうどんの素を試してみました。
どちらが美味しかったかというと、やはりシンプルなこちらに軍配が上がります。
この小さな濃縮のつゆ、嵩張らないので山旅や沢旅に使えそうですね。





ちゃちゃっと川飯を楽しんだ後は
涼しい木陰で心ゆくまで昼寝です。
午後2時半頃、雨が降り出したのですが
気持ちよくって起きられませんでした。

無駄に過ごすこんな休日もたまにはいいものですね!

コメント (30)
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中央アルプスの渓

2015-08-05 00:38:46 | フライフィッシング
8月1日の土曜日、疲労困憊で一日中ク-ラ-の効いた部屋で身を横たえていた。
日曜日、疲れの癒えぬまま今年3度目の釣りは中央アルプスの渓、清冽な流れと青い空が目にまぶしい。











精力的に釣り続けるNさんを横目に僕は独り馬刺しでビ-ルをやって昼寝を決め込む。








ここを訪れたらお決まりのように、こまくさの湯で汗を流してから味わい工房で駒ケ根の地ビ-ルを頂く。
熱中症になってしまったのだろうか、今回は2杯目のビ-ルが喉を通らなかった。
この夜は誰もいなくなった公共施設の軒下を借りて幕も張らずに野宿をした。




翌日は2本の渓を釣ったのだけれどバラシの連続に集中力も途切れる。
持参したソ-メンや食材も出番がなかった。
やはり渓に出たら川飯を楽しんで、日陰でのんびり昼寝をするのが性に合っている。
















来週末は、冷たい沢水で〆たそうめんを、かぼすの効いためんつゆで味わってから心行くまで午睡を楽しもうか?

コメント (26)
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