ブログ 「ごまめの歯軋り」

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クラシック音楽  私のオーディオシステム 第2回/全5回

2007年02月25日 | 音楽
第2回/全5回
私のささやかなオーディオ遍歴

このコーナーの最初の「挨拶」のところで簡単に私のささやかなオーディオ遍歴を述べたが、現在のシステムに至る経過と音の傾向を振り返ってみたい。

①最初、デンオンのシステムコンポを買った(約30万円くらい)が、すぐに本格的なシステム構成を考えスピーカーをヤマハNS1000X(2本で約25万円)にアップグレードしたつもり。CDをソニー(約14万円)に、インテグレイテッドアンプをヤマハAX1000a(約20万円)にしてこれでバランスをとって一段落しました。このときの音質はやたら元気のいい当時の流行の堅い音質です。今から思えばこの音質はスピーカーのヤマハNS1000Xによって決定されていたようです。30cmウーハが非常に堅くてヤマハAX1000aのアンプではほとんど鳴らしきれていなかったようです。電子楽器が主のポップには向いてはいたのでしょうがこの硬質な音に嫌気がさして、さらなるシステムの改善に向かいました。

②スピーカーを英国BBCご用達のスペンドールSP3(ブックシェルフタイプ、2本で約11万円)に、CDはフィリップス(約15万円)に変更したところ非常に柔らかい音質に変りびっくりした事を覚えています。それからはスピーカは英国製に限るという変な確信をもちました。アンプが壊れたのでサンスイAU-907XR(約25万円)に変更しました。そして十年前ごろから友人に真空管アンプに長けた人がいたのを機会に、色々意見を聞きかつ影響を受けつつさらに音質に改良を志しました。以後は半導体アンプは廃止し全面的に真空管式アンプのシステムに鞍替えしました。

③スピーカは英国タンノイのスターリングHE(定価48万円 購入約30万円)とタンノイスーパツィーターST200(定価25万円 購入約16万円)、メインアンプは名機真空管マッキントッシュMC240(出力管6L6GC,プッシュプルアンプ 20W  中古品で約25万円)、コントロールアンプはサンオーディオ真空管SVC200(10万円)、CDはTEACのVRDS50(定価25万円 購入約17万円)としたのが現在のシステムになっています。狙いはタンノイの同軸2ホーンスピーカであるスターリングHEによるクラシック向きの音質とスーパツィーターによる20KHz以上の超高音再生による音質変化を見るためです。CDはスーパオーディオSACDにしようかどうか迷った挙句、SACDのソフト不足で見送り、TEACのCDが擬似倍音再生という趣旨でスーパツィーターによる20KHz以上の超高音再生に資することから選択しました。なおパワーアンプには真空管直熱3極式出力管300Bシングルアンプ(8W)を購入して、真空管300Bを中国製やロシア製、スロバキア製に取り替えては音色の違いを楽しんでいました。ソロや室内楽には300Bシングルアンプを、交響曲やピアノ曲にはマッキントッシュプッシュプルアンプMC240を使用しております。主にパワーとスピード感に違いがあり、CDによってアンプを交換しています。

これでクラシック音楽再生では一応の音質が出ていると考えています。何度も言いますがオーディオ再生の要はスピーカで決まるといっても過言ではありません。いまはタンノイスターリングHEの音です。ケーブルなどの変更による音質向上は確認できませんでした。アースの有無、電源±コンセントの位置変更による音質変化もよく分かりません。



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