この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『ふたつのスピカ』、完結。

2009-10-30 23:22:11 | 漫画・アニメ
 発売されたのは一週間ぐらい前になるんですけど、『ふたつのスピカ』(柳沼行著)が十六巻をもって完結しました。

 NHKではアニメにもなったし、さらには桜庭ななみ主演でドラマにもなったけど、やっぱり原作の漫画が一番だと思います。
 アニメは未見ですが、ドラマはやたら駆け足だった印象があります。
 原作はものすごく丁寧な筆致で主人公たちの成長を描いた作品でしたからね。

 作品的に盛り上がりのピークは十二、十三巻あたりだったと思います。
 やっぱり秋の突然の死は衝撃的でしたから。反則だろう、と思いましたよ。

 十二、十三巻が盛り上がりのピークだったといいましたが、その後の展開が退屈だったとかそういうわけことは全然なくて、幕の引き方の丁寧さはむしろ自分好みでしたね。
 この幕引きの丁寧さは自分が好きだったアニメ『ペリーヌ物語』に通じるものがあります。
 あのアニメも盛り上がりのピークも最終回ではなく、その三回前である第四十九話でした。

 全十六巻という長さは、気軽に読めるものではないかもしれませんが、これほど上質な感動作はそうそうお目にかかれないと思います。ものは試しに一巻だけでも購入して、読んでみて下さい。
 そうですね、、、一巻を読んでもし面白くなかったら、作者と出版社に代わって、代金を自分が負担しちゃいましょうか。
 といっても返金は実際に会ったときに限らせてもらいますけど。笑。
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