asahi.com 2010年11月2日7時29分
国立研究機関構想に蓮舫氏「焼け太り」 文科省を批判
研究開発の独立行政法人(独法)を統合する「国立研究開発機関」構想に、蓮舫行政刷新相が「待った」をかけている。省庁の縦割りを廃し、効率的な研究を可能にすることを理由に文部科学省などが検討している構想だが、独法の人員や予算などを見直す基準を策定中の行政刷新会議は「文科省の焼け太り作戦だ」と反発している。
今回の構想は、理化学研究所や宇宙航空研究開発機構など38法人を再編し、新組織へ移行させるというもの。関係する9府省の副大臣らでつくる「研究開発に関する検討チーム」が4月に策定した中間報告に盛り込まれた。 一方、行政刷新会議は、4月と5月に研究開発関連の独法などを対象に事業仕分け第2弾を実施。年度内に独法全体の体制を見直す基準を策定する予定である。
蓮舫氏の指摘はするどい。官僚機構は研究機構再検討に先立ち、目潰しの再編計画をでっち上げ、組織の巨大化をもくろむ。いつもながらの官僚の手口を見破った蓮舫氏に感服する。官僚の計画に同調する海江田文部大臣の不見識では自民党時代と同じ。
国立研究機関構想に蓮舫氏「焼け太り」 文科省を批判
研究開発の独立行政法人(独法)を統合する「国立研究開発機関」構想に、蓮舫行政刷新相が「待った」をかけている。省庁の縦割りを廃し、効率的な研究を可能にすることを理由に文部科学省などが検討している構想だが、独法の人員や予算などを見直す基準を策定中の行政刷新会議は「文科省の焼け太り作戦だ」と反発している。
今回の構想は、理化学研究所や宇宙航空研究開発機構など38法人を再編し、新組織へ移行させるというもの。関係する9府省の副大臣らでつくる「研究開発に関する検討チーム」が4月に策定した中間報告に盛り込まれた。 一方、行政刷新会議は、4月と5月に研究開発関連の独法などを対象に事業仕分け第2弾を実施。年度内に独法全体の体制を見直す基準を策定する予定である。
蓮舫氏の指摘はするどい。官僚機構は研究機構再検討に先立ち、目潰しの再編計画をでっち上げ、組織の巨大化をもくろむ。いつもながらの官僚の手口を見破った蓮舫氏に感服する。官僚の計画に同調する海江田文部大臣の不見識では自民党時代と同じ。