昨日、たまたまTSUTAYAで「剱岳・撮影の記」というレンタルDVDを見つけた。
すなわち、「剱岳・点の記」の現地撮影のドキュメンタリーである。こちらの監督は本編のディレクターの大澤氏・・・このような映画も作られていたことを初めて知った。
本編「点の記」も面白かったが、それより数段面白かった・・・木村監督の熱き思いに率いられた撮影スタッフと俳優と現地山岳ガイドが、長期間にわたる狭い山小屋での集団生活を通して、まさに一つのチームとなって、過酷な現地での撮影に望む様子と苦労がきめ細かく収録されている。
映画は天候待ちの順撮り、山頂部にはもちろん徒歩で登るしかない、当然機材も人力で運ぶし、大人数での登頂は無理。映画のロケとしては最小限の人数で動けるように、初期段階から監督が指導していたそうだ(実際に山頂部で撮影したスタッフは20人程度らしい)。山の経験のないスタッフが、現地山岳ガイドの指導もあるが、2シーズンにわたる山の生活で逞しい山男に変身していくのも感動ものである。
視点を変えると、明治時代の測量隊の登頂より過酷な気がする。また、山岳の厳しさや迫力の凄さも伝わってくる・・・・山好きの人間には、本編よりも絶対お薦めである。
68歳とは思えない情熱と気迫でカメラを覗く木村監督
画面の一コマから・・・・
「日本三百名山」巡りの中で一番インパクトのあったのがこの剱岳であり、コースを変えて一番再訪したい山でもある。今夏にでも、標高差2500mの早月尾根から登り、剱沢~裏剱~黒部峡谷と下って、黒部峡谷鉄道で宇奈月へ戻るテント縦走をしたいと思っている。
谷川もありましたけど。いまも変わってないですよね? 私は穂高にばかり通っていて剣は登り損ねてしまいました。いつかはと思っているうちにどんどんトシとっていきます。
新田次郎の原作って無骨でいいですよね。
大迫力の映像にほえ~と大口あけてみてましたが、原作を読んでいたのでちょっとう~ん?てとこもあったりして、
これはメイキングの方が絶対面白いよなあと思っていました。
撮影の記、借りてきます!!
次は早月尾根からと思っていたところ、昨夏のたかさんの記録を読み、同じコースをテント泊で辿ってみたいと思いました。首がそのような過重な縦走ができるまでに快復すればの話ですが・・・。
剱は一個の山としての存在感や魅力が好きです。
新田次郎の作品、私も大好きで、良く読んでいます。
いい山です。
sakagさん、ぜひ夏に行きましょう。
剱岳再訪とカムエク3回目は今夏の目標です。そのためにも早くこの首治らないかな~?