この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最大の謎が明かされなかった『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』。

2023-12-22 23:44:54 | 新作映画
 ダニー・フィリッポウ+マイケル・フィリッポウ監督、ソフィー・ワイルド主演、『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』、12/22、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(レイトショーに着き鑑賞料金1300円)。2023年49本目。

 こう見えても子どもの頃はかなりの怖がりだったんですよ。
 テレビでホラー映画の予告が流れるだけでその日は一日テレビを見ることが出来なかったし、デパートかどこかのチープなお化け屋敷を目をつぶりながらお袋に手を引かれ連れて行ってもらっていたし、ともかくいろんなものが怖かったような気がします。
 しかし純情だった自分はどこに行ってしまったのか、今では日本一怖いと噂される富士急ハイランドのお化け屋敷も鼻歌交じりでクリアするような大人になってしまいました。笑。

 そんなつまらない大人になった自分ですが、『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』はまぁまぁ(?)怖かったですよ。
 どこら辺がまぁまぁ(?)怖かったかというとリアリティがあったところですね。
 自分は不死身の殺人鬼が出てくるホラー映画を見ても怖いと思うことはほとんどありません。
 殺人鬼が思わぬところから現れたらビックリはするし、斧で人を殺すシーンなどはグロいと思ったりすることはあるけど、それって「怖い」という感情とは別のものですよね。
 しょせん不死身の殺人鬼なんて存在するわけがないし、存在しないものが何人の人を殺そうがそれで怖いとは思えないのです。
 その点本作では降霊術で呼び出した霊によって惨劇が引き起こされますからね。
 ギリギリリアリティがあると思えました。
 自分にとって「恐怖」はリアリティが不可欠なようです。

 演技のレベルも相当高かったと思います。
 憑依前と後で全然人格が違う!
 こういった点においては邦画は全然敵わないですね。

 ただ、いろいろわからないこともあって。
 なぜヒロインだけが途中から儀式をやらなくても霊が見えるようになったのかがわからないし、結局霊が何をしたかったのかもわかりません。
 仲間を一人(一体?)でも増やしたかったのか?
 だとしたら親友の弟が助かるのって変だと思うんだけど。
 でも一番わからなかったのはヒロインと親友の家族が同じ家に住んでるってことでしょうか。
 二家族で一つの家を共有するってオーストラリアではよくあることなんですかね?
 日本では聞いたことないんですけど。
 それとも自分が聞いたことなだけで日本でもよくあることなのかな。
 そのことに関する説明が作中一切ないの(明かされなかったですよね?)で自分は「ほぇ?」と首をひねりながら観ていました。
 お前が知らないだけで別々の家族が一つの家に住むことなんてよくあるんだよ、うちは三家族で住んでいたよ、っていうか現在進行形で住んでいるよ、という方はコメントをお願いします。
 
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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