この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

インファナル・アフェアⅢ。

2005-04-17 21:45:26 | 新作映画
今日は『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』を観てきました!!
(今日こそは本当です!!!)
非常によかったです!!!!グッジョブ!!!!!
思わず感嘆符もいつも以上につけちまうかって気になっちゃいます。

三部作っていうものは最初から三部作を想定して製作されるか(例を挙げると『ロード・オブ・ザ・リング』)、もしくは第一作のヒットを受け第二、第三作の製作されるか(『マトリックス』シリーズ、『ネバーエンディングストーリー』、etc)のどちらかですが、まぁごく一部の例外を除いて、三部作の第二、第三作はつまらないという法則が厳然と存在しています。
(どこにかというと自分の頭の中に、ですが。 )
一言でいうと「柳の下にドジョウは二匹いない」ってことですよ。
いくら第一作が面白かったからといって調子に乗って続編を作ったって、そうそう傑作が物に出来るはずもありません。

インファナル・アフェア続編製作の報を耳にしたときの、自分の正直な感想は、止めときゃいいのになぁ、というものでした。
続編そのものにいいイメージを持ってなかったですし、何よりパート1で主だった登場人物のほとんどは死んでますしね。
そんなのでまともな続編が作られるわけがない、と思ったのです。
しかしそう思ったのはおそらく自分だけではないでしょう。

そしてパート2である『インファナル・アフェアⅡ 無間序曲』を観て、それがつまらない偏見でしかなかったことを知りました。
人間、本気になれば無理矢理作った続編でだって手に汗握る傑作が作れるやん!
当然パート2を観終わったその日からパート3である『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』にはもう期待しまくりだったのですが、、、いやぁ、本当に素晴らしい出来でした。
こういう悲しい結末しか作り手たちは用意できなかったのか、というやるせない思いみたいなものはありますが、いいものはいい。

『インファナル・アフェア』シリーズは全編暴力に彩られたお話です。
邦画でも暴力を全面に押し出した映画をたまに見かけることがあります。
それらは力こそすべて!という単なる暴力賛歌だったり、はたまた残虐シーンのリアルさが売りだったり、またはほとんどコメディといってよいナンセンス映画だったり・・・。
裏切り、報復、暗殺、粛清、まさに血で血を洗う暴力の果てにある悲しさ、それこそが『インファナル・アフェア』という作品を傑作としえているのではないでしょうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は・・・。 | トップ | エンジン、最終話。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新作映画」カテゴリの最新記事