この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

この違いはわかるまい、続き。

2023-11-24 20:29:52 | 蘊蓄・雑学
 先日の仲間外れはどれだクイズの前になぞなぞです。

 Q.八百屋さんで柿をカードで買おうとしたら断られました。なぜでしょう?
 答えはwebで!

 さて、先日の仲間外れクイズはこんな問題でした。
 Q.同じ漢字の中に一つだけ違う漢字が混じっていますが、それはどれでしょう?

 123456789
A柿柿柿柿柿柿柿柿柿
B柿柿柿柿柿柿柿柿柿
C柿柿柿柿柿柿柿柿柿
D柿柿柿柿柿柿杮柿柿
E柿柿柿柿柿柿柿柿柿


 普段使わないフォントサイズで表示してみましたが、たぶんそれでもわからないと思います。
 ずらっと並んだ「柿」の中で一つだけ違う漢字が混ざっています。
 それはD7の「杮」です。
 「柿」の中に「杮」?
 同じじゃん、と思われた方がいるかもしれませんが(そういう方ばかりだと思いますが)、いや、違うんですよ。
 試しにD7の「杮」をコピペして、変換してみてください。
 何と表示されましたか?
 そう、「こけら」と表示されたはずです。
 劇場のお披露目公演を意味する「こけら落とし」の「こけら」です。
 ちなみに「こけら」とは「かんな屑」のことで、劇場が落成した際、最後にかんな屑を払うことから来ています。

 「柿(かき)」と「杮(こけら)」、一見すると同じ漢字のようですが別の漢字です。
 木偏の隣りにある旁(つくり)が「柿(かき)」では「市(いち)」ですが、「杮(こけら)」では「市(いち)」ではなく、中央を貫いているのが一本棒なのです。
 なので、「柿(かき)」の画数は九画ですが、「杮(こけら)」は八画になります。

 ここだけの話、物知り顔で「柿(かき)」と「杮(こけら)」の違いを説明している自分ですが、結構長い間、二つの漢字は同じ漢字なのだと思っていました。
 「柿(かき)」が別読みで「こけら」とも読むのだと思っていたのです。
 ただの勘違い平行棒ですが、そういう勘違いをしても仕方がないぐらい二つの漢字は似てますよね。
 誰だって勘違いすると思うんです。
 もちろん、「柿(かき)」は別読みで「こけら」とも読むんですよ、などと自慢げに言ったことはありません。
 いや、本当にないですって!
 
 ところで、冒頭のなぞなぞ、八百屋さんで柿をカードで買おうとしたら断られましたのは、柿は現金でしか買えなかったからです。
 昔から言いますよね、「火気厳禁(柿現金)」って。
 お後がよろしいようで…。
 上手く誤魔化せたかな。。。
コメント (2)
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