ガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニー・jr主演、『シャーロック・ホームズ』、3/14、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2010年11本目。
コナン・ドイルの原作にもジェレミー・ブレット主演のテレビドラマにもさして思い入れのない自分はそこそこ楽しめましたが、熱烈なシャーロキアンであれば怒り心頭に発するに間違いないでしょうね。
それぐらい本作のホームズはオツムが弱いです。
ブラックウッド卿の擬死は見抜けないし、峰不二子的な悪女アドラーから勧められた薬入りのワインは一気に呷っちゃうし、秘密工場に乗り込めば罠に嵌って危うく爆死するところだし、到底「名探偵」という冠はつけられません。
まぁでもそういうお馬鹿なホームズも個人的には嫌いじゃないです。
薬を盛られたホームズが翌朝ベッドに真っ裸で縛られているところをメイドに発見されるってシチュエーションはやっぱり馬鹿馬鹿しくて笑えます。
アクション映画としての出来も決して悪くない。
ただ、単純な娯楽作品の割には本作は上映時間が長いんですよね。単に上映時間が長いってだけでなく、冗長な感を受けます。
例えば、序盤の格闘シーンで、ホームズは、相手の戦闘力を分析し、頭の中で一度戦闘をシミュレートしたあと、(シミュレート通りに)相手をぶちのめすという戦い方を見せます。
そういうものを見せられたら、そっか、なるほど、この映画のホームズはそういう戦い方をするのだな、と思うじゃないですか。
でもそれ以降の格闘シーンでは、もちろんクライマックスにおいても、そんなシミュレーションは一切無し。
あの演出は一体何だったの?意味ないじゃん!!といいたくなりました。
そういった意味不明な演出がそこかしこに見受けられるので、それによって作品のキレが失われ、結果冗長な印象を受けるんだと思います。
長編デビュー作『ロック・ストック&トゥ・スモーキング・バレルズ』のようなキレのよさ、言い換えれば無駄のなさは本作では望めません。
まぁ前述の通り、頭を空っぽにして観る分にはそこそこ楽しめるので、デート・ムービーとしては適しているといえるのではないでしょうか。
でも個人的にはバリー・レビンソン監督の『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』の方がはるかにドキドキワクワクして百倍ぐらい楽しめると思いますけどね。
気に入り度は★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コナン・ドイルの原作にもジェレミー・ブレット主演のテレビドラマにもさして思い入れのない自分はそこそこ楽しめましたが、熱烈なシャーロキアンであれば怒り心頭に発するに間違いないでしょうね。
それぐらい本作のホームズはオツムが弱いです。
ブラックウッド卿の擬死は見抜けないし、峰不二子的な悪女アドラーから勧められた薬入りのワインは一気に呷っちゃうし、秘密工場に乗り込めば罠に嵌って危うく爆死するところだし、到底「名探偵」という冠はつけられません。
まぁでもそういうお馬鹿なホームズも個人的には嫌いじゃないです。
薬を盛られたホームズが翌朝ベッドに真っ裸で縛られているところをメイドに発見されるってシチュエーションはやっぱり馬鹿馬鹿しくて笑えます。
アクション映画としての出来も決して悪くない。
ただ、単純な娯楽作品の割には本作は上映時間が長いんですよね。単に上映時間が長いってだけでなく、冗長な感を受けます。
例えば、序盤の格闘シーンで、ホームズは、相手の戦闘力を分析し、頭の中で一度戦闘をシミュレートしたあと、(シミュレート通りに)相手をぶちのめすという戦い方を見せます。
そういうものを見せられたら、そっか、なるほど、この映画のホームズはそういう戦い方をするのだな、と思うじゃないですか。
でもそれ以降の格闘シーンでは、もちろんクライマックスにおいても、そんなシミュレーションは一切無し。
あの演出は一体何だったの?意味ないじゃん!!といいたくなりました。
そういった意味不明な演出がそこかしこに見受けられるので、それによって作品のキレが失われ、結果冗長な印象を受けるんだと思います。
長編デビュー作『ロック・ストック&トゥ・スモーキング・バレルズ』のようなキレのよさ、言い換えれば無駄のなさは本作では望めません。
まぁ前述の通り、頭を空っぽにして観る分にはそこそこ楽しめるので、デート・ムービーとしては適しているといえるのではないでしょうか。
でも個人的にはバリー・レビンソン監督の『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』の方がはるかにドキドキワクワクして百倍ぐらい楽しめると思いますけどね。
気に入り度は★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
この映画は映画館に見に行こうと思ってたんですが、忙しくてなかなか行けないです…
ブログを読んだ感じでは僕の思ってた
「シャーロック・ホームズ」とはちと違いますね~
でも観てみたいんで暇があれば行きます
シャーロック・ホームズという設定を使った別の映画なんでしょうな。
特にホームズが好きというわけではないのですが、
当時のロンドンの写真が欲しくて
「シャーロック・ホームズの見たロンドン」(JICC出版局版)という
2900円の本をためらわずに買った私からすると
予告編でのロンドンの街はなかなか魅力的に見えます。
あの風景は映画館で観たいが、アホのホームズかぁ、
とちょっと迷いどころです。
>もぐもぐふくしまさん
本作は、観て損をするということはないと思いますが、忙しい中、無理に時間を割いて観に行くほどでもないですよ。
特に自分なりのホームズ像がある人にはちょっと薦められないかな~。
裏切られること、間違いないので。笑。
>幸太郎さん
>シャーロック・ホームズという設定を使った別の映画なんでしょうな。
そういうふうに割り切れればそれなりに楽しめる映画です。
>予告編でのロンドンの街はなかなか魅力的に見えます。
一昔前の作品では、当時の風景をどれぐらい再現できているかも評価のポイントの一つでしたが、今はもうCGで何でもありですからね~。
本作のロンドンも正直CGっぽさが抜けていないロンドンです。
まぁよく出来てはいるんですけどね。