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牛肉ときのこのオイスターソース炒め


 私はきのこが大好きです。中華料理は料理するのも食べるのも大好きです。そんなわけで今夜はきのこを使った中華です。肉ときのこの中華です。肉は牛肉を使いました。牛もも肉です。中華の肉というと豚肉ですが、牛肉の中華もなかなかおいしいですよ。きのこはエリンギとしめじを用意しました。
 牛肉は軽く炒めます。塩コショウします。そこにエリンギとしめじを加えて炒め合わせます。さて、味付けです。醤油、酒、砂糖、それにオイスターソースを忘れてはいけません。さっと炒め合わせます。ちゃちゃと作りましょう。中華はもたもたしていてはいけません。
 
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木の実の炒飯


 炒飯はときに無性に食べたくなる時がある。と、こんなことをいってるが、ラーメンやカレーでも同じようなことをいってたりして。ようするに食いしんぼうなだけだ。
 などといいつつ炒飯を調理するのである。で、モンダイは炒飯にナニを入れるかだ。卵と長ネギだけのシンプルなのもいいが、こんかいは、ひとつかわったモノを入れるぞ。木の実だ。炒飯の具に木の実を入れるぞ。くるみ、アーモンド、カシューナッツを用意した。これらの木の実を砕いて、炒飯に混ぜ込みのである。木の実がコツコツと歯に当たって、なかなか心地よい炒飯となった。
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神樂坂隧道


 西秋生       西秋生作品集刊行委員会

 出色の短編幻想小説集である。昨年、早世した西秋生の初めての作品集。西は神戸を題材とした著作は「ハイカラ神戸幻視行」があるが、小説集が世に出たのは初めてだ。
 西秋生はもともとはSFを出発点とした作家。大学のクラブはSF研究会だった。眉村卓がパーソナリティを務めた深夜ラジオ番組「チャチャヤング」の常連投稿者となり、その後、筒井康隆主宰の同人誌「NULL」に入会。同誌にショートショートを投稿、あの筒井さんをして「完璧」といわしめた。今まで、「知る人ぞ知る」的な作家だった西秋生の作品が、こうしてまとめて読めるわけだ。
 内容は、西のエッセイと9編の短編小説。それに、眉村卓、高井信、かんべむさし、江坂遊、井上雅彦、森下一仁、堀晃、大町聡、西ゆかりの八氏の追悼エッセイ。あとがきは夫人の妹尾凛が書いている。
「1001の光の物語」12段の文章の光の点の集合体。一つ一つがハイカラモダン。タルホ的文章のルミナリエ。
「マネキン」兄貴は壊れたマネキン。筒井康隆が完璧といった作品。
「走る」バイクで走る。走り続ける。
「いたい」幻肢痛。姉さんは何を失ったのだ。
「星の飛ぶ村」村にUFO。村人は気にしない。それより神かくしの方が気にかかる。
「チャップリンの幽霊」実はチャップリンは神戸で死んだ。その神戸は新開地に新聚楽館ができる。西秋生ならではの摩訶不思議玄妙な架空歴史モノ。
「神樂坂隧道」神樂坂の隧道に招き入れられた主人公。隧道の中は妖しげな見世物小屋がある不思議な世界。旧かなづかひで書かれた傑作ホラー。
「翳りのそしてまぼろしの黄泉」大事件が続いている。夜見湖で見つかった不思議な二体の死体。それをネタに3人の作家が競作する。
「5:46」5:46とは1995年1月17日午前5時46分のこと。阪神大震災の瞬間を濃密に描写。
 かえすがえすも西秋生の早すぎる死が惜しまれる。年とって年季を経た西がどんな素晴らしいモノを書いていたことか。
 この本はオンデマンド出版。ご注文はこちらからどうぞ。

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12月になりました


 12月になりました。こまったもんです。カレンダーもあと1枚を残すのみとなりました。さしたることも成さずに、ただただ馬齢を重ねる1年でありました。
 11月21日から28日まで入院しておりました。自己導尿している関係で、前立腺に細菌が感染して、40度の熱を発しました。このため、手術は正月あけに延期です。
 きのう、かかりつけの泌尿器科に行って、尿の検査をしてもらいました。まだ、少し菌が検出されるとのこと。抗生物質の服用はまだ続けなくてはなりません。こんどこそ無事手術を受けたいので、この12月はあまり出歩かないで、家でおとなしくしているつもりです。
 例年ですと、正月に飲むお酒の算段をしているころですが、こんどのお正月はお酒なしです。5月の入院以来、もう半年も禁酒です。ほんと、こまったもんです。
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とつぜんSFノート 第83回

 小生には収集癖はない。お仲間のSFもんには、その癖のあるご仁が多々おられる。SFマガジン創刊号から全巻持っているとか、ハヤカワの銀背コンプリートとか。さぞかし家人に迷惑がられながらコレクションを維持しておられるだろう。金満家ならば専用の書庫などを設えることもできようが、普通の人ならば、家人との、家事スペースか、本の収容スペースか、の領土拡張戦争を繰り広げておられるだろう。
 電子書籍は普及すれば、本の置き場に困らない、という意見もあるが、ことコレクターに関しては、この意見は当たらない。コレクターは本という物体が好きなのだ。表紙、裏表紙、背中、小口を備えていて、手に持てば、紙の手触りを感じる。本棚にズラリと並ぶ背表紙をながめたい。電子書籍ではこうはいかない。
 小生の世代ならだれでも、子供のころにやった切手蒐集も小生はやったことがない。このような小生は、異質なのだと自覚はしているが、そもそも使いもしないものを集めて、何が面白いのだと思うわけ。確かに切手とか、コインとかは集める行為そのものが文化であることは理解しているつもりだが。
 本の収集は、目的意識を持って集めれば、大きな文化的意義となる。その代表的な例が故野田昌宏氏のコレクションだ。それまで紙クズでしかなかった、戦前の古いアメリカのパルプSF雑誌を大量に収集され、研究、分析、そして野田さんが他のコレクターと大きく違うのは、そうして得た知識を、惜しげも無く、広く公開して、小生たち後輩のSFもんに、SFの楽しさを伝えたことだ。そのため野田さんは大きな犠牲を払われた。野田さんは生涯独身。家族というモノを持たなかった。
 コレクションでも、こういうことなら意義が判る。世の中には、もひとつ意義が見いだせないコレクションをしているご仁もいる。
 小生、NHKの「美の壷」が好きで毎週観ている。この番組には実に色々なコレクターが出てくる。帯のコレクター、着物のコレクター、これらのコレクションの意義がもひとつ良く判らぬ。好きでお集めになっているのだから、他人があれこれいうことはないが、これらのモノは使ってこそ値打ちがでるもので、ただ単に死蔵しているとしか見えない。本は読んでこそ本である。野田さんは自分のコレクションを丹念に読み、その関連の著作が数多くある。ただ所有しているだけのコレクションに意味があるのだろうか。
 
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韓国の国民性

 入院は退屈なものである。小生の場合、点滴と安静が治療なのだから、ベッドでじっとしている時間が長い。本を読むが、読書よりもテレビを観ている時間の方が長い。
 5月の入院の時は、舛添ネズミ男がテレビのええおもちゃであったが、このたびのテレビのおもちゃは朴エイエンのお姫様だ。両方とも、宝箱みたいに疑惑がザクザクを湧いて出たが、ネズミ男とお姫様では、少々タチが違うようだ。
 ネズミ男は、あくまでネズミ男の個人的資質が疑惑の要因だろう。あないなセコイ男に都知事をやらせていたのが間違いなのだ。
お姫様の場合、縁故、コネ、情実がハバを利かす韓国の国民性に問題があるだろう。こういう国民性の国の最高権力者たる大統領ともなると、縁故、コネ、情実が山ほど寄って来るのだろう。だからかの国の大統領は悲惨な末路になることが多い。まず、このあたりの国民性を改めなくては誰が大統領になってもいっしょ。隣国の事ながら心配するのである。
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退院しました


 今日、退院しました。で、肝心の前立腺はというと、そのままです。え、手術したんじゃないのか。はい、手術してません。ははあ、手術が怖くて逃げたな。いえいえ逃げてません。ちゃんと病院に行きましたし入院もしました。どういうこっちゃとお思いでしょう。こういうことです。
 入院の日、11月21日の深夜2時ごろ、とつぜん身体がガタガタ震えだしました。発熱。体温を測ってみると38度。そのまま布団の中でじっとしてると楽になってきました
 午前10時ごろ神鋼記念病院へ。とりあえず入院させてもらう。夜に発熱することが多いとのこと。私の担当医の先生は、今夜、発熱しなかったら予定通り手術しましょう、といわれる。で、その夜、12時ごろ、また、ガタガタ震えて熱は40度。当然、手術は中止。私は、自己導尿してます。導尿したさい、カテーテルを介して前立腺に細菌が感染したわけです。自己導尿ではこれが一番怖いのです。じゅうぶんに気をつけてましたのですが、感染してしまいました。
 抗生剤を点滴してもらって、常時留置バルーンカテーテルを装着してもらいました。発熱もなくなり、とりあえず感染症はおさまったということで、きょう、退院したしだいです。
 手術は仕切り直しで、来年1月5日に受けることになりました。で、導尿ですが、自己導尿ですと、どうしてもこのように感染のリスクがあります。手術までバルーンカテーテルを装着しましょうということで、今は常時カテーテルが尿管に入ったままです。カテーテルの先にはフタつきのコックがついてます。必要に応じてフタを開けて尿を排出します。入浴の時は栓を詰めます。夜、寝るときは袋をつけて尿をその中に貯めます。ようするに私のあそこには水道の蛇口がついているのです。
 この神鋼記念病院は前立腺の手術の実績では兵庫県では2番。いい病院ですが、ただ、食事が私の口にはあいませんでした。で、特別食をリクエストしました。写真がその特別食です。
 と、いうわけで来年1月、正月明け早々、再入院です。やれやれ。
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入院します

 明日、入院します。明日、入院して、明後日22日手術です。前立腺肥大の手術です。手術といっても、開腹手術ではなく、麻酔も半身麻酔で、内視鏡を使ったレーザーの手術です。
 前立腺肥大の手術いうと電気メスを使った手術が多いそうです。電気メスで大きくなった前立腺を切り刻んで、かきだすそうです。つまった排水管を掃除するのといっしょですね。これだと、どうしても出血します。
 私が受けるレーザーの手術は、前立腺の大きくなった部分を、きれいに切り取るので、出血も痛みも少ないそうです。
 私は、今まで何度も入院しましたが、いつも胃や大腸からの出血で、緊急入院ばかりでした。いついつから入院と予定を立てて入院するのは初めてです。ですから、今日の日曜日、用意万端整えています。入院生活は何度も経験してるので、どういう準備が必要か、よく判っております。
 退院は来週の日曜日を予定しています。と、いうわけですので、このブログは一週間更新をお休みさせていただきます。
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焼肉丼


 焼肉や。焼肉の相方はやっぱビールやで。ジュージューゆうてる肉をパクッ。ビールをガー。も、最高やな。
 けんど、ワシ、いまは禁酒中や。この22日に手術するけど、それが済んだら、酒も解禁になるやろ。いまは、ノンアルコールビール飲んどう。焼肉のもうひとつの、ええ相性のもんは、白いご飯やな。ホカホカの白いご飯に焼肉のっけてタレをたらしてパクパクかっこむ。これも最高やで。
 そういうこって、きょうは焼肉の丼や。肉は牛ハラミや。タレは市販のもんをつこうた。もやしを炒めて、ご飯の上にのっけて、焼いたハラミをのせて、青ネギとゴマをパラパラ。たれをちょっとかける。キムチをそえてできあがりや。おかずに韓国ノリをつけたで。
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とつぜん上方落語 第6回 崇徳院

しかし、てったいのクマはんからすれば、なんとも面倒な娘やな、ちゅうこってす。ウチの若だんさんにひと目ぼれするんはええねん。なんぼでもひと目ぼれしたらええ。直接、本人に「好き」と素直にいえばええもんを、しちめんどくさいことに和歌なんぞに想いを託したもんで、こんな苦労するちゅうこった。
 若だんさん、高津のお宮で、水も滴るようなびちょびちょな美少女と出会う。その美少女、緋塩瀬の茶帛紗をわすれよる。で、その茶帛紗を手渡す。そのびちょびちょ美少女、短冊に和歌を残しよった。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」これ、崇徳院さんの上の句なんですな。「われても末に逢わむとぞ思ふ」の下の句が書いてない。上の句だけ残したことは「また逢いましょう」というはんじもんでんな。
 びちょびちょ美少女もひとめぼれしはったかも知れんけど、ウチの若だんさんは、もっとひどいひとめぼれ。くだんの彼女を恋こがれて、とうとう寝ついてしもうた。あと何日かの命やて。恋わずらいは命には別状はないと思うけど。若だんさんを助けるには、そのびちょびちょ美少女を見つけ出して、想いを叶てやるしかないちゅうわけや。
 そんなわけで、てったいのクマはんが美少女探索を親だんさんから命じられたわけや。報酬は借金ぼうびきの上に過分のお礼金。さらには倉付の借家を5軒。クマはん親だんさんに、その上、欲に駆られた女房に尻をたたかれ大阪中を駆け巡る。
「瀬をはやみ」「瀬をはやみ」「瀬をはやみ」と声をからしてグルグルグル。人より場つうことで散髪屋になんべんでも入るから、ヒゲ剃り過ぎてアゴがヒリヒリ。
 クマはん、くたくたになってやっと、びちょびちょを探り当てたら、彼女も恋わずらい。なんのこちゃ。
「好きやねん」「わても」ですむことを、和歌なんかに託すから、こんな騒動になったんや。けど、クマはんは家持ちの家主はんになったんやろな。
 
 
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名前のないボトル

 木枯らしが吹いている。まもなく師走。寒い。この季節なると鏑木は、あの客のことを思い出す。この海神には、確か5回ほど来た。無口な客だった。彼が飲み物のオーダー以外で、海神でしゃべったのは一言だけだった。
 4年前のことだ。木枯らしが吹いていた。その客は寒い風に乗って海神にやって来た。カラン。カウベルの音を風が巻き込み店内にはいる。店内の気温が数度下がったのではないだろうか。風が吹き込んだから、というより、その客の存在が店内の温度を下げたのだろう。
 カウンターの端に座った。50代か。疲れている。絶望を見ているような目だ。鏑木もこの商売が長い。こんな寂寥感を強く漂わせる客は初めて。
「なにします」
 鏑木が声をかけなければ、その客は黙ったままだろう。
「水割り」
「はい」
 ウィスキーの銘柄をいわない。おまかせということだろう。できるだけ口を開きたくない。そういう客もたまにいる。オールドの水割りをカウンターに置いた。
 客は、その水割りをいつくしむように飲んだ。水割りを飲むというより、水割りが創り出す時間を欲しているようだ。
「いくら」
 客は1杯の水割りの代金を置いて海神を出た。室内の気温が少し上がったような気がする。
 それから、その客は思い出したように海神にやってきて、オールドの水割りを1杯飲んで帰る。
 その晩も、今晩と同じような寒い晩だった。1杯の水割りを、いつもの倍の時間をかけて飲む。1時間近くたってグラスが空になった。
「おかわり」
 初めてだ。おかわりをいうのは。2杯目の水割りは1杯目より時間をかけて飲んでいる。
 ふううううう。長いため息をついた。
「ままならんな」
 ぽつっとひと言いった。他に客はいない。海神にはその客と鏑木の二人だけ。そのひと言は鏑木にいったのではないだろう。ひとり言、に、近いのだろう。
 その時のその客の目は、いままでで最も強い絶望感を漂わせていた。死ぬな。鏑木はそう思った。この人は死ぬ。海神の客で1人だけ自殺した客がいた。最後の晩、自殺した客も、この客と同じ目をしていた。
「オールド、キープしましょうか」
「いいよ。そんな金ない」
「支払いは今度来る時でいいです」
「もう来ないかもしれん」
「そうなったら、このボトルわたしがいただきます」
「お金がないんだ」
「今晩のぶん、おごります」
「ありがと」
 客はそいうと店を出た。結局、鏑木はその客の名前を知らない。オールドのボトルには11月27日とその日の日付だけがマジックで書いてある。

 もう閉めよう。鏑木はおもてのランタンの灯をけした。11月27日の日めくりをめくろうとした時、ドアが開いた。あの客が入ってきた。4年ぶりである。あの晩と同じように風が吹き込んできたが、なぜか室温が下がった気がしない。
「マスター久しぶり。ボトルキープのお金持って来たよ」
「ありがとうございます」
 鏑木はお金を受け取って、ボトルを手に取った。
「お名前は」
 客は名のった。ボトルに名前が記入された。海神の常連が一人増えた。
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シャンタラム



グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ   田口俊樹訳   新潮社

 なにごとも表があれば裏がある。国もそうだ。大きな出版社のガイドブックを頼りに旅行すれば、その国の表しか見えない。しかし、どんな国にも裏がある。スラムのない国、犯罪者のいない国はないだろう。古くて大きな国は、特に奥深い裏がある。インド。世界で2番目に人口が多く、古い大国だ。この小説、裏から見たインドをたっぷりと見せてくれる。NHKの「世界ふれあい街あるき」なんかでは決して見せてくれないインドだ。
 主人公リンは犯罪者で逃亡者。武装強盗で20年の懲役。オーストラリアの刑務所から脱獄。インドはボンベイ(いまはムンバイ)に流れ着く。パスポートが偽造なのでまともな所には行けない。
 空港で魅力的な笑顔の男と知り合う。プラバカルはガイドでタクシードライバー。プラバカルと親友になる。
 リンはスラムに腰を落ち着ける。そこでム所で覚えた救急看護の知識を生かして診療所を開設する。もちろん医師免許はない。それでもスラムの人たちはリンを頼りに大勢押しかける。こうして赤ひげみたいなことをしながらスラムの住民たちの人望を得る。プラバカルのつてで友人をどんどん増やしていく。そこはワケ有りの外国人のたまり場。美人のスイス人女性。なんでも屋のフランス人。映画タレントの周旋屋のアメリカ人女性。武道家のイラン人。
 このあたりのインドはムンバイの描写はこの小説の魅力のひとつ。雑多な人種人間がごちゃごちゃになって生きている。その臭いが紙面から臭ってくる。香りなんて上品なものではない。臭いだ。大麻ヘロインはそのへんに普通にある。リンが診療所で使う薬は盗品だ。ここでは非合法は悪いことではない。
悪事とは悪い目的を行うためにする行為をいう。良い目的を行うためなら、非合法なことでも悪事とはいわない。
 このボンベイでリンは人生の師と会う。アフガニスタン人のボンベイ・マフィアのボス。アブデル・カーデル・ハーン。リンはカーデルの忠実な手下としてマフィアの仕事にせいを出す。密輸、パスポートの偽造、などなどヤクザ仕事でシノギを稼ぎ、カーデルに従って戦乱のアフガニスタンにまで出張する。
 上中下の3巻。1800ページを超える超大作であるが、読みやすく途中でだれない。インドに行きたし金はなし。と、いう人におすすめ。
 
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自転車を買い替えた

 自転車を買い換えた。いままで無変速の普通のママチャリに乗っていたが、変速機付自転車を前から欲しかった。
 小生は駅まで自転車を使っている。駅は自宅より北にある。ここは神戸の六甲山の麓。山側の北が高く、海側の南が低い。ゆるやかな傾斜がある土地である。国道2号線までは楽に走れる。2号線を越えて駅までの道が少々きつい。帰りはらくらくだが行きはしんどい。電動自転車を買うほどではない。変速機付が欲しかった。
 外装式6段変速の自転車を買った。さすがに坂道が楽である。変速機付だから、道の傾斜、路面の状況、風の吹きぐあいなどで、適宜ギアを選択しながら走る。カチャカチャとギアを切り替えるのが楽しい。もっと早く変速機付自転車にすれば良かったのにと後悔する。
 どうも小生はギアを切り替えながら走る乗り物が好きなのだ。車はオートマチックが大嫌い。いまは車を手放したが、小生のマイカーでオートマチックはない。小生が管理責任者の会社のフォークリフトもマニュアル車だ。
 シフトレバーを操作してギアを切り替えながら走るのが楽しいのだ。こんな楽しいことができないオートマチック車なんかを運転する人の気が知れない。
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MR.ホームズ 名探偵最後の事件


監督 ビル・コンドン
出演 イアン・マッケラン、ローラ・リニー、マイロ・パーカー、真田広之
 
元名探偵シャーロック・ホームズ93歳。さすがに引退して田舎でミツバチの世話をしながら暮らしている。身の回りの世話は家政婦のマンロー夫人とその息子ロジャーがしている。
 老ホームズはかっての相棒ワトソンが書いた自分が主人公の小説が気に食わない。自分は鹿撃ち帽子はかぶらない。パイプも吸わない。自分自身で書き直しているが耄碌してよく思い出せない。ロジャーは頭のいい子だ。ロジャーを話し相手にしながらボチボチ書いていく。最後の事件が気にかかる。依頼人の妻が鉄道自殺した。なぜ彼女の死が止められなかったのか。
 記憶にいいというので、ホームズは旧知の日本人梅崎を訪ねて日本へ。被爆直後の広島で山椒の木を手に入れる。
 なんせ93歳の老人だ。最後の事件の時もかなりの高齢。その事件も派手な殺人事件などではない。夫が妻の素行調査を依頼という地味なモノ。老人が昔の記憶をたどりながら真実を少しづつ想い出していくという地味な映画であるが、なかなか興味深く魅力的な映画であった。ホームズ老。年は取ったが、推理の切れを垣間見せたり、思考が論理的でさすがに元名探偵と思わせるところもある。
 シャーロック・ホームズ。いわずと知れたコナン・ドイルが創造した架空の人物である。それがあたかも実在したがごとく描いているのが面白い。それはそれとして日本の場面。なんとも珍妙な日本が出てくるのはご愛敬だ。
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ポークトマトシチュー


 だいぶん寒くなってきました。あったかいモノが恋しい季節です。これからはシチューなんかがいいですね。アツアツのシチューがごちそうです。
 豚肉のシチューなどいかかでしょう。トマト味のシチューです。まず、豚肉ですがバラ肉のかたまりを使いました。野菜はにんじん、じゃがいも、マッシュルーム、それに玉ねぎです。にんにくも忘れてはなりません。
 野菜を切ります。玉ねぎはあらみじん、にんにくはたたきつぶしてみじん切りです。にんじんは乱切り、じゃがいもは二つか四つに切ります。マッシュルームはそのままです。野菜はゴロゴロの大きめがいいですね。
 肉は切って塩こしょうして小麦粉をまぶしてフライパンで焼きます。おいしそうな焦げ目をつけましょう。
 さて、煮込みにかかりましょうか。煮込み用の鍋に少し油をひいてにんにくを炒めます。香りがでてきたら玉ねぎを入れます。しんなり透き通るまで炒めましょう。
 肉を入れます。そこにトマトの水煮缶、それにトマトピューレ、トマトケチャップも入れます。コンソメスープ、赤ワインを注ぎます。ブーケガルニがあれば良い香りがしますよ。アクを取りながら1時間ほど煮込みます。時間差をつけて野菜を入れるのをお忘れなく。にんじんとじゃがいもがやわらかくなればできあがりです。最後に味を見て、塩、こしょうで味を調えます。
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