横たわったリリー

猛暑が続くのでできるだけ早めにスマイルホースに到着した。
すると考えるのは他の会員さんも同じで、私より早めに騎乗をスター
トしている会員さんがいた。馬場で騎乗している会員さんを見学し
ていると、インストラクターが「リリーでお願いします」。
・
リリーに装着する馬装を足洗い場に準備して、厩舎に向かった。
リリーがいる馬房をのぞくと、初めて見るリリーの姿に唖然とした。
いつも私が到着するときは、いつも飼い葉を「ムシャ、ムシャ」食べ
あさっているのに、なぜか静かに横たわっている。
・
こんなリリーを見たことがなかったので、体調が悪いのだろうかと心
配になった。「リリーおはよう。どうした、体調でも悪いのか」。
言葉をかけても全く反応はなく、目はうつろに一点を見つめている。
首を起こそうとしても立ち上がろうとしないので、横たわったまま無
口を取りつけて「さっ、リリー行くよ」とリードロープを引いた。
・
やっと立ち上がったので馬房をでて、ランランがいる厩舎前を通ろ
うとしたがまったく反応がない。そのあと、牝馬すだちがいる厩舎前
を通ろうとしてもまったく無反応。いつもこんないい子の、リリーでい
てくれたらいいのだが・・・
・
馬装を済ませて、馬場に出ていつものように常歩、軽速歩へと移行
していく。すると少しずつ、気合いが入ってきた。どうやら、先ほど横
たわっていたのは、たんに暑さによる疲れが原因したようだ。
おっと、続きは明日になりました。また見てね。






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