この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

人気者が転落していく様は見ていて愉快痛快爽快。

2020-10-30 22:47:01 | 戯言
 俳優の伊藤健太郎が交通事故を起こし、警視庁に逮捕されましたね。
 いやぁ、それにしても伊藤健太郎も馬鹿ですよね~。
 事故を起こしたとしてもその場にとどまってきちんと救護措置をしていれば、警察に捕まることもなく、おそらくは被害者とも示談が成立して、経歴に傷がつくこともなかったでしょうに。
 今ごろは己の馬鹿さ加減を呪っているんじゃないでしょうか。笑。

 こんなことを言うのもなんですが、伊藤健太郎のような人気者が転落していく様は見ていて愉快痛快爽快というか、気分がスッとしますね。
 彼もだいぶ天狗になっていたようですから、今回のこともいい薬になったんじゃないでしょうか。
 まぁ芸能界復帰は無理だと思いますけど!

 今述べたことに「まったくだ!」と同意して下さる方はこの先の文章を読む必要はありません。
 Uターンしてお帰り下さい。

 今回の件で彼がやったこと、そしてやらなかったことは道義的に決して褒められるものではありません。
 彼は今回のことを真摯に反省し、罪を償うべきだと思います。
 ただ、彼の犯した罪が万死に値するかといえばそうは思いません。

 現在ネットには彼をバッシングする声が満ちています。
 その気持ちもわからないではないですが、自分はそうする気にはなれません。
 なぜなら彼と同じ立場になったとき、被害者に対して救護措置を施し、そののち警察を呼ぶという事故の加害者がするべき対応が取れるかどうか、正直自信がないからです。
 出来ればいいなとは思いますが、もしかしたら彼と同様、パニックを起こして逃げ出してしまうかもしれません。
 自分が出来ない(かもしれない)ことで人を責めようという気にはなれないのです。

 また、ネットでは彼に対して悪意のある記事をよく目にします。
 例えば、ある記事には「現場に戻り、飄々とスマホをいじっていた」というふうに書かれていました。
 現場に戻った彼がスマホを操作していた、というのは事実なのでしょう。
 しかし事故の現場でyoutubeを見たり、アプリのゲームをする人間はさすがにいないと思われます。
 素直に考えれば、単にスマホで事務所の人間か、家族に連絡を取ろうとしていた(事故の報告をした)だけではないでしょうか。
 それはごくごく当たり前の行為ですよね。
 それをさも彼が反省する様子がなかったかのように「飄々と」という表現を用いて記事を書くのは、悪意があるように思えてなりません。

 ぶっちゃけて言ってしまえば、罪を償った彼が自粛期間を経て、芸能界に復帰することは何も問題がない、と考えます。
 いや、さすがにそれは問題があるのではないか、罪を犯した人間にその対応は甘すぎる、という人もいるかもしれませんね。
 そう考える人に逆に問いたいです。
 繰り返しますが、彼は万死に値する罪を犯したわけではありません。
 であればこの先50年、60年、生きていかなければなりません。
 その間、彼は何の仕事をすればよいのですか?
 夜間警備のバイト?廃品回収業?それともホスト?
 芸能界に復帰することはNGだが、夜間警備のバイトで生きていくのはOKだ、というのは明らかに職業差別です。
 罪を償った彼がどのような職業に就こうともそれは彼の自由であるはずです。
 もちろん彼がこれから俳優業に復帰しようとすれば、泥をすするような苦労をすることになると思いますが。

 何だかずいぶん伊藤健太郎の肩を持つなと思われる方もいるかもしれませんが、自分は俳優伊藤健太郎に特別興味はありません。
 ただ、罪を犯した人間であっても、きちんと罪を償った暁には希望を持って生きていける、そんな社会が望ましい、そう考えているだけです。
 罪を犯すことが決してない人間などこの世にはいないのですから。
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