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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

明日はエイプリルフール♪

2025-03-26 21:31:15 | 戯言
 いよいよ明日は年に一度のお楽しみ、エイプリルフールですね♪
 というのは嘘ですが、実際の4月1日には自分は日本にいないので(これは本当)、少し早いですが、嘘について考察してみたいと思います。
 まぁ毎年同じようなことを言っているんですけどね。笑。

 さて、史上最大の嘘って何だと思いますか?
 人それぞれ考えがあるかもしれませんが、自分は史上最大の嘘とは「嘘を吐いてはいけない」だと思っています。
 「嘘を吐いてはいけない」が嘘だということはちょっと考えればわかることです。
 例えば、癌で入院している叔父さんのお見舞いに行ったとして、叔父さんの顔色が、明日にも死んじゃうんじゃないかと思うぐらい悪かったとき、正直に「叔父さん、明日死んじゃうんじゃないかと思うぐらい顔色が悪いですね」と言ってよいのか?
 もちろんダメですよね。
 この場合、「思っていたよりも顔色がよくて安心しました。これならすぐに退院できそうですね」と嘘を吐くのが人としての優しさであり、思いやりというものではないでしょうか。
 世の中には吐いてはいけない嘘はありますし、吐かない方がよい嘘もあります。
 しかし一概に「嘘を吐いてはいけない」とは言えないと思うのです。
 上述の思いやりの嘘を持ち出すまでもなく、吐いた方がよい嘘はいくらでもあるはずです。

 本来であればその言葉を口にするかどうかはそれが嘘か本当かではなく、相手を傷つけるかどうかを基準にするべきだと自分は考えます。
 ただ、神ならぬ我々はその言葉が相手を傷つけるのかどうか、瞬時には判断がつきません。
 なので二次的に「嘘を吐いてはいけない」ということにしているのではないでしょうか。
 確かに自己中心的な嘘が人を傷つけることはままあることです。
 それでも自分は「嘘を吐いてはいけない」ということにはならないと思いますが。

 「嘘を吐いてはいけない」という嘘の罪は、単にそれが事実ではないというだけでなく、「嘘を吐いてはいけない」=「本当にことなら何を言ってもよい」と考える輩が往々にいることにあります。
 本当のことなら何を言ってもよいはずがありません。
 癌患者に対して「明日死んじゃうんじゃないかと思うぐらい顔色が悪い」と言ってよいはずがない。

 エイプリルフールが何の日なのか、多くの人が嘘をついても良い日だと考えていますが、自分の考えは違います。
 エイプリルフールは上手に嘘を吐く練習をする日だと思います。
 だって上手に嘘を吐くのってとても難しいことですから。

 今年はどんな嘘を吐こうかな…。
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