先週の金曜、内田吐夢回顧上映会のチラシがやっと出来上がった。すでに新文芸坐のスタッフがあちこちの映画館に送ったはずなので、東京では出回っているかと思う。錦之助映画ファンの会の皆さんには、今日の午後、メール便で郵送したので、明日かあさってには届くと思う。(8月30日に東映京都撮影所で催される「月形龍之介・哲之介を偲ぶ会」のチラシも同封したので、これもご覧いただきたい。)
吐夢上映会に関しては、上映作品と日程に変更点はない。トークショーのゲストがすべて決まったので、それだけここに記しておく。
8月6日(金)は、淡島千景さんにお越しいただくことになった。『酒と女と槍』に出演されているので、ぜひゲストにとお願いしたら、すぐにOKしてくださった。淡島さんには昨年の5月、一度お目にかかったことがある。新文芸坐の「淡島千景特集」でトークショーがあった時、控え室へご挨拶に伺って、10分ほどお話をした。淡島さんは錦ちゃんと何度も舞台で共演したことがあり、「一心錦之助」を差し上げたらページをめくってとても懐かしがっていらした。そのとき、何かあったら協力しますから、事務所に連絡するようにと嬉しいお言葉をいただいた。淡島さんはあれほどの大女優なのに、折り目正しく、しかも大変気さくな素晴らしい方である。6日のトークショーの聞き手は私が務めることになるが、今回は錦ちゃんの話ではなく、吐夢さんと多分大友柳太朗の話になると思う。淡島さんから錦ちゃんの話をお聞きするのはまた別の機会ということになってしまったが、ご勘弁願いたい。
8月10日(火)は、入江若葉さんと星美智子さんのお二人がゲストということになった。この日は、『宮本武蔵』と『大菩薩峠 第二部』を上映するので、星美智子さんにもお声をかけたところ、二つ返事で快諾してくださった。わざわざ内田有作さんが星さんの連絡先を調べてくださり、電話で内諾を取った上で、また私が星さんと電話でお話しして直接お願いした。星美智子さんは、ちゃきちゃきの江戸っ子で、話す、話す。昔の映画について話し出したらもう止まらないという感じで、この日だけで電話で3回お話したのだが、トータル1時間くらい話したと思う。とても83歳とは思えない。少し足がお悪いそうだが、タクシーでいらしてくださるようお願いしておいた。錦ちゃんの話も電話で伺った。錦ちゃんとは江戸っ子同士でとても気が合い、一緒に仕事していて楽しかったとおっしゃっていた。一部紹介すると……。
錦ちゃんがね、「ちょっとウンコしてくる」(星さんの言葉そのまま)って言って急にいなくなったのよ。待ってても、なかなか帰って来ないの。一時間経っても帰って来ないのよ。バカにしてんじゃない。錦ちゃん、あたしをすっぽかしてどこかへ逃げちゃったのね。
あたし、錦ちゃんの相手役をやった『青雲の鬼』がまた観たいのよ。あれはイイ映画だったわ。思い出もいっぱいあるし……。
星さんにはまた今度ゆっくりお話を伺いたいと思っている。
8月11日の最終日は、三國連太郎さんも高倉健さんもどうしても都合がつかず、結局内田有作さんに締めをお願いすることにした。有作さんは、吐夢さんのことを一番良く知っている方なので、内田吐夢という人物の良い面も悪い面も洗いざらい話していただくことにした。多分40分では収まらない気がする。聞き手は、鈴木美潮さんを予定している。彼女は、大の仮面ライダー・ファンで、有作さんとはそのつながりで知り合い、今やまるで父と愛娘のような関係である。鈴木さんは、読売新聞文化部記者でテレビやラジオにもよく出演していて、またいろいろなイヴェントを企画している才女である。でも、どうなることか。ちょっぴり心配である。
吐夢上映会に関しては、上映作品と日程に変更点はない。トークショーのゲストがすべて決まったので、それだけここに記しておく。
8月6日(金)は、淡島千景さんにお越しいただくことになった。『酒と女と槍』に出演されているので、ぜひゲストにとお願いしたら、すぐにOKしてくださった。淡島さんには昨年の5月、一度お目にかかったことがある。新文芸坐の「淡島千景特集」でトークショーがあった時、控え室へご挨拶に伺って、10分ほどお話をした。淡島さんは錦ちゃんと何度も舞台で共演したことがあり、「一心錦之助」を差し上げたらページをめくってとても懐かしがっていらした。そのとき、何かあったら協力しますから、事務所に連絡するようにと嬉しいお言葉をいただいた。淡島さんはあれほどの大女優なのに、折り目正しく、しかも大変気さくな素晴らしい方である。6日のトークショーの聞き手は私が務めることになるが、今回は錦ちゃんの話ではなく、吐夢さんと多分大友柳太朗の話になると思う。淡島さんから錦ちゃんの話をお聞きするのはまた別の機会ということになってしまったが、ご勘弁願いたい。
8月10日(火)は、入江若葉さんと星美智子さんのお二人がゲストということになった。この日は、『宮本武蔵』と『大菩薩峠 第二部』を上映するので、星美智子さんにもお声をかけたところ、二つ返事で快諾してくださった。わざわざ内田有作さんが星さんの連絡先を調べてくださり、電話で内諾を取った上で、また私が星さんと電話でお話しして直接お願いした。星美智子さんは、ちゃきちゃきの江戸っ子で、話す、話す。昔の映画について話し出したらもう止まらないという感じで、この日だけで電話で3回お話したのだが、トータル1時間くらい話したと思う。とても83歳とは思えない。少し足がお悪いそうだが、タクシーでいらしてくださるようお願いしておいた。錦ちゃんの話も電話で伺った。錦ちゃんとは江戸っ子同士でとても気が合い、一緒に仕事していて楽しかったとおっしゃっていた。一部紹介すると……。
錦ちゃんがね、「ちょっとウンコしてくる」(星さんの言葉そのまま)って言って急にいなくなったのよ。待ってても、なかなか帰って来ないの。一時間経っても帰って来ないのよ。バカにしてんじゃない。錦ちゃん、あたしをすっぽかしてどこかへ逃げちゃったのね。
あたし、錦ちゃんの相手役をやった『青雲の鬼』がまた観たいのよ。あれはイイ映画だったわ。思い出もいっぱいあるし……。
星さんにはまた今度ゆっくりお話を伺いたいと思っている。
8月11日の最終日は、三國連太郎さんも高倉健さんもどうしても都合がつかず、結局内田有作さんに締めをお願いすることにした。有作さんは、吐夢さんのことを一番良く知っている方なので、内田吐夢という人物の良い面も悪い面も洗いざらい話していただくことにした。多分40分では収まらない気がする。聞き手は、鈴木美潮さんを予定している。彼女は、大の仮面ライダー・ファンで、有作さんとはそのつながりで知り合い、今やまるで父と愛娘のような関係である。鈴木さんは、読売新聞文化部記者でテレビやラジオにもよく出演していて、またいろいろなイヴェントを企画している才女である。でも、どうなることか。ちょっぴり心配である。