癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

裾合平~中岳~北鎮岳~比布岳~当麻岳

2016年09月16日 | 登山・旅行

今日一番の目的だった裾合平のチングルマの紅葉絨毯

 例年の大雪の紅葉のピークは、9/15前後が多い。しかし、今年はかなり遅れているとのことなので、木の紅葉は期待せず、裾合平のチングルマの紅葉絨毯を狙いにした。

 平地は晴れているが、向かう旭岳は雲の中だ。昨日よりは良さそうなので、7:00の旭岳ロープウェーに乗った。天気がよければ、裾合平~中岳~北鎮岳~比布岳~当麻岳と回る予定ではあった。


 7:15、ロープウェーを下りて、スタート。この辺りの紅葉は、色づき始めたかんじだが、やはり赤がない。本来であれば正面に旭岳が見えるはずだが、残念。

 8:25、裾合平分岐に到着。そこから裾合平に向かった。

 陽光の恵みはないので、鮮やかさはいまいちだが、期待通りの一面のチングルマの紅葉絨毯が広がっていた。

〈チングルマの紅葉のアップ〉


 この先がガスだったら、ここで戻っても良いと考えていたが、その先の中岳温泉の谷間が見えてきたので、そこまで足を伸ばすことにした。


 中岳温泉で足湯を楽しむ、スタート時から相前後して歩いていた山ガールのお二人。ブログに載せることも快諾して、カメラに収まってくれた。彼女らは、旭岳を回って戻るとのこと。

 戻るかどうか悩んでいたら、周りのガスが取れて、上空に青空が覗き、太陽も顔を出した。時間もあるし、予定通り進むことにした。


 中岳分岐までの登りで、ガスが取れて陽光に照らされる斜面を写す。手前の赤はウラシマツツジの紅葉


9:55、中岳分岐を通過し、姿を見せてくれた中岳をめざす。


 稜線に乗ったら、お鉢平の全容が姿を見せていた。


 時おり、姿を現す北鎮岳を目指す。

 10:30、ガスで何も見えない北鎮岳に到着。黒岳から登ってきて、こちらが登ってきたコースを下るという東京の男性と別れて以降、裾合平分岐まで、誰にも会わなかった。また、当麻岳までは、ほとんどガスの中の歩きだった。


 ちらっとガスの中から見えた鋸岳斜面のグラデーションの草紅葉

11:40、何も見えない比布岳通過。安呂間岳から当麻岳へ下る。12:20、当麻岳通過。


 初めて赤い色のナナカマドに出会った当麻岳斜面


 当麻岳からの下りで、ガスからぬける。目の前には、ウラシマツツジの紅葉。その下に広がる沼ノ平

 13:05、当麻乗越し通過。稜線はガスで覆われているが、周りの眺望はずっと見通せる


 当麻乗越しの先から、ピウケナイ湿原の向こうに、ゴールのロープウェー姿見駅が見える


 13:45、裾合平分岐に到着。これで、周回したことになる。
 下ってきた当麻岳の尾根とそこまでの色付きの進んでいない斜面を振り返って、ゴールを目指す。ここまで来ると多くの登山者と出会うようになる。

 姿見駅まで、あと5分というところで雨が降ってきた。
 14:45、スタートから7時間30分でゴール。旭岳は最後まで姿を隠したままだったが、それなりに、楽しむことのでき、歩き堪えのあるロングコースだった。歩数計を見たら、4万歩を超えていた。

 今年の大雪の紅葉登山は、これで終わりだが、真っ赤なナナカマドに彩られるピークは1週間後かも?しかし、台風に苛められているので、あまり期待できない感じだ。

 温泉は、ロープウェーの券を見せて、フェイスブックを見たというと、半額の300円にしてくれるグランドホテル大雪へ寄った。

 明日は、朝から雨予報だが、とりあえず旭川の道の駅まで走った。

停滞日

2016年09月15日 | 登山・旅行

 平地には青空が広がっていたが、旭岳には黒い雲が広がって、姿が見えず。回復を期待して、旭岳ロープウェーまで行ってみたが、上の姿見駅の天候は、9時段階で、「小雨」で、山も周りの展望も「不良」とのこと。

 それにしても、なにも見えないところへ、往復2900円のロープウェー代を払って乗り込んでいく登山者や観光客が多いことにも驚く。

 無料駐車場で、車の中で本を読んで、回復を待ったが、昼になっても変わることはなかった。昨日までの疲れもあるので、諦めて停滞日とした。


 それにしても、今年は紅葉がかなり遅れている。標高1000m以上にあるロープウェーの斜面もダケカンバが少し黄色味を帯びているだけで、紅葉は全く見られない。
 ビジターセンターの職員は、「天候が回復する来週以降が勝負でしょうね」と話していた。

 結局、8時から15時まで本を読んで過ごした。すると、雨まで降りだした。食糧の調達もあるので、下に下りて、東川町の道の駅で連泊することにした。

西天塩岳~天塩岳

2016年09月14日 | 登山・旅行

西天塩岳から前天塩岳(左)と天塩岳(右)を眺める

 天塩岳はこれで4回目だ。最初は前天塩岳~天塩岳~新道コース、2回目は、旧道コース~天塩岳~新道コース、3回目は、最初と逆回り。今回の目的は、一昨年の秋に道が開削された西天塩岳と、最近再整備された山小屋の1km手前の新道登山口から連絡路分岐までのコースを歩くことだった。


 もともと新道コースはここからだったが、小屋からスタートする旧道コースからの連絡路ができてからはあまり利用されていなかったようだ。しかし、昨年の台風で、前天塩岳コースも、旧道コースも閉鎖されて、今は新道コースしか使えない。そんなこともあって、こっちも再整備したようだ。


50分で、小屋からの連絡路分岐に到着



円山への登りが続く


赤い実を付けるゴゼンタチバナとウラシマツツジの紅葉


 円山の下りから、西天塩岳を望む。避難小屋の横から新しい道が見える。西天塩岳への道は、小屋とトイレの間からと、250mほど山頂寄りからの2本が開削されている。帰りに寄った方が標高差の関係で楽なのだが、雲ごが広がってきそうな気配なので、先に登った。


岩礫斜面の上に西天塩岳の頂上(1470m)が見える。
 上に上がったら、奧にこちらより高そうに見えるピークがある。地形図に1465と標高点が記載されているピークで、5m高いこちらが本峰である。最新版の「夏山ガイド」にもそのように記載されていた。


西天塩岳から大雪方向を眺める。雲が絡んで良く見えない。


今日の目的はここで達成できたので戻っても良いが、こちらの新しい道と繋がる頂上へ続く新道コースがくっきりと見える以上、戻るわけには行かない。


4回目の頂上。もうこれで最後かな?という思いも湧いてきた。


下山途中に、愛知県のトヨタ工業高校の研修登山の一行と出会った。全員白いスポーツシャツだったので、遠くから見たら、月山や鳥海山で目にした信仰登山の白装束の一行に見えた。

6:50スタート、登り(西天塩岳経由)3時間10分、下り2時間5分。12:35ゴール。

 下山後、この山とセットになっている感じの愛別町の協和温泉で入浴。

 明日は、大雪の紅葉登山の予定だったが、例年よりかなり遅れているらしい。確かに、今日の天塩岳の上の方でも微かに色付き始めたばかりといった感じだった。
 昨年は同じ日に銀泉台から赤岳に登ったが、まさに最高潮の紅葉だったことが信じられない感じだ。そこで、早めに紅葉するチングルマが一面に広がる裾合平へ行ってみようと思って、東川町の道の駅まで走った。

敏音知岳(ぴんねしりだけ)(703m)

2016年09月13日 | 登山・旅行

 道北の中頓別町にある山で、隣の松音知岳(まちねしりだけ)」と夫婦山。(画像の右の山は689峰で、松音知岳ではない)。この敏音知岳は、北海道本土の登山道のある最北の山で、日本海とオホーツク海が見える珍しい山でもある。。

 2004年に妻と一緒に登って以来、12年振りの再訪となった。


 国道沿いの道の駅「ピンネシリ」の裏に登山口がある。国道からすぐ登れる山も珍しい。今年のこの時期は、相次ぐ台風で、林道の崩壊、橋の崩落、倒木などで、多くの山は、登山口まで行けないことが多い中、昨日も今日もありがたい山だ。


初めは、トドマツ林の中のまっすぐな「松並木の道」を進む。
「白樺の水場」のある4合目からは、傾斜がきつくなり、大きくジグザグを切る道となる。


 8合目の手前から、尾根道となるが、その末端に「軍艦岩」がある。セルフタイマーの10秒で鉄梯子を登って上に立つのはたいへんだった。この上も展望台だったが、12年前よりは木が繁茂して展望は限られていた。


 ペンケ山(右)と後ろ左側の鋭く尖った鬼刺山や畑地をバックに登る。
 この名前も山容もインパクトのある鬼刺山は、3年前に藪山仲間と沢を遡り、藪を漕いで、9時間を要して登っている。


 9合目付近から頂上までの急な尾根道を見上げる。右は東峰。


 1時間35分で、頂上到着。12年前は、東峰まで刈り払い道があったので、向こうまで往復したが、今回は消えていた。


 まず最初に日本海に浮かぶ利尻山を探した。肉眼では見えたが、写真でも微かに見えている


頓別川沿いの中頓別市街地の平地の先には、オホーツク海がみえる


西側のペンケ山(左)とパンケ山(右)。ちなみに、ペンケは上流側、パンケは下流側を表す


 すぐ隣のピークに祀られている祠の前にフリージアが咲いていた。山に咲く花でないのに、途中にも咲いていた。誰かが持ち込んで植えたのだろう。

 滅多に見れない、もう3度目はないだろう、はるか道北の展望をゆっくり味わいたかったが、ハネアリが煩くて休むことさえできない。必要な写真だけさっさと撮って、下山せざるを得なかったのが残念。
  
 自撮りは、下山時にやったので、下りも、登りと同じ1時間35分だった。

 下山後、中頓別鍾乳洞へ。この町一帯は、海中堆積が隆起した石灰岩の地形で、中頓別町ジオサイトとして売り出しているようだ。

石灰岩の海中堆積が良くわかる「軍艦岩」


中の見学ができる第1洞。第3、第4もあるが、崩落の危険性があるので、中には入れなかった。


石灰岩地形にはよくある「ドリーネ」。雨水で石灰岩が溶けてできる深い窪地。鍾乳洞を流れる地下水に沿ってできている。

 このあと、道の駅まで戻って、向かい側にある敏音知温泉(380円)に入った。
 明日は、天塩岳の予定なので、南下し、旧朝日町(現士別市)の市街地まで走り、バスターミナルの駐車場に泊まることにした。

雄阿寒岳

2016年09月12日 | 登山・旅行

 〈8合目手前で、阿寒湖と雌阿寒岳の展望が開ける。この画像が今回の一番の目的(自作自演)〉

 雄阿寒岳は2回登っている。最初は94年で今回と同じコースだが、2回目は、今は廃道になっている深田久弥氏も登ったオクルシベコース。それも、すでに12年経過していた。

 今回の目的は、こちらからの雌阿寒岳と阿寒湖が入った写真と頂上からのペンケトーとパンケトーの写真だった。だから、山が見えなかった昨日は途中で戻って今日に賭けた。幸い、朝から好天に恵まれて、リベンジが叶った。


 5:30、登山口から、朝日に輝く山頂付近を眺めて出発。


太郎湖。湖というよりは、阿寒湖から流れ出る阿寒川の広い流れといった感じ。


多く目についたエゾトリカブト


岩が苔で覆われた林床が広がる針葉樹林帯


上に木が生える大岩


1000m付近で姿を現す雌阿寒岳


8合目手前で広がる阿寒湖と雌阿寒岳の展望


8合目の昭和19年から21年まで、常駐の観測員がいた気象観測所跡


その先から山頂を眺める


ちょうど3時間で頂上到着。トレイルランで登った若者も下山して、一人占め。


画面に収まりきらないペンケトーとパンケトー。コンデジカメラの方には、パノラマ撮影で収めた。

30分ほど休んで下山。


ゴゼンタチバナの実


コケモモの実

 4合目付近までで、5人ほどと出会ったが、最後に登ってきた女性から「坂口さんですよね」と挨拶される。なんと、17年前に芦別岳の本谷コースを一緒に登った富良野山歩くらぶのMiさんだった。いつも拙サイトを見ていてくれてるとのことで、非常に懐かしい感激の再会だった。しばし、当時の仲間の様子を聞いてお喋りをした。


下山時に立ち寄った次郎湖。この湖は入り込む川も流れ出る川ない静な湖だ。

 下山は、2時間15分の11:15だった。またまた、感激の間接的な再会が待っていた。


 車の運転席の窓に、たに@おたるさんからのメモが挟まれていた。昨日のコメントで、こちらの方へ自転車旅に来ていたことは知っていたが、その途中で、わざわざ登山口へ寄ってくれたらしい。うれしい気遣いに、またまた感激。

 12年ぶり、3回目の雄阿寒岳だったが、相変わらず、実質的な8合目が5合目で、6、7、8、9合目が立て続けに表れるバランスの悪い合目標識は健在?だった。

 下山後、明日予定の中頓別町の敏音知山(ピンネシリ山)を目指して北上。紋別の温泉・紋太の湯まで走った。ここの駐車場で泊まるつもり。 


 やはり紋別なら海のものでしょう…ということで、のっけ丼。

雄阿寒岳途中撤退・白湯山展望台へ

2016年09月11日 | 登山・旅行

〈白湯山展望台からの阿寒湖と山頂部に雲の懸かった雄阿寒岳〉

 朝、阿寒湖上空は晴れていたが、雄阿寒岳は頂上に雲が被っていた。その雲が取れることを期待して登山口へ向かった。

 1時間半ほど登った850m付近で雌阿寒岳の根元部分だけ見えた。山頂部はすっぽり雲の中。今日の目的は、山頂付近からの雌阿寒岳と山頂からのペンケトーとパンケトーの写真である。せっかく登っても、目的が果たせなければ意味がない。

 無理しないで、明日の登り直しも考えて、その場所で1時間ほど待ってみた。しかし、今日は見えそうもないので、下山した。 

 下山後、時間潰しに、一度登っているが、白湯山展望台までの探勝路へ。この探勝路は、地熱地帯でボッケ(泥火山)群が観察でき、展望台からは阿寒湖と雄阿寒岳、雌阿寒岳が見える。


阿寒湖畔スキー場のゲレンデの中を登る


ゲレンデから探勝路へ


第1ボッケ。ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」の意。小規模な登別の地獄谷のようなものだ。このボッケ群が探勝路沿いに5つほどある。


第2ボッケ


上のボッケから流れてくる温泉の川


強烈な毒性を持つカエンタケ?と思ったが、食べられるベニナギナタタケらしい? 


展望台から眺めた、雲に覆われた雌阿寒岳(右)と、冬に、登山道のない白湯山ピークを越えてスキーで登ったことのあるフレベツ岳(左)

11:35スタート 登り50分、下り40分、13:10ゴール

 下山後、ブログを書いて、源泉掛け流しかの温泉銭湯「まりもの湯」(500円)へ。


その後、阿寒エコミュージアムを見学


 温泉街の外れにあるボッケ遊歩道


 湖畔に大きなボッケが3つほどあった。

阿寒湖まで540km

2016年09月10日 | 登山・旅行

〈日の出間もない虹は弧が高い。八雲町山崎にて〉

 明日から1週間は好天が続く予報なので、道東、道北、大雪の紅葉などの山旅に出た。

 明日は、欲しい写真があるので、雄阿寒岳の予定で、今日は、その移動日に当てた。

 朝、4時に出て、あちこち寄りながら、のんびりと長距離ドライブを楽しんだ。結局、12時間半掛けて阿寒湖温泉に到着。


畑地を一面赤く染める名前不詳の野の花


明治43年に建造された支笏湖から流れ出る千歳川の千歳第一発電所。もともと王子製紙苫小牧工場が造った発電所だったようだ。この下流に第5発電所まである。


その調整池


湧水を集めて流れる千歳の内別川の名水ふれあい公園
日本名水百選に選ばれ、千歳市の水道の水源になっている。


日勝峠も狩勝峠も不通で、占冠から音更帯広までは、高速道路しか走れないので、激混みの占冠道の駅。
この間の乗り降りは無料のはずなのに、ETCで通ったら正規の料金が表示された。


昔の駅の跡にできている本別の道の駅


台風10号で氾濫した足寄市街地を流れる利別川の濁流。昨夜も危険水位を超えたらしい。


昔懐かしい電飾?の阿寒湖温泉の商店街

『函館昭和ノスタルジー』

2016年09月09日 | 日常生活・つぶやき


 一昨日、昼食を食べに入った小池のカレー本店に置いてあった『我が青春の街角へ 函館昭和ノスタルジー』(ぶらんとマガジン社)(税込2700円)を、ゆっくり読みたくて、昨日、蔦屋書店で購入してきた。
 古い写真は、すべて自分の多感な10代のころと重なる戦後の昭和年代のものがほとんどで、懐かしさがこみあげてくるものばかりだ。
 現在の写真はカラーで掲載されて、それらの歴史も読めるようになっていて、240ページほどの構成になっている。
 その中から、懐かしい写真を少し・・・・。


昭和30年代の谷地頭電停付近


昭和30~40年代の子どもたち・・・自分もそこにいるような錯覚に陥る


棒二森屋デパートの大食堂・・・このころのデパートでの買い物は、ここでの食事が楽しみだった


昭和20~30年代は、函館駅前と、まだ丸井今井デパートがあった十字街や銀座通りが商店街の中心だった。


昭和30年代の函館駅前広場から駅前通りを望む


昔の連絡船風景


全盛期のころの映画館は20館あり、巴座(左画像)と公楽が人気を2分していた


昔と今の中島廉売

癖になりそうな「メレル ジャングルモック」

2016年09月09日 | 日常生活・つぶやき


 以前から欲しかった、普段履きにもでき、ウォーキングシューズにもなる「メレル(merrel) ジャングモック」を通販で購入。

 このメーカーの軽登山靴は履いたことはあるが、このジャングルモックは、このメーカーの一番人気だそうだ。
 
 一番のお気に入りは、履き心地(フィット感とホールド感、軽さと柔らかさ)だが、そのほかにも、いわゆるスリッポンというタイプ。足を靴に突っ込めば、スポッと履けてしまう。そして脱ぐ時は、もう片方の足でかかとを少し踏みながら足を抜くと、これもまたスポッと脱げてしまう。なんという楽ちんさ・・・この2点だけでも癖になる快感である。おまけに、靴底を見ると、冬も履けそうな造りだ。

 この中毒性のある履き心地は、一度履いた人を虜にして、また2足目も買ってしまうそうだが、分かるような気がする。

飛鳥Ⅱ・出港風景

2016年09月08日 | 日常生活・つぶやき

桔梗幼稚園児による、いか踊りとよさこいソーランでお見送り

 今日のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」は、8時に港町埠頭に入港し、函館からの乗客を乗せて、11時に出港するとのことで、その出港風景を見に行ってきた。いつも「クル-ズ船見送り隊」がいか踊りなどで見送っているようだ。
 今日は桔梗幼稚園の園児だった。自分の名前を刺しゅうした法被を着て、一生懸命踊っていた。


北埠頭から全体像を写す


港町埠頭で、前方からタグボートも一緒に







 この飛鳥Ⅱは、日本郵船の子会社、郵船クルーズが所有・運航している外航クルーズ客船。
 1990年6月、「クリスタル・ハーモニー)」(バハマ船籍)として三菱重工業長崎造船所で竣工し、アメリカのクリスタル・クルーズ社に就役した。三菱重工業長崎造船所で大型客船を建造するのは実に50年ぶりであり、知識ゼロの状態で設計・建造されたという。

 2006年1月に郵船クルーズが買い取り。日本市場向けの改装を施し、2月末よりの習熟航海を兼ねた日本各地でのお披露目を経て、3月17日に正式デビューした。母校は横浜。

秋色漂う横津岳

2016年09月07日 | 登山・旅行

 頂上から霞んだ駒ヶ岳を眺めることができたが、手前の北斜面はナナカマドやタカネザクラが色付いていた

 明日からまた雨模様なので、今日は、10/19予定の「函館ライフスポーツ」の秋の登山会で計画していた峠下台場山の下見と、横津岳~袴腰岳の予定だった。

 峠下台場山は、林道の先の道が藪に覆われていて、登山会ではとても歩ける状態でなかったので、今春雨で中止になった「恵山高原コース~賽ノ河原の紅葉登山会」に変更。
 その後登るつもりだった横津岳は頂上付近に雲が懸っていて、そのまま帰宅した。しかし、午後になったら、頂上が見えたので、横津岳だけぶらついてこようと出かけた。


函館山も霞んだ状態だったが、やはり南斜面も色付き始めていた


ヒツジグサ(スイレン)の花が増えていた雲井沼


雲井沼手前から航空レーダーをバックのエゾオノヤマリンドウを撮ったが、すでに、色が褪せ始めていた


珍しく花を開いて中を見せていたエゾオヤノマリンドウ


ハナイカリ


アラゲハンゴンソウ、北アメリカ原産の帰化植物


コガネギク(ミヤマアキノキリンソウ)


コケモモの実


函館市街地からも目にできる大規模な何かの工事中の旧横津岳ゴルフ場の斜面が気になっていた。

大規模なソーラーパネルが建設工事中の太陽光線発電所だった


旧ゴルフ場全体にソーラーパネルが設置されるようだ。完成したら山肌が大きな反射板のように見えるのでは?

原稿書き&ダイアモンドプリンセス号・ジョグ

2016年09月06日 | 日常生活・つぶやき
 朝からずっと雨だったので、来年3月までの「ほっかいどう山楽紀行」連載の未掲載分の残っている原稿書きに取り組んだ。今日書き上げたのは、ウエンシリ岳、東ヌプカウシヌプリ、イドンナップ岳。あと2山ほどで終わる予定だ。年末に後半部分の原稿を出版社に渡すことになっているが、余裕で出そろう感じだ。

 夕方、雨が上がったので、久しぶりに、ビールを美味しく飲みたいという不純な動機でジョギングに出た。
 コースは、たまたま豪華客船ダイアモンドプリンセスが港町埠頭に入港していることを知ったので、そちらへ向かった。



 港埠頭からは近過ぎて、船の全体像をカメラに収めることができなたっかので、2つに分けて撮った。

 全体像をカメラに収めるために、北埠頭へ走った。結局9km走ることができた。

 このダイアモンドプリンセスは、日本で建造された最大の客船として、2004年にサファイア・プリンセスと共にデビューしたそうだ。船籍はイギリスだが、乗客員定数2,706人 乗組員1,100人 総トン数115,875トン 最大出力22ノット(41km/h) 全長290m 幅37.5m。

今月のこのあとの函館港に入港予定の豪華客船は、下記のとおりである。
09/08(木)08:00 → 09/08(木)11:00 / 飛鳥Ⅱ ※港町ふ頭
09/09(金)08:00 → 09/10(土)08:00 / ぱしふぃっくびいなす ※西ふ頭
09/15(木)10:30 → 09/15(木)19:30 / セレブリティ・ミレニアム ※港町ふ頭
09/22(木)09:00 → 09/22(木)21:00 / 飛鳥Ⅱ ※港町ふ頭

子供の虐待に思う

2016年09月05日 | 日常生活・つぶやき
  退職組織の道本部の機関誌に、評論的な内容の原稿依頼が来たので、下記のような内容で書いてみた。送ってしまってから、もう少し、親を擁護するような内容にした方が良かったかな?と反省している。



 世の中いろいろ胸の痛むニュースは多いが、一番悲しみと怒りが湧くのは、ここ数年激増している「子供の虐待死」である。「少子化対策」がうたわれる一方で、せっかくこの世に生を受けて、訳の分からないまま虐待され、幼い命を落とす。死に至るまでの子供の気持ちを考えるといたたまれない思いに駆られる。また、今この瞬間にも虐待されている子供たちがいるかと思うと一層辛さが増す。

 厚生労働省の発表によると、全国の児童相談所が対応した児童虐待件数は、1990年度に統計を取り始めて以降25年連続で増加し、昨年、初めて10万件を超えたとのこと。これだって、氷山の一角だという・・・。

 昔から「子どもは宝」と言われて大切にされるべき存在である。数年前に「日本くらい子育てが急激に下手になった国はない」ということを耳にしたことがある。その背景には、社会的状況の変化から親が子育てに苦労されている現実があることも理解できる。

 しかし、虐待死のケースなどでは、よく「しつけのつもりでやった」という言い訳を見聞きする。あくまでも自分本位で、子供の気持ちを考える愛情や余裕などはまったくないだろう。対象になっている子供の多くは、「望まれて生まれてこなかった」場合や、親の都合で「邪魔な存在になってしまった」場合が多いような気がする。子供は育てるのが難しいのに、簡単にできてしまうのは困ったものだ・・・と言ったら不謹慎だろうか?

 国としても、児童虐待防止法をもとにいろいろな対策や見直しは講じている。しかし、その内容は、虐待が起きた時の子供の救済、親の救済がほとんどで、後手に回っていることが多いような気がする。

 根本は、「虐待の発生予防」なのではないかと思う。昔のようにもっと子育てがしやすい環境づくりが急務だとは思うが、私ごときにその妙案は浮かばない。今この世に存在する子供、これから生まれてくる子供たちが、すべて幸せに育つことを祈るしかない。

「太陽の森 ディマシオ美術館」(新冠町)

2016年09月04日 | 登山・旅行

両脇と上下前に奥行き3.5m幅の鏡が設置されているので、余計大きく見える。


 新冠町の廃校になった旧太陽小学校をインターネットオークションで落札して、2010年に開館した話題の美術館で、「世界最大の油彩画」ほか、フランスの幻想絵画の鬼才ジェラール・ディマシオの作品200点が展示されている。
 その他にも、多くの芸術家の作品も展示されていて、レストランもある。


 日高路を走る度に国道沿いの看板は目にいていたが、山の行き帰りは早朝か夕方しか走らないし、国道から20km以上も山の方へ入るので、なかなか行く機会がなかった。しかし、今回は妻のリクエストのお陰で訪れることができた。

 美術館にしては珍しく、写真撮影もブログアップもOKとのこと。












ホール


心象画家 河島真規子 展示室


陶芸作家M・Yamの作品


江戸時代 伊万里焼展


レストランのパスタ。どちらもとても美味しかった。


美術館で飼われている人懐こいネコ

なんだかんだで、2時間以上ものんびりしてしまった。


 朝、むかわ道の駅で買った「ししゃも醤油アイス」と鵡川温泉限定の「たんぽぽサイダー」
 アイスは、微かな醤油味が効いて、美味しかった。サイダーは七飯町の小原商店の製品だった。


 オグリキャップの像が立つ優駿スタリオン


 サラブレット銀座で子馬を見る。このあとは、とくに寄りたいところもないので、帰路に就いた。


 仕上げは、室蘭やきとり一平本店で夕食。そのまま一路函館へ。

札幌経由車中泊ドライブ

2016年09月03日 | 登山・旅行

 転倒して体重が強く掛かったときに、それぞれ曲がってしまったトレッキングポールの下段シャフト

 札幌の秀岳荘で、このシャフト部分だけ取り寄せてもらえるので、山旅ついでに、いつかはと思っていた。

 しかし、このあと、ずっと天候が思わしくない。そこで、仕事が休みの妻を誘って、札幌経由の気ままな車中泊ドライブに出た。列車が不通のせいか、車がやけに混んでいた。
 

昼食は、喜茂別のきのこ王国で

 秀岳荘に寄った後は、妻の希望で3週間前と同じコメダ珈琲へ。

 3時半過ぎにもかかわらず、100席もあるのに、中から30人以上は並んでいて、25分も待たされた。


 今回も、コーヒーと1番人気のシロノワール

 明日は、妻が「新冠町のディマシオ美術館へ行きたい」と言うので、今晩のどこでもホテルは、温泉とレストランのあるむかわの道の駅「四季の館」に決めて、恵庭と千歳の道の駅に寄って、そこまで走った。


 19:00、むかわの道の駅に到着。まずは、温泉へ。


道の駅の中にあるノーベル賞受賞の鈴木章博士記念館


 夕食は、ほっき丼と生ビール。温泉とレストランが併設されている道の駅は、風呂上がりでビールが飲めて、夕食が食べれるので、理想的な車中泊環境だ。