内藤大介と亀田興毅

昨日のＷＢＣフライ級世界選手権はおもしろかったですね。
チャンピョン内藤大介３５才対、挑戦者亀田興毅２３才の１２回戦は
最後までもつれましたが判定で亀田興毅が勝ち決着がつきました。
今回の試合で以外だったのは、亀田興毅が余計なパフォーマンスをせず
に試合のみに集中したことでした。そしてきたない反則はせずに、若武
者の挑戦者らしく正々堂々と戦いました。いいまでの試合はどちらかと
いうとボクシング以外の方が目立ちすぎて、本業はたいしたことはない
んじゃないかという見方をしていました。でもボクシングのみに徹した
亀田興毅は強くて素晴らしいボクサーでした。昨日の試合のようなボク
シングを続ければ日本ボクサーのヒーローになるかもしれませんね。
内藤大介は挑戦者より１２才歳がうえですが、その差をまったく感じさ
せない前に出るボクシングに徹しました。チャンピョンは変則的なボク
シングを得意としているので、うかつに亀田が前に出ようものなら内藤
の餌食になるところでした。でも亀田は決して無理をして前に出ずに、
むしろさがり気味に相手との距離をとり続けてパンチを出し続けたのが
勝因だったようです。内藤大介は昨日の試合で負ければ引退を考えて
いたようですが、仕方がないことかもしれません。若い亀田にふたたび
立ち向かうには、年齢的にも体力的にも無理があるような気がします。
若い亀田にチャンピョンベルトを奪われましたが、内藤はきっと満足を
していると思いますね。５回の防衛をして３５才までチャンピョンベル
トを巻き続けてことに、おつかれさんと言ってあげたいですね。
内藤を応援して負けましたが、気分は何故だかすっきりしました。

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