山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ネイティブの峪

2016-05-08 00:58:03 | フライフィッシング
山が見事な藤色に染まるこの季節、いよいよドライフライの盛期が始まろうとしています。
GWの終盤、ネイティブ岩魚と遊ぼうと幼馴染のオ-ちゃんと北関東と信州へと2日間の釣り旅に出かけました。








岩魚の活性が低い早朝は沈めて釣るオ-ちゃんの独壇場で早くも尺上岩魚を仕留めます。

 



午前10時を過ぎて気温が上がりはじめるとドライフライへの反応も活発になりますが中々どうして、、、
渓の中央の不安定な石に乗ってフライをキャストするとデカイ黄金岩魚が喰いついてきたのですが
岸に戻ろうと石に飛び移ろうとしたらバランスを崩して右半身が水中に嵌ってびしょぬれ、折角の黄金岩魚をバラしちゃった。





今度こそはと巻き返しにキャストしたら何とロッドティップがすっぽ抜けてちゃいまして
ヤバイと思ってこれを手繰り寄せていると遥か向こうで針がかりしたデカイ黄金岩魚がバシャと跳ねたではありませんか。
なんとかものにしようと更にラインを手繰って目の前に岩魚を寄せたところでティップ先端のガイドが岩魚の口に触れてまたバレちゃった。

そんなことの繰り返しで、ようやくランディングしたのがこの8寸岩魚、見事な柿色が美しいのですが返す返すも取り逃がした尺上が恨めしいなあ。





結局この日は二人とも3尾づつの激渋、冷えた体を立ち寄り湯で温めてから道の駅に幕営して反省会と相成りました。
反省会も終わってシュラフに潜り込もうとしていたとき、何とも不思議な出会いがあったのですがそれはまた次の機会にでも。





翌日は、きのうの憂さを晴らそうと上野村漁協に立ち寄って神流川の特設釣り場をリサ-チ。
予約もがら空きで、ハイパ-ヤマメがいて爆釣かもな~んて妄想しちゃって3500円の釣り券買っちゃった。
もっともこの漁協の一般河川の釣り券も2500円とお高いので特設釣り場の1000円増しはお買い得かもね。





ということで、これがこの日最大のハイパ-ヤマメ、惚れ惚れしちゃうサイズでしょ?
さも僕が釣ったように撮影していますが、これはオ-ちゃんの獲物です、もうずっしりと重いのです。





もう満足して、午後は信州に抜けて抜井川上流を釣ろうと特設釣り場を後にしたのですが生憎雨が降り始めて辺りは真っ暗に、、、





こうなったらもう釣りは諦めてビ-ルとお蕎麦とお昼寝しかありませんわね。










いやぁ、美味しゅうございました。
釣りの後はなんといっても温泉とビ-ルとお蕎麦に尽きますね。

激渋の初日、ネイティブ岩魚は賢こかった!
2日目は雨に祟られましたがハイパ-ヤマメは見事でした!
抜井川の釣りは断念しましたが、美味しいお蕎麦に出会えて満足な釣行となりました。

釣りは刺身のツマ、やはり美味しいものに出会える幸せに勝るものはありませんね!







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解禁の渓

2016-05-03 16:51:04 | フライフィッシング
今年は雪が少なかったためか季節の進むのが少し早いようで
GWに満開となる小菅村の桜は既に葉桜になっていたし
コシアブラもこのとおり食べごろをとおに過ぎていた。





そんなポカポカ陽気に誘われて今年は例年よりも早い解禁釣行となった。
今回は釣友のヒロキチちゃんが大切にしている渓の最上流部に入らせてもらう。
狭い林道を1時間ほど走って夕刻に車止めに辿り着くと釣り人の車は陰もなく
早々に幕営してから夜通し燃やせるだけの薪を集めて宴会の準備に取り掛かる。





今回は北国の友が送ってくれた行者ニンニクがたっぷりある。





行者をふんだんに使って豚バラを炒める、これが一番うまい!





出かける直前まで仕事をしていた僕は9時前には眠くなってシュラフに潜り込んだ。





12時半、小用にテントから這い出すとオ-ちゃんとNさんは翌日分の酒まで飲み尽くしてロレツが回らなくなっていた。





翌朝4時半、車中泊していたNさんが3人の釣り人に起こされて
これから原チャリで最上流部に入るとの宣告を受けたという。
釣りよりも渓飲渓食を大切にしている釣り師の悲しい末路がこれである。





釣果を諦めると一気に気が楽になり行者入りのラ-メンが極上の味に変わる。





ゆっくり支度をして歩きはじめると、シドケが目について若芽を少しだけ摘んだ。





オ-ちゃんとNさんは1時間ほど歩いてから最上流部へと釣りあがり
僕は途中の枝沢でチビ岩魚を釣ってから二人の後を追ってゆっくり釣りあがる。





この流れからもチビ岩魚しか出ないけれど新緑の渓を歩くのはなんとも気分がいい!
(ちなみに、ここは小菅の渓ではありません)





午前10時を過ぎるころから途端にドライへの反応が良くなり始めて会心の一尾が!
痩せてはいるけれどサイズは25~26センチとこの季節としては先ずまずでしょうか。










立て続けにもう一尾、ちょっとサイズアップか?
フライは#14のメイフライ、山岳渓流はフライセレクトに気を遣う必要がないのがいい。





充分に満足したので渓畔でひとり川飯を楽しんだ。
ほろ苦いシドケとハムステ-キでビ-ルがすすむ。



車止めに下って二人の釣果を聞くとあまり芳しくないようで
ヒロキチちゃんにいじめられている岩魚が日ごとに賢くなっている証ということか。
まあ、何はともあれ無事解禁を迎えられたことに感謝です。



さて、後半は何しましょ?





コメント (34)
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