この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

GOTH。

2009-01-13 22:07:48 | 新作映画
 乙一原作、高橋玄監督、『GOTH』、1/10、ユナイテッド・シネマ福岡にて鑑賞。2009年5本目。


 この日、三本目の映画鑑賞。
 映画のハシゴなら最高一日五本観たことあるけど(死にました)、一日三本観て、その三本が全部違う映画館、というのは初めてでした。
 我ながらよーやるわ、と思わないでもないです。
 それにしても同じユナイテッド・シネマでありながら、どーして(福岡市内では)『ヘルボーイ/ゴールデンアーミー』はユナイテッド・シネマキャナル13、『GOTH』はユナイテッドシネマ福岡というふうに上映館が違うんだろう?
 故意に振り分けてるのかなぁ。
 まぁユナイテッドシネマなかま16(福岡県内最大のシネコン。スゲー遠い。たぶんガンダーラぐらい。)でないだけマシなんだけど。
 というようなローカルなネタはさておき。

 乙一の原作はかなりトリッキーな作品です。○○だと思わせて実は××だった、というような叙述トリックが用いられ、グロテスクな描写、ダークな雰囲気と相まって、原作を傑作たらしめていました。
 ですが、叙述トリック、グロテスクな描写、ダークな雰囲気、どれも映画にするには不向きな要素なんですよね。
 なので、映画化が発表されたとき、それらをどう処理するのだろうと興味津津だったのですが、鑑賞して納得。
 叙述トリックとグロテスクな描写のパートは潔いぐらいにばっさりとカット、原作の持つ、ダークな雰囲気の再現のみ腐心した作品でした。
 まぁその選択はありかなと思いますし、それに関してはまずまず成功していたと思います。

 乙一ファンであれば、まず観て損はないと思います。
 しかしそうでない人はどうなんだろうなぁ、、、あんまりお勧めは出来ないかも?
 まぁヒロインと主人公の妹は可愛かったので、そういうのを目当てに観に行くのであればいいかもしれません。笑。

 お気に入り度は★★★☆ お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする