この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

春のお化け映画祭り第一弾!『真・事故物件/本当に怖い住民たち』。

2022-02-27 22:32:02 | 新作映画
 佐々木勝己監督、海老野心主演、『真・事故物件/本当に怖い住民たち』、2/26、イオンシネマ福岡にて鑑賞(ACチケットBA、鑑賞料金1000円)。2022年6本目。

 というわけで、TOCANA製作のホラー映画、『真・事故物件/本当に怖い住民たち』を観てきましたよ。
 正直、この映画は観ることはないかな、と思っていました。
 公開第一週目にして一日一回、夜の7時からという、個人的にすごく観に行きにくい上映開始時刻だったんですよね。
 ところが公開第二週目で上映回数が一日二回に増え、一回目が朝の9時半という観に行きやすい開始時刻だったので、これなら観に行ってもいっか、と思った次第です。
 上映回数が増えるってことはこの映画、人気があるんですかねぇ。
 その割には3/3上映終了予定ですけれど。

 ホラー映画で一番怖いのはいつかというと、それは観に行く前ですね。
 想像を絶するような恐怖を味わわされるんじゃないかって思ってしまうのです。
 でも実際ホラー映画を観て、想像を絶するような恐怖を味わわされるなんてことは稀で、大概はそんなに怖いと思うことはありません。
 そういった意味では『真・事故物件/本当に怖い住民たち』はそれほど怖くはなかったです。
 ただ、観に行ってよかったとは思ってますよ。

 何がよかったのかというと、本作は3人のアイドルの卵、及び女性YouTuberが怪奇現象をカメラに収めるために事故物件のアパートに泊まり込むというお話なのですが、3人が3人とも個性的で可愛かったことですね。
 ホラー映画において襲われる女性は魅力的でなければならない、これは最重要な案件かと思います。

 気合いの入ったスプラッター描写も感心はしました。
 よくこの映画をシネコンの大スクリーンで上映させたものだとTOCANAの配給力には敬意を表せずにはいられません。

 まぁでもそれぐらいかな。
 いろいろツッコミどころも多いんですよね。
 ヒロインの女子高生が肝が据わりすぎているだろうとか、掴まえた女性をどうして縛っておかないんだとか、監督は登場人物の口を通して言いたいことを言い過ぎだろうとか、安藤、どこに行ったんだよとか、いろいろですが。
 でもラストシーンの「せーの!」で全部どーでもよくなっちゃいました。

 聞いたところによると、続編の製作、及び本作でヒロインを務めた海老野心の続けての出演が決定したのだとか。
 そっか、ヒロインは無事だったんだね、よかったよかった、、、ってんなわけあるか!

 『真・事故物件/本当に怖い住民たち』、ホラー映画好きであればまず観に行って損はないかと思いますが、そうでない方はスルーするのが賢明です。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
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