癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

「函館市亀田公民館」解体工事始まる

2020年09月27日 | 日常生活・つぶやき

 すぐ近所にある函館市亀田公民館の解体工事が始まった。

 今年の4月1日に、「函館市亀田交流プラザ」<亀田地区の市有5施設(亀田福祉センター、亀田公民館、美原児童館、亀田青少年会館、美原老人福祉センター)の機能を統合した多世代が集う交流拠点>がオープンしたことに伴い、3月31日で閉館していた。

 古い建物ではあったが、赤い屋根にピンク色の壁は、見慣れてはいたが、結構目立つ建物であった。

 この公民館は、旧亀田町(市)時代から、「亀田公民館」として、地域に根ざした文化交流・生涯学習を育むまちづくりスペースとして幅広い年代の人々に利用されてきた。

 いつオープンしたかは不明だが、自分が昭和41年(1966年)に、すぐそばの旧亀田町立亀田小学校に新卒で勤めた時にはすでにあった。しかし、当時は、今の建物と同じでなかったような気がする・・・というのは、左側半分は消防署だったからである。

 我が家の前の家を現在地に建てたのは、昭和46年(1971年)である。その頃は火事になると、消防車のサイレンより早く、出動の準備の音や声で火事が起きたことを知ったものである。

 昭和48年(1973年)12月、函館市との合併により、「函館市亀田公民館」と名称を変えている。翌年に、現在の函館消防署亀田本町支署が新築されて、ここにあった消防署が移転している・・・ということは、現在の建物の玄関の左側は、その後に改築されているはずである。

 亀田小学校在勤時にも、何かの会合で利用していることは確かだが、自分にとっての一番の思い出は、平成17年(2005年)に町会から依頼された「四国遍路」の講演会である。町会行事始まって以来最多と言われた参加者で、講堂が一杯になったことが懐かしい。

 跡地の利用は不明だが、とりあえずは、更地になると、今度は五稜郭中学校の校舎が道路から直接見えることになる。それにしても、この界隈で50年以上経過する建物がまた一つ消えてしまうのは、寂しい限りである。