柱状節理の岩壁の根元を進む。
夜中降り続いた雨が朝になったら止んでいた。今日は、停滞日を覚悟していたが、高い山は無理としても、写真の撮り直しをしたかった低い石垣山(526m)なら良いだろうと、愛別町へ向かった。
国道から見ると、層雲峡のような柱状節理を屏風のように連ねる山で、ロッククライミングのフィールドになっているほか、いろいろな歴史を持った山である。
四国八十八ケ所巡りの石仏が岩壁の下に設置されている
3年前に2日がかりで見つけた「間宮林蔵と松浦武四郎が泊まった洞窟」への踏み跡の目印となるケヤキの大木のそばに、前回にはなかったピンクテープがぶら下がっていた。
柱状節理の間から生えている根性カツラを見上げる。その名も「桂岩」。
9合目の「相愛岩」。くっくき具合からのネーミングたろうが、ほかの岩もみんなくっついている。
ここから、少し登り坂になる。その上には岩壁はなく、頂上まで平坦な道が続く。柱状節理の上に抜けたらしく、右手は崖の上である。
自撮りの時間も含めて、1時間ちょっとで頂上へ。しかし、ここは三角点のある本当の頂上ではない。3年前には、崖を登り、藪をこいで、その三角点まで登っている。
公園状に整備された頂上の崖の上にはいろいろな岩が並んでいる。
その中の「見張り岩」から眼下に、まだ濁流の石狩川とそれを挟んで田んぼや国道沿いの人家が見える。ふと足下を見ると、ロッククライミングの器具が設置されていた。ここも下から登り降りしているようだ。
頂上に着いたら雨が降ってきた。大した降りでもないので、濡れたまま下山した。雨の中、2組の登山者が登ってきた。
登山口の手前で目にしたツリバナ。
雨の中急いで降りたので30分で下山した。
明日は、夕方まで帰れば良いので、帰路途中の樺戸山地の神居尻山に登るつもりで、近くの温泉が併設されている新篠津村の道の駅まで走った。