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山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

プロとアマチュアのちがい

2006-06-25 22:53:37 | 独り言
ワ-ルドカップで日本代表は不甲斐なく敗退した。不様の一言である。

試合後のインタビュ-に応える選手の言葉にプロとしての意識を感じることができなかった、中田ヒデ以外は。
『残念だが次につなげたい』。アマチュアの答えである。次があると思うな!

現地でのサポ-タ-も同類である。
『選手は良くやった。次を信じてます』。次も同じ結果になる。
不様な選手になぜ檄をとばさないのか?

帰国した選手を大騒ぎで出迎えるファンの連中も同類である。
選手の精神もアマチュアであるし、ファンもサポ-タ-もアマチュアチ-ムの応援団と同じである。これでは勝てる訳がない。

プロとアマチュアの違いはなんだろうか?
アマチュアは結果も大事であるがプロセスが評価される。

数年前、私の母校の高校も甲子園に初出場した。一回戦に勝ち二回戦で敗退した。
初出場で一回でも勝てれば十分だよと言ってもらえる。
一回も勝てなくても、甲子園に出られただけでも十分だよと評価される。

甲子園に出られなくても、厳しい練習に耐え抜き、夏休みも冬休みも練習に明け暮れ、3年間やり抜いた根性が素晴らしい。この経験は必ず将来に生かされる。
こう言って3年間頑張りぬいたことが評価される。アマチュアだからこそである。

プロはどうだろうか?
プロは結果がすべてである。プロセスなどどうでもいいことである。
これを明確に言葉にしたのは中田ヒデだけであった。あのチ-ムの中にプロ選手は
中田ヒデしかいなかつたのだろうか?

『ド-ハの悲劇』から何を学んだのだろうか?どれだけ成長したのだろうか?

技術的には確かにレベルアップしたと思う。しかし、他国のチ-ムよりも更にレベルアップしていないのであるから立ち止まっていたのと何も変わらない。
勝利への執念も大和魂も衰退してしまった。

オリンピックで銅メダルを勝ち取った釜本や杉山の時代に比べれば、この衰退は更に顕著である。選手とサポ-タ-がアマチュア精神でいる限り、決勝リ-グ進出は一生無理である。
コメント
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