教師たちよ、そんな生き方でいいのか？

義務教育の中で、生徒一人に費やす税金は年間およそ６０万円と言われる。
その多くが教員たちの人件費である。今、ちょうど夏休み。教師達もしっかり遊んでいる。１ヶ月以上の夏休み期間、仕事もせず研究もしない教師達に給与を支払っていいのか？

私が小中学生の頃、それを知った。休み中の登校日はなぜあるのか？
教師達の給料日に併せて登校日が決められていた。子供ながらに幻滅したものである。先生達が教師になった理由を聞いてまた幻滅した。休みがたくさんあるから！

つい先日、また知ったことがある。ある若い市議会議員が追求し続けている問題でもある。今、教師達は夏、冬、春の長期の休み以外に研修の為の有給休暇がある。

その市議会議員の調査結果はこうである。
研修休暇を取るために校長に提出する申請書には（研修内容　読書、研修場所　自宅）。１８日間の休暇を取ったこの教師の成果報告は、読書３冊、読書感想文１冊につき３行。合計９行が１８日間の研修の成果である。ハァアア！でしょ。
私が１８日間も研修休暇をもらえたら、嬉しくて３０冊は読んじゃうけどね

校長は、この成果を立派な成果として承認し、かくして１８日間の自宅研修にたいして給与が支払われた訳であります。殆どの教師が研修休暇をたっぷりとって、信じられないような成果報告をし、信じられないような校長の『良く出来ました』のはなまるハンコが押されているのです。正直に言っちゃいましょうよ、研修休暇ってタダのズル休みでしょ。最初からそう言えば良かったものを。でも世間の常識は『ｎｏ　ｗｏｒｋ　ｎｏ　ｐａｙ』。ズル休みに給与はないのです。

横浜市では、研修の申請内容と研修成果をきちんとチェックすることにしたそうだ。するとどうだ。研修の申請が教師一人あたり年間０．６日に減っちゃったんだと。１０分の１以下になっちゃったんだと。だって、きちんとチェックされたらズルサボリ研修だって事がバレちゃうもんね。

かの市議会議員、『その感想文を見せて欲しい』。校長、『個人情報だから見せられない』。当然でしょ、個人情報として守ってあげなければ教師達は世間に恥をさらしちゃうものね。こんなもの生徒になんて絶対見せられないでしょ。
『何これ、先生書いたの、信じられな－い、たった３行かよ－、３行で何書けるの－、これ感想文になってないよ－！』。恥ずかしいね。

感想文てどう書くの？『この本には、こういうメッセ－ジがあって、特にこことこの部分に共感した。これからの教育現場においては具体的にこれに学んでこういう風に実現してゆきたい』。ここまで書こうとしたら３行ではチト無理かも－！

教師達よ！教師の使命はなんだ？生徒達を導くために、教師として人生の先輩として恥ずかしくない生き方をしているか？胸に手を当ててもう一度考えてみよ！
そんな考え方やそんな生き方で本当にいいのか？