ブログ 「ごまめの歯軋り」

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岐阜県庁 裏金問題調査報告 

2006年09月01日 | 時事問題
2006年09月01日13時45分
岐阜県裏金「梶原前知事、裏金隠し了承」 総額は17億円 
 「岐阜県の裏金問題で、弁護士による検討委員会(幅隆彦委員長)が1日、調査結果と提言を発表した。組織ぐるみでつくられた裏金は92~03年度にかけて総額約17億円にのぼると認定。これらの裏金の存在を隠したことについて、委員会は「当時の森元恒雄副知事(現・自民党参院議員)の進言により、梶原拓前知事が了承していた。他の幹部に比べても重大な責任がある」と指摘した。
 調査結果では、裏金がつくられていた当時の知事ら三役と管理職に返還を求めるべきだとし、その総額は利息を含めて約14億円とした。また、裏金を焼いたり捨てたりしたと証言した職員について、「業務上横領罪か器物損壊罪に問われる可能性がある」と指摘した。」

恥ずべき官僚の悪行 税金泥棒
 岐阜県の裏金問題についてはこのブログでも8月9日に取り上げた。中央官僚の悪行には唖然として開いた口がふさがらないついでに、もう1回毒づいてやろう。今日1日に調査報告が出された。知事、副知事、三役(助役、出納役、教育委員長)や幹部職員に責任があると指摘した。そして14億円について返還を求めることにするらしい。知事は公選で選ばれるが、副知事や三役には生え抜き職員がなる場合もあるが、大抵自治省からの派遣官僚が就任する。それも若い官僚である。総務部長も中央官僚の派遣の場合が多い。すべて中央とのパイプが重要視されるからである。地方自治体は三割自治といわれる所以は、中央の委託業務とひも付き予算に7割が依存して、3割が自治体の税金で仕事が成り立っているからである。
 従って今回の裏金問題という悪しき慣例は中央から持ち込まれたものに相違ない。ということは全ての県で裏金が作られている。そして政府の全ての省でも裏金があることだ。今各県や各省は必死に裏金の痕跡を隠すために大慌てであろう。経理的にやる手は、外郭団体に因果を含めて預からせること、細かく分散して費用に割り込ませることであろう。きちっと調査すればいづればれる事なのだが、査察の手を入れるべき監査機関も裏金作りをしているから、信用できない。全くもって腐敗のきわみですな。もう潰すしか仕方ない組織です。


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