監督エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ、出演フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、『最強のふたり』、9/1、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2012年34本目。
九月一日は映画サービスデーってことで映画を二本、観てきました。
二本のうちの一本は『るろうに剣心』を観ることに早くから決めていたんですが、もう一本を何にするか、当日になっても決めきれなくて、すごく迷いました。
周りで一番観てる人が多い『おおかみこどもと雨と雪』にするか、ネットでやたら絶賛されている『マダガスカル3』にするか、それともおそらくハズレではないだろうと思われる『最強のふたり』にするか。
ちなみに『トータル・リコール』は上映スケジュール的に無理でした(夕方からしかやってない)。う~ん、『トータル・リコール』、シュワちゃんが主役じゃないとヒットしてないみたいだね。
最終的に『最強のふたり』を観ることにしたのは、その日読んだ新聞に監督のインタビュー記事が載っていたから。
それほど強い決め手ってわけでもありませんでした。
結論から言うと『最強のふたり』、確かにハズレではありませんでした。
でも、大当たりってわけでもなかったかな。
ぶっちゃけ感動レベルは『奇跡体験!アンビリバボー』の感動エピソードぐらい。あれの人物描写を少し丁寧にした感じですかね。
もちろん悪かったってわけでは全然ないんですけどね。
観に行きたいって人がいたら止めたりはしないし。
ただ、これが『ショーシャンクの空に』と同じぐらい感動した、って言われたら、抵抗を覚えるかなぁ。あくまで個人的にね。ミクシィのレビューに『ショーシャンク~』を引き合いに出してる人が何人かいたから。
以下、自分が気になったところを挙げます(ほんと大したことじゃないです。ほとんどの人は気にならないと思う。)。
本作は重度の身体障害者で、首から下の自由が効かない大金持ちフィリップと彼の介護をすることになった無教養な黒人ドリスとの、心の交流を描いたお話です。
フィリップには養女が一人いるんですけど、彼女の扱いが雑だったような気がしたなぁ。
フィリップの誕生パーティの最中、ドリスが泣いている彼女を見つけて理由を尋ねると、彼女は「ボーイフレンドにアバズレと言われた」って答えるんですよ。
確かに十五、六歳の少女に「アバズレ」はひどいですけど、ガールフレンドに「アバズレ」という以上は彼の方にも何か理由があったんでしょう。ただの口喧嘩にそこまで酷いことは言わないだろうし。
しかしそこら辺の事情は考慮することなく、ドリスはボーイフレンドに一発喰らわせて片を付けるんです。え?それで終わりなの?って思っちゃいましたよ。
あとは、ドリスの弟の扱いも乱暴だったなぁ。
ドリスの弟は麻薬絡み(?)のことでトラブってるんですけど、いつの間にかそれも解決してる(みたいな)んですよね。
ほんと、それもいつの間に?って感じでした。
最後にもう一つだけ。
フィリップにとってドリスは、いつしか単なる介護人というだけでなく、かけがえのない友人になります。
で、フィリップはドリスに言うんですよ。
この仕事は君がいつまでも続ける仕事ではない、というようなことを。
この台詞も、よくわからなかったなぁ。
家庭の事情か何かでドリスがフィリップの介護を続けられなくなった、というならともかく、これという理由もなくドリスが介護の仕事を辞めなければいけない、ってことはないと思うんだけど。介護だって立派な職業だと思うし。
物語に無理やり蹴りをつけるために、フィリップがそう言ったようにしか思えなかったなぁ。
えっと、これは気になったというか、感心したところ。
この映画は実話を元にしています。
だから、実話でも映画同様ドリスは黒人なんだと思っていたら、そうじゃないみたいですね。
別に映画は実話通りに作らなきゃいけないというわけではないので、ここら辺は作り手が上手いな、思いました。
まぁオリジナルと人種を変えるというのは、何もこの作品の特許というわけではないですけどね。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
九月一日は映画サービスデーってことで映画を二本、観てきました。
二本のうちの一本は『るろうに剣心』を観ることに早くから決めていたんですが、もう一本を何にするか、当日になっても決めきれなくて、すごく迷いました。
周りで一番観てる人が多い『おおかみこどもと雨と雪』にするか、ネットでやたら絶賛されている『マダガスカル3』にするか、それともおそらくハズレではないだろうと思われる『最強のふたり』にするか。
ちなみに『トータル・リコール』は上映スケジュール的に無理でした(夕方からしかやってない)。う~ん、『トータル・リコール』、シュワちゃんが主役じゃないとヒットしてないみたいだね。
最終的に『最強のふたり』を観ることにしたのは、その日読んだ新聞に監督のインタビュー記事が載っていたから。
それほど強い決め手ってわけでもありませんでした。
結論から言うと『最強のふたり』、確かにハズレではありませんでした。
でも、大当たりってわけでもなかったかな。
ぶっちゃけ感動レベルは『奇跡体験!アンビリバボー』の感動エピソードぐらい。あれの人物描写を少し丁寧にした感じですかね。
もちろん悪かったってわけでは全然ないんですけどね。
観に行きたいって人がいたら止めたりはしないし。
ただ、これが『ショーシャンクの空に』と同じぐらい感動した、って言われたら、抵抗を覚えるかなぁ。あくまで個人的にね。ミクシィのレビューに『ショーシャンク~』を引き合いに出してる人が何人かいたから。
以下、自分が気になったところを挙げます(ほんと大したことじゃないです。ほとんどの人は気にならないと思う。)。
本作は重度の身体障害者で、首から下の自由が効かない大金持ちフィリップと彼の介護をすることになった無教養な黒人ドリスとの、心の交流を描いたお話です。
フィリップには養女が一人いるんですけど、彼女の扱いが雑だったような気がしたなぁ。
フィリップの誕生パーティの最中、ドリスが泣いている彼女を見つけて理由を尋ねると、彼女は「ボーイフレンドにアバズレと言われた」って答えるんですよ。
確かに十五、六歳の少女に「アバズレ」はひどいですけど、ガールフレンドに「アバズレ」という以上は彼の方にも何か理由があったんでしょう。ただの口喧嘩にそこまで酷いことは言わないだろうし。
しかしそこら辺の事情は考慮することなく、ドリスはボーイフレンドに一発喰らわせて片を付けるんです。え?それで終わりなの?って思っちゃいましたよ。
あとは、ドリスの弟の扱いも乱暴だったなぁ。
ドリスの弟は麻薬絡み(?)のことでトラブってるんですけど、いつの間にかそれも解決してる(みたいな)んですよね。
ほんと、それもいつの間に?って感じでした。
最後にもう一つだけ。
フィリップにとってドリスは、いつしか単なる介護人というだけでなく、かけがえのない友人になります。
で、フィリップはドリスに言うんですよ。
この仕事は君がいつまでも続ける仕事ではない、というようなことを。
この台詞も、よくわからなかったなぁ。
家庭の事情か何かでドリスがフィリップの介護を続けられなくなった、というならともかく、これという理由もなくドリスが介護の仕事を辞めなければいけない、ってことはないと思うんだけど。介護だって立派な職業だと思うし。
物語に無理やり蹴りをつけるために、フィリップがそう言ったようにしか思えなかったなぁ。
えっと、これは気になったというか、感心したところ。
この映画は実話を元にしています。
だから、実話でも映画同様ドリスは黒人なんだと思っていたら、そうじゃないみたいですね。
別に映画は実話通りに作らなきゃいけないというわけではないので、ここら辺は作り手が上手いな、思いました。
まぁオリジナルと人種を変えるというのは、何もこの作品の特許というわけではないですけどね。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
『ノーカントリー』でメジャーに登り詰めたハビエル・バルデム主演『海を飛ぶ夢』と比べてしまった。こちらのほうがちと重いけどクスクス笑いも適度に入れて良かったなぁ。テーマは尊厳死だったからラストは死んじゃうんだけど。
映画の宣伝では「一生の宝になる」みたいなキャッチコピーを打たれてましたが、自分は来年ぐらいには存在を忘れてしまいそうです。笑。
『海を飛ぶ夢』、未見なので今週末にでも探してみますね。
真剣にもう一度見直すか、自分の生活等と照らし合わせ心で観るべきではないでしょうか?
名言ですね。
自分は映画は目で見るようにしていますが。笑。
まず、最初に言っておくと、あなたがどれほど正しいことを言っているのだとしても、Unknownか、捨てHNでのコメントに心を動かされることはないということです。
これは自分だけでなく、ほとんどのブロガーさんがおそらくそうだと思います。
自分が本文とコメントで述べていることをまとめると、『最強のふたり』は感動作としては悪くないけれど、『ショーシャンクの空に』ほどではないということになりますが、それがそんなに気に喰わないですか。
よほど『最強のふたり』を気に入られたのでしょうね。
では教えてもらえますか?
本文でも触れていますが、フィリップはどうしてドリスに介護の仕事をやめるべきだ、というようなことを言ったのです?自らはまだ介護が必要な身であるにもかかわらず。
はっきりいってこのシーンは不愉快でしたよ。
なぜなら介護職を一生の仕事としている人もたくさんいるからです。
フィリップは介護職の位を低く見ているのかと思いました。
不愉快なシーンがある以上、この映画を高く評価することは出来ません。
ついでに言っておくと『海を飛ぶ夢』はご覧になりましたか?
他人の映画の見方にとやかく言う以上、当然鑑賞済みだとは思いますが、もし未見であれば見てみた方がいいでしょう。
あなたの映画の見方もまた変わるんじゃないでしょうか。
みなさんのコメント見させて頂きました。
名前とかどうでもいいと思うのですが。笑
細かいところを気にする方なのでしょう。
別にいいじゃないですか。
評価も悪いわけじゃないんですし。
私はこの映画のを見て素直に感動いたしました。
強い感動と。言うよりは、笑えるところもあり、2人の絆を見ているとほんのりジーンと来る。と言いましょうか、
この映画が伝えたいことは私なりに感じ取れたので満足しています。
介護も娘もわたしにとってはあまりストーリーを不快にさせるようなものではなかったので気になりませんでした。
モデルになった2人の希望でコメディ要素も取り入れたという事で、そこもまた良かったです。
でもそれでよいと自分では思っています。
生きてきた人生が違うのですから、映画を観て、どこに感動するか、何が気になるかは人によって違うのは当然だと思います。
『最強のふたり』、悪い映画だと言っているわけではありません。
ただ、感動系の映画としては完璧ではなかった、といってるだけで。
同じ感動系の映画であれば定番の『ショーシャンクの空に』、最近作では『ヘルプ 心をつなぐストーリー』の方が出来がいいと自分は思います。
どちらもまったくのフィクションですが、実話を元にしているかどうかということは自分にとってどうでもいいことです。
映画では、アブデルの弟が助けを求めに来たことをきっかけに、雇用関係を解消。ほんの1年程度の出来事のような印象だが。実際には10年間にわたって面倒を見ており、2人はモロッコへ移住するのだが、アブデルが現地の女性を好きになったため、アブデルの将来のことを考えて、フィリップの方から契約を解除している。Wikipediaより
しかしながら、実際には十年間に渡って起きた出来事であっても、映画の中で一年間の出来事のように描かれているのであれば、この映画は一年間の物語なのだ、と受け止めるのが素直な解釈だと思いますが、違いますか?
そして一年間の物語だとすれば矛盾があるならば、それは立派に矛盾なのですよ?
そこで答えを現実に求めるのは間違っています。
なぜなら、現実に起こった出来事と、現実に起こった出来事を元にした映画はまったくのイコールではないからです。
事実を基にした映画はあくまで起点が事実なのであって基本的に内容はフィクション、創作です。
実際のドリスのモデルとなった人物はおそらくダンスは得意ではないでしょう。
映画と現実の乖離が認められないというのであれば、ドキュメンタリー映画をご覧になることをお薦めします。
では教えてもらえますか?
本文でも触れていますが、フィリップはどうしてドリスに介護の仕事をやめるべきだ、というようなことを言ったのです?自らはまだ介護が必要な身であるにもかかわらず。
はっきりいってこのシーンは不愉快でしたよ。
なぜなら介護職を一生の仕事としている人もたくさんいるからです。
フィリップは介護職の位を低く見ているのかと思いました。
不愉快なシーンがある以上、この映画を高く評価することは出来ません。
と、どうして介護の仕事を辞めさせたのか理解出来ていなかった様なのでただWikipediaをコピーしたものを貼り付けたまでで、映画と現実の話をしたかった訳ではないのですが、どこから話がすり変わってしまったんでしょうかね。
貴方が解雇のシーンを見て不愉快になったように、貴方が今私のコメントを読んで何かしら思う事があるように、貴方のこの記事を読んで不快になる人もいるかもしれないですね。
自分は名前をUnknownのままコメントすることに対してあまり気持ちよくはないですから。
そう思うブロガーは案外多いようです。
あなたがブログを運営されているかどうかは知りませんが。
現実の世界でドリスのモデルとなった人物がなぜフィリップの介護の仕事を止めることになったのか、wikiでは、
>アブデルが現地の女性を好きになったため
なるほど、それならば、彼が介護の仕事を止めるのも納得です。不自然さは感じません。
では映画で、ドリスがモロッコの女性と恋愛をするようなシーンはありましたか?ないですよね?
であれば、映画の中でフィリップがドリスを介護の職を解くことは唐突だし、不自然です。
そして現実の世界で理由があれば、映画ではその理由が描かれなくても構わない、というふうには自分は考えません。
映画は映画、現実は現実、あくまで映画を見て理由がわからないといけないと思います。
自分が求めているのはそういったことです。