この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

雪さん初舞台観劇八女ツアーに行ってきました。その3。

2014-03-24 20:56:11 | 旅行
 鴨料理屋で鴨丼の夕食を済ませた後(¥1000也)、この日劇が行われる八女福島文平座劇場へと向かいました。
 劇場は古い民家を改装したもので、築140年だそうです。
 階段が本物の階段箪笥でしたよ。

 劇の開始予定時間は19:00でしたが、この日は特別に前座で地元のシンガーソングライターの方のライブがありました。
 まぁそれ自体は悪くないかなとは思いますが、如何せんライブの時間が長すぎ。前座なのに三十分近くあるんだもんな。。。

 劇は二部構成でした。
 飾り職人とその幼馴染みの五年越しの恋の顛末を描いた『やくそく』と小間物問屋の女将から金貸しの取り立て屋の男の身元を調べるように頼まれた素浪人の活躍を描いた『夏越の月』の二部です。
 どちらも悪くなかったですが、繋がりがないのであれば、あえて二部に分ける必要はなかったかと思います。『夏越の月』の方をきっちり一時間半やればよかったんじゃないかなぁ。

 今回は不思議子ちゃんの雪さんの初舞台だったわけですが、実は自分は以前にも別の不思議子ちゃんが出演した舞台を鑑賞したことがあります。
 そのときはもうこれ以上ない!ってぐらい容赦なく酷評したんですよね。
 間違ったことは言ってないつもりです。
 真剣に鑑賞して、真剣にレビューを書いて、その結果のダメ出しでした。
 でも、ときどき思うんですよね。
 間違ってないことを言うのは間違ってないのだろうか、と。
 この世界のどこに知人が出演する舞台を酷評する奴がいるっていうのか。
 そんな空気の読めないことをするから自分には友人がいないんじゃないかって。

 だから、今回の観劇においても悩んでたんですよね。
 今回の舞台がどうしようもなくつまらないものだったら、どうしようかって。
 正直につまらなかったと言っていいのだろうかって。
 正しいのは正直であることだと思いますが、正しいことを行うことが正しいとは限らない。
 未だに自分の中で答えは出ていません。

 幸いなことに今回の舞台は酷評するほどつまらないというわけではなかったです。
 もちろん最高だったというわけでも、完璧だったというわけでもなく、拙い部分もありましたが、それでも脚本には創意工夫が見られ、登場人物にはきちんと性格付けが為され、次の公演ではより良いものを見せてくれるだろうという可能性は感じられました。そこがよかったです。

 さて、公演終了後のことですが、低級遊民さんがやってくれました。
 出演者や関係者が歓談する中、小道具の日本刀を持って、キャッキャッと飛んだり跳ねたりし始めたのです。恋の木神社で落ち込んでいたのが嘘のようでした。
 そのキチガイじみた姿に、ある者は驚き、ある者は眉を顰め、ある者は呆れていましたが、自分は見慣れているせいもあって特に思うことはありませんでした。
 自分に言わせればあれはただのパフォーマンス、それこそ演技でしかないですからね。危険性があるわけでなし、放っておけばいい。
 まぁでも見慣れない人にとっては脅威かもしれないし、この日は何といっても雪さんの晴れの舞台ですから、余計なパフォーマンスをして雪さんに恥を掻かせるべきではないですよね。
 低級遊民さん、次に会ったとき、ちゃんと雪さんに謝らないといけませんよ?
 それから今後はアウェーではああいったパフォーマンスは慎むこと、またホームである不思議博物館であっても、初対面の人がいたらやっちゃダメです。
 時と場合を選べば、例えばカラオケなんかだと、ああいったノリの良さは歓迎だと思いますけどね。

 最後に座長である中村文平さんと雪さんのツーショット写真を特別に公開。


   


 もうちょっとマシな写真がないのかと思われる方もいるかもしれませんが、座長さんがこちらのリクエストを無視して勝手にポーズを取り始めたんですよね。
 雪さんの美貌を写真に収めることが出来ず、それが残念でならないです。笑。
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8 コメント

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面白いのですが (お面ランナープリキュア)
2014-03-25 00:27:37
自分もネタ的な演技だとは思っているのですが あまりやりすぎるとそこのとこの境界線が(笑) ゆきさんの舞台行きたがったのですが土曜日は寝過ごし、日曜日はマラソンの後だったから…
返信する
来ていただいてありがとうございました (館長です)
2014-03-25 01:24:53
今回大変良く書けています。
返信する
ありがとうございました (yuki)
2014-03-25 13:26:31
3部に分けて感想しっかり書いて頂けて感激です。
観劇以外にも観光なさってそれなりに楽しまれた様で良かったです。
遙々いらして、観劇のみだったら申し訳なかったので。
酷評を覚悟していたのですが、温かい目で観て下さって。
感想他の方にも伝えておきます。本当にありがとうございました。

低級遊民さんですが、気になさらなくて大丈夫ですよ。
正直、あちゃぁと思わなかった訳ではないですが笑
チャンバラの相手をされていた劇員の方には褒められてましたし、私の親友が爆笑してくれたので、結果良かったと思います。

写真、すみません。俯いてしまったのは、私の所為です。複数名がカメラ取り出されたので恥ずかしくなってしまい、撮って下さる方々に失礼でした。
返信する
コメント、感謝です。 (せぷ)
2014-03-25 21:00:14
お面ランナープリキュアさん、館長、yukiさん、コメント、感謝です。

>お面ランナープリキュアさん
>自分もネタ的な演技だとは思っているのですが
まぁお面ランナープリキュアさんがネタだと思っているのであればそれでいいんじゃないですかね。

>土曜日は寝過ごし、日曜日はマラソンの後だったから…
舞台を観に行けなかったのは残念でしたね。
あ、でもそういえばプリキュアさんはチケットを購入されたんじゃなかったですか?払い戻しは利くのかな?

>館長
>今回大変良く書けています。
褒めていただき、ありがとうございます。
いつもと同じように書いたつもりなんですけど、yukiさんの劇ってことで知らぬ間に気合が入っていたのかな?笑。

>yukiさん
>3部に分けて感想しっかり書いて頂けて感激です。
三回に分けたといっても劇に関しては一回だけですけどね。笑。
yukiさんのおかげでいい観光が出来ました。
ふるさとわらべ館、行ったことがないのであれば是非一度足を運んでみて下さい。
とても面白かったですよ。

>低級遊民さんですが、気になさらなくて大丈夫ですよ。
そう言ってもらえると自分も気が楽になります。
今ごろ彼は一人で落ち込んでいると思うので、よければ励ましの言葉をかけてあげてください。yukiさん以外に出来ることではないので。
彼のブログはブックマークの真ん中ぐらいにあります。




>俯いてしまったのは、私の所為です
いえいえ、写真が上手く撮れなかったのは客観的に言って座長さんのせいでしょう(あとは自分の腕も)。
でもだからといって不愉快だったとかそういうことは全然ありません。
きっと座長さんは舞台が上手くいって踊りたくなるような気分だったのではないでしょうか。
その気持ちはよくわかりますからね。

一つだけyukiさんにお願いがあります。
こちらの小説を読んでもらえないでしょうか。
別に急ぎません。時間があるときで結構です。
http://www.h5.dion.ne.jp/~yaneura/bishoku.htm
よろしくお願いします。


返信する
読みました (yuki)
2014-03-26 01:14:40
「美食家」読ませて頂きました。
小説も書かれるとは存じませんでした。サクッと読めて面白かったです。
こういった教訓めいた物語は素敵ですね。
ところで、こちらを私勧められるとゆうことは、この話から何か私が勉強出来る部分があると考えられたからですか?
すみません、もしそうなら答えが分からなくて・・・宜しければ教えて頂けないでしょうか?
返信する
ありがとうございます! (せぷ)
2014-03-26 21:49:35
>「美食家」読ませて頂きました。
ありがとうございます!
読んでもらえるとしてももっとずっと先のことだと思ってました。
こんなに早く読んでもらってとても嬉しく思います。

>この話から何か私が勉強出来る部分があると考えられたからですか?
そういったことは特に考えていないですよ。
純粋に、自分が読んでもらうことに飢えていたのです。
そんなに自分の書いた作品を読んで欲しいなら誰か親しい人に読んでもらえばよい、と思われるかもしれませんが、自分の場合そんなに簡単なことではないですからね。
ブログに遊びに来てほしいとお願いしても十人中九人はまず来てくれません。
いわんや過去作を読んで欲しいと頼んでも誰も読んでくれはしないでしょう。
ただ、、、今のyukiさんだったら、読んでくれるかなぁと思ったのです。交換条件的で心苦しいのですが、こういったことでもない限り、誰にも読んで欲しいとはお願いできないんですよね。申し訳ありません。

過去作の中から『美食家』を選んだのは、強いて理由を上げれば、そこまで長くないということと、あと自分の作品の中から舞台化するならこれかなぁと思ったのです。
まぁ自分がそう思うだけで、全然舞台向きの話じゃないかもしれないんですけどね。笑。
返信する
成る程 (yuki)
2014-04-04 06:53:44
深読みして申し訳ありません。そうゆうことでしたら昔、原石賞とゆうのを募集していたようです。 http://bunpeiza.wix.com/index ←こちらご覧になれます?見れなかったら八女福島文平座で検索かけてみてください。
2013年の物ですが、募集かけていないとしても面白いシナリオと出会えるのは有り難いことでしょうし。
文平座のFacebookがあるので、なさっているのならお友達になられたり、もしくはブログにコメントなさると良いかと。
私が仲介することも出来ますけれど、博物館・劇団への出没頻度を考えると、原稿の運びや感想その他諸々がもの凄く遅くなるので効率は頗る悪いです。

美食家、ダドリー役が大変そうですが舞台でも面白そうだと私は思いました。
せっかく良い小説を書いていらっしゃるので。もし良ければ参考までに。
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いえいえ。 (せぷ)
2014-04-04 22:50:36
>深読みして申し訳ありません。
いえいえ、深読みされるのも悪い気はしません。
ともかくこちらがお願いしたことですし。

>原石賞とゆうのを募集していたようです。
過去作を読んで欲しいという強い欲求はあるのですが、新作を書くという心意気はないんですよ。
作品を書いても評価もされなければ反応もほとんどなくて、書く気力も失せてしまいました。

>美食家、ダドリー役が大変そうですが舞台でも面白そうだと私は思いました。
自分の作品の中では比較的舞台向きかなと思うのですが、確かに座りっぱなしだと逆につらいのかもしれませんね。

yukiさんは今後も舞台活動を続けていかれるつもりなのですか?それとも今回だけだったのでしょうか?
続けない理由がなければ続けた方が良いと思います。
これからも応援しますよ。
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