この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

観に行って本当によかった『ビリーブ 未来への大逆転』

2019-04-02 23:20:56 | 新作映画
 ミミ・レダー監督、フェリシティ・ジョーンズ主演、『ビリーブ 未来への大逆転』、3/31、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2019年15本目。

 
 先週は映画『ダンボ』の公開一週目でした。
 本来であれば当然『ダンボ』を観るところなのですが、自分の中の映画の神様が「こっちを観ておいた方がいいゾ!』と言うので、お袋を誘って『ビリーブ 未来への大逆転』を観てきました。
 よかったです。
 こっちを薦めてくれてありがとう、神様🎵

 アメリカに蔓延る性差別と戦った女性法律家ルース・ベイダー・ギンズバーグの半生を描いたお話です。
 
 突然ですが、差別っていけないことなのでしょうか?
 こういうふうに直接的に問うと「いけないに決まっている」とほとんどの人は答えるでしょう。
 自分の考えは違います。
 差別というものは本来いけないことでも何でもない。
 だってそうでしょう、誰だって親しい人とそうでない人とは態度だって扱いだって違いますよね。
 そう、人間は誰だって差別をするのです。
 
 重要なのは差別をする際、正当な理由があるか否かだと思います。
 理由、言い換えれば「いわれ」のない差別はするべきではない。

 人種差別がいけないのは、特定の人種が劣っているという客観的なデータがないからです。
 同様に性差別がいけないのは、女性が男性よりも劣っている(もしくはその逆)というデータがないからです。

 しかし何が性差別に当たるのか、一口に言って難しい問題ですよね。
 男性がスカートを着用する権利が認められる一方で、各鉄道会社には女性専用車両があります。
 スカートをはいた男性は果たして女性専用車両と一般車両、どちらに乗り込めばいいんでしょうね?
 
 映画にかこつけてつらつらと差別について普段から考えていることを書いてしまいました。笑。

 映画のことを書くと、タイトルがどうにかならないかなと思いました。
 原題は「ON THE BASIS OF SEX 」。
 直訳すると「性に基づいた(お話)」になるのかな。
 まぁ原題のまま公開されるのは問題があるのはわかるけど、だからといって『ビリーブ』というのはどうですかね。
 ヒロインのルースは別に何かを信じていたわけではないと思うのだけれど。
 まぁ彼女には強い信念はあったけどね。


 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ウメキング)
2019-04-07 21:57:03
差別についてまったくその通りですね!
そんなによかったんですか!
まだ間に合いそうなので行けそうなら考えてみます。
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よかったですよ! (せぷ)
2019-04-08 23:18:36
『ビリーブ』、(タイトル以外は)非常によかったですよ!
現時点では『スパイダーマン:スパイダーバース』を抜いてこれが一位です。

差別に関してはいろいろ難しい問題がありますが、「差別はいけないことだ!」と言ってる人に限って差別についてよく考えていないということも多いと自分は思っています。


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