松仙園の新しい木道の向こうに愛別岳~永山岳~安足間岳の連なり
今年になって14年ぶりに復活した愛山渓・松仙園コースを歩き、沼の平を通り、当麻乗越までが今回の計画である。下山は、沼の平から直接三十三曲りコースを愛山渓へ下った。
永山岳へ最初に登った時に一度下っているが、その時の記憶と、松仙園までの登山道は泥濘が酷いという情報があったので、スパイク長靴で登ったが、大正解だった。
〈登り〉6:00愛山渓~7:15松仙園~8:30沼の平入口(八島分岐)~9:50当麻乗越(3時間50分) 休憩40分
〈下り〉10:30当麻乗越~11:35沼の平入口(八島分岐)~12:35愛山渓(2時間05分)
まだ、太陽の恵みを受けていない愛山渓駐車場から愛別岳(左)と永山岳の稜線を眺めてスタート。左の建物は、下山後に入浴した愛山渓温泉。
松仙園への分岐(右へ進む)
旧林道を20分ほど進む。この道も結構泥濘があった。
松仙園への登山道に入る。
このような泥濘がほとんど。長靴でも苦労するほどである。
1時間15分で松仙園入口に到着。
新しい木道の向こうに、逆光の愛別岳から旭岳までの連なり。
旭岳を眺める。
松仙園の池とう群(二の沼?)。奥の高い山は天塩岳。
アカエゾマツと池とう群(三ノ沼?)
四の沼を中心とした湖沼群
再開削に苦労したであろうハイマツ帯とネマガリダケ帯の道。
八島分岐の出口ゲート(一方通行)
八島分岐から沼の平へ向かう。
半月沼や五の沼の湖沼群。ここからひと登りすると六の沼が現れる。
六の沼を中心とした湖沼を見下ろす。
今年はこれが精一杯の紅葉を呈しているウラジロナナカマドとその向こうに当麻岳の尾根。
当麻乗越直下の沼
3時間50分で、11日前にも通過した当麻乗越(1650m)に到着。
当麻乗越から、松仙園(左奥)や沼の平に広がる高層湿原や湖沼群を俯瞰する。
11日前にも眺めたピユケナイ源流部の紅葉は進んでいたが、やはり、赤がない。
同じく11日前に歩いた裾合平とその後ろにそびえる熊ヶ岳と旭岳。
今年の大雪の紅葉はこれが精一杯のようだ。ずいぶんと長い間大雪の紅葉登山に来ているが、これほど赤くなれない紅葉は初めてである。それでも、他の山に比べたら十分にきれいである。
今日を今年の大雪の紅葉の見納めとして、40分ほど休憩して、下山を開始した。しばらく下っていくと、登ってくるご夫妻に「坂口さんですよね。ニセコのNaです」と挨拶された。初対面ではあるが、お互いにフォローしあっている「ニセコのおさる」というブログを公開している方で、古いHYML仲間でもある。昨日のこちらのブログを見ていて、会えることを楽しみに登ってきたそうだ。
下山後に愛山渓温泉から上がって車まで歩くと、下山してきたご夫妻に声を掛けられる。こちらも古くからのHYML仲間で、我が家にも泊まったことのある札幌のSuご夫妻だった。
まだ、紅葉がきれいであれば、トムラウシ山や新得コースからの十勝岳も登りたかったが、明日は台風も来るようだし、今回の山旅はこれでお仕舞いにして、帰路に就くことにした。
愛山渓から国道に出たところで、ブログをアップした。これから、走れるところまで走って、明日の午前中には帰宅できるだろう。