この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

この結末はない、と思った『ヒットマン』。

2024-09-14 23:31:11 | 新作映画
 リチャード・リンクレイター監督、グレン・パウエル主演、『ヒットマン』、9/14、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(割引クーポンにて鑑賞料金1000円)。2024年39本目。

 お袋と映画を観に行くことに特に抵抗はありません。
 ただ、何でもかんでもお袋と一緒に映画を観に行っているかというとさすがにそんなことはないです。
 『サユリ』や『エイリアン ロムルス」みたいなホラー映画にお袋を連れて行けるわけはないですし、後は映画のハシゴをする時も当然一人です。
 
 先日、「あんたばっかり一人で映画を観に行って!」みたいなことをお袋に言われたんですよ。
 それで「わかった、今度三谷幸喜の新作映画が公開されるから、それを一緒に観に行こう」と言いました。
 前々日まではそのつもりだったのですが、前日になって計画を変更することにしました。
 三谷幸喜の新作から地雷臭が漂ってきたのです。
 これをお袋に観せねのは止めといたほうが良さそうだ、と判断しました。
 代わりに何か良い映画はないか探したところ、見つけたのがこの『ヒットマン』でした。
 殺し屋の振りをするのが上手い大学教授が主人公のクライムコメディです。
 単純に面白そうじゃないですか。
 この映画にお袋を連れていくことにしました。

 『スオミの話をしよう』にお袋を連れて行かなかった判断が間違っていたとは思いません。
 しかし、『ヒットマン』は『ヒットマン』でお袋を連れて行くような映画ではなかったですね。
 どこらへんでそう思ったかというと、まぁいろいろなんですけど、特に結末ですかね。
 観た人の多くが「この結末でいいの?」と思ったのではないでしょうか。
 ハッピーエンドなのにこれほどモヤモヤが残る映画も珍しいのではないでしょうか。

 それにしてもおとり捜査で殺人を依頼した者を逮捕するというのは、おとり捜査自体が日本で認められていないせいでしょうか、アメリカ、怖っ!と思いました。
 裁判でおとりになった者が証言をしないといけないのでなおさらでした。
 おとりになった者とその捜査で逮捕された者が街でばったり出くわしたらどうなるんだろう…。
 相当恨みを買ってそうですけどね。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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