山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

解禁は神の川で!

2012-05-13 22:49:34 | 川飯.B級グルメ
5月13日、ようやく解禁を迎えることができました。
ここは僕のホ-ムともいえる神の川、度重なる大水で荒れ果ててしまったとはいえ
奥に入れば丹沢の黒部と言わしめたその面影をまだまだ色濃く残しています。

今日は本流を熊さんとヒロキチさんと僕とで三人三様の釣りを楽しみました。
先ずは堰堤大好きの熊さんは餌釣りで6~7寸ほどのヤマメを立て続けに抜き上げます。

それにしても水の美しさは変わりませんねえ。





ヒロキチさんはテンカラで大場所を狙います。
この辺りは大分復活していますね。





フライの僕はイワナ狙いで岩陰や巻き返しを叩いて上がります。





23センチ、ヒレピン、しかもグリ-ンバックのそれはそれは美しい岩魚でした。
20センチ以上はキ-プして塩焼きにする約束だったのですがこんな美しい岩魚を殺せるわけがありません。









さあ、釣ったら呑む!
今日の目的は釣りよりもこれなんですよねえ。
しかもこの二人は昨夜も大河原で呑んで野宿、つまり2連チャンという訳です。






ヒロキっちゃん特製の焼肉のたれで焼いた絶品の手羽焼き





今回の僕のテ-マは『赤ウインナは不味い』の証明
先ずはじっくり炒めた赤ウインナのマヨかけ、う~む旨いじゃん!
熊さんとヒロキっちゃんにも勧めてみると意外にもウマイの連発、大分酔ってるのか?
いや違う、ウマイ、本当に旨いのだ、まさかこの安いひき肉に人の脳神経を麻痺させてしまう媚薬が、、、

 



再確認のためにアスパラに赤ウインナとシャウエッセンを投入して直接対決を試みた。
3人のウマイは赤ウインナで一致した、これはきっと何かの間違いである筈だ、酔いのせいかも、、、



 






ヒロキッちゃんのシメジと鶏のホイル焼き、香り付けのごま油がなかなか、、、
先週ボブさんの血を吸った石砂山の山ビルの塩漬け、これをレバ-ペ-ストの上に乗せるとこうなります。


 




〆は汁なし坦々麺、ラ-油を適度にかけると見かけによらずうまうまでした。


 




最後に爆弾投入現場をご覧あれ!
缶チュ-ハイと25度の焼酎をほぼ同量注ぎ込みます。
僕はこんなバカなことは決して致しません、ただやらせて笑っているだけです。
熊さんはすでに爆弾3発くらってますが、チンパンジ-のパン君ばりの受け口でまだやる気満々です。







そして仕舞にはこうなります、当たり前ですわねえ!


 



午後5時前、偶然にルア-Kちゃんに遭遇
四日前に某沢を遡行していて置き忘れた大事なルア-を探しにきたそうです、なんと間抜けな!







まあ何はともあれ無事解禁を迎えられたというお話でございました。

そしてこれからは赤ウインナ党に入党するハメになったというオチでございます(悲)

コメント (36)
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初夏 純白のドレス

2012-05-05 23:18:04 | 山歩き.散歩
立夏と相前後してこの山にはギンリョウソウが咲き始めます
このひと月の間、華麗な舞を披露してくれた春の女神たちはこれを境に山から姿を消すのです。
ひっそりと咲き始めたであろうギンリョウソウに逢い、去りゆく春の女神に別れを告げようと午前6時に登り始めました。

眩いほどの新緑、やっぱり春の山はいいですね!







ミツバツツジも花を落として山ツツジへと主役は交代します。







今日は牧馬峠からのル-トを選びました。







朝露を含んだカントウカンアオイの深緑が美しい!
葉の裏には来春の開演を待つ舞姫たちの卵が息づいていました。
卵から孵化した幼虫たちはカンアオイの葉を食べて成長し蛹となって落ち葉の下で厳しい冬を越すのです。
この山の、この営みが、健全に、永遠に、続いて欲しいと願わずにはいられません。




 






山ビルの被害がないようにと登山道は落ち葉がきれいに掃き清められています。
岐阜蝶を守る会の方々には頭の下がる思いでいつもこの道を歩いています。







ギンリョウソウ、別名ユウレイタケなどとも呼ばれているようですが

僕は純白のドレスを着た花嫁や貴婦人を連想してしまいます。
清純と妖艶を併せ持つこの透き通るような純白に魅了されてしまうのです。














この辺りから頂上までの急登が始まります。








ナラの大木の根の洞(うろ)に溜まった雨水が鏡のように新緑と青空を写していました。
自然の造形美、自然の造り出す偶然と必然、すべてが不思議の宝庫です。







頂上へと続く尾根道に出ました。
こんな平坦な稜線歩きだけならどんなにいいことでしょうか。








道草しながら2時間もかかったのに僕が一番乗りでした。
ほどなく4人の若い家族が登ってきました。
聞けば今日この山が5歳の息子さんの記念すべき初登頂なのだそうです。
4人並んだ記念写真のシャッタ-を押させていただきました。
これを機に山が好きになって、これからずっと山と触れ合っていかれればいいですね。







今日の朝食はラ-メン、味付け卵ととろとろの角煮が美味しかったあ
禁煙の薬の副作用を抑えるために今日は吐き気止めを飲んできました。







午前8時半から9時半まで断続的に3頭の舞姫が現れただけ。
終わりゆく季節を思うとなぜか寂しさが募ります。












10時前に下山するまでに会った登山者は9人
東海自然歩道を歩く人たちばかりで岐阜蝶に興味を示す方はおりませんでした。







山ビルがいなかったこの山にも数年前から被害が出始めました。
これから山ビルの活動期、僕はまたヒルがおとなしくなる秋と冬に歩こうと思います。





コメント (32)
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