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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

「由布川峡谷探検ツアー」に参加しました、その3。

2025-07-07 22:45:58 | 旅行
 突然ですが、皆さんは山の中で死にかけたこと、もしくは死ぬような思いをしたことはありますか?
 ここだけの話、自分は一度ならずあります。
 4年前のことですが、【湯布院カントリーロードユースホステル】のツアーで津波戸山に登りました(こちら)。
 その時、急斜面を鎖を伝って降りていたんですよね。
 足元を見ると、地面まで50センチほどでした。
 これぐらいの高さならこのまま飛び降りても大丈夫だろうと思って鎖から手を離しました。
 実際大した高さではなかったのですが、二、三歩よろめいたんです。
 そしてよろめいた先が20メートルの崖で、気がつくと20メートルの崖を滑落するところでした。
 この時は自力で這い上がって事なきを得たのですが、もし落ちていたら今ごろ呑気にブログの記事なんて書いてはいなかったでしょう。

 2年前に由布岳に登った時もヤバかったです。
 この時は滑落しかけたとかそういったドラマティックなことがあったわけではなく、持参したマグボトル(600ccぐらい)のお茶を全部飲み尽くし、下山途中で脱水症状を起こしたのです。
 脱水症状があんなにきついものだとは思ってもいませんでした。
 通常は疲れたら体力が回復するまでその場で休めばいいじゃないですか。
 けれど、脱水症状を起こした状態だと、休めば休むほどきつくなっていくんですよ。
 何とか駐車場に停めてあった車に戻った時は浴びるようにジュースやら何やらを飲み干しました。

 この時の轍を踏まぬように、【鹿嵐山】に登る際は、お茶を入れた二本のマグボトルと飲みかけの水が入ったペットボトルをリュックに入れていました。
 正確な数値ではありませんが、由布岳の時の2.5倍は飲み物を持っていたことになります。
 これで飲み物に関しては心配いらないな、と思いました。

 さて、【鹿嵐山】は雄岳と雌岳からなる「双耳峰」の山です。
 「双耳峰」とはピークが二つある山のことで、「双耳峰」という呼び名で充分わかるとは思うのですが、自分は勝手に「M字峰」と呼んでいます。
 【鹿嵐山】の場合、最初の書き出しが第一駐車場で、一つ目のピークが雌岳の山頂、中央の凹んだところが分岐、二つ目のピークが雄岳の山頂、そして書き終わりが第二駐車場になります。
 当然一番きついのは第一駐車場から雌岳の山頂までの上り坂だと思うじゃないですか。
 実際他の方の【鹿嵐山】の登山記でも最初の上り坂が一番きついというようなことがよく書かれています。
 なので自分も雌岳の山頂までの上り坂を一番の難所として登山計画を立てていました。
 登山計画というのは大袈裟ですね、要は飲み物を飲むペースです。
 雌岳の山頂に着くまでにペットボトルの水と一本目のマグボトルのお茶を飲むぐらいのペースでいいだろうと考えたのです。
 それぐらいのペースで飲み物を飲めば、二本目のマグボトルのお茶を飲み終えるころに駐車場に着くというのが自分の計算でした。
 しかしその計算にはいくつかの誤算がありました。

                                    続く。
コメント
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