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山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

諸悪の根源はシステムにあり(パ-トⅡ)

2006-06-12 09:19:32 | 独り言
きのうは監査法人の不正監査の話をしました。
これと似たことは企業などの経理部門にも言えませんか?

企業や信用金庫などで時々ありますよね。真面目そうで目立たぬ女子社員が数億円もの横領事件なんか起こしちゃって。あれはいったい誰が悪いと思います?
図々しく横領し続けた行かず後家のおんな?ブ--ッ!
行かず後家のおんなをだまして貢がせ続けたヒモおとこ?ブブ--ッ!

違うんですよ。一番悪いのは、不正を生ませるシステムなんですよ。
真面目そうだから、勤続年数が長いから、責任感が強いから、すべてを任せられる能力があるから。そんな理由ですべて任せちゃう。任せた後は何もチェックせず。
これじゃあ『どうぞ不正をして下さい』とお願いしているようなもんでしょう。

少なくとも、出金伝票を書く人、銀行でお金を引き出す人、そのお金を受け取って帳簿につける人、そのお金を支払う(使う)人、つまりそれぞれの担当者を置いて相互にチェックするシステムを作らないと不正は後を絶ちません。

悲しいことですが、仕事の現場では性悪説を採るべきで、性悪説を前提にしたシステムを作る必要があります。牽制システムが甘いと、人はつい魔が差してしまうのです。こうなると、不正をされた会社も大変ですが、魔が差してしまった社員はもっと悲劇で一生を棒にふることにもなりかねません。

御社のシステムは大丈夫ですか?
可愛いスタッフの人生を本当に大切に思うのなら、是非『魔が差さないシステム』を是非是非ご検討下さい。
コメント (3)
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