ツバメの巣立ち

隣の家には、毎年春になるとツバメが巣を作りにやってくる。
巣は彫り込み車庫の入り口の上になるが、その奥にゴミネットが置い
てあるので当番の月にその下を週３回ほど通る。
私がネットを取りに行く時間は、朝６時過ぎ頃だがその時ツバメは
まだ睡眠中のようで家族いっしょに静かに眠っていた。
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昨日の朝７時過ぎに家を出ると、となりのツバメ達がさわがしい。
５～６羽ほどが「ピィーピィー」鳴きながら巣を飛び立ったり、巣に
戻ったりしている。どうやら巣立ちのようだ。
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春２羽だったツバメもはしばらくするとひなが増え、家族生活が始ま
る。親ツバメは、ひなに餌を与えるために巣を出たり入ったり忙しそ
うにしていたが、巣立てばこれから楽になるのかな。
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ツバメは外敵を避けるために、人の出入りが多いところに巣を作るの
で、愛情を持って見守る人も多い。また昔の人の言い伝えで、ツバメ
が来ると縁起がいいとも言われてきた。
しかし、この４０年ほどでツバメの数が約３分の１減ったという。
田畑や緑地の減少で餌となる虫が少なくなったことや、カラスによる
被害が増えたことが原因とみられる。
隣の家に最初にツバメが来たときカラスから狙われたようで、巣の下
にカラスよけのネットがひかれた。それ以来、毎年春になると巣の下
にネットがひかれるようになった。
隣のやさしい住人のおかげで、今年も無事ツバメたちの巣立ちができ
た。



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