癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

設計山直下の地形が見通せる615峰(毛利さん提供)

2014年03月18日 | 斉藤浩敏さん行方不明関連



急増したアクセス数
 昨日のこのブログの訪問者(IP数)がついに1,000件を越えて、過去最高の1,031IPを記録した。IP数とは、IPアドレスの数なので、このブログにアクセスした実人数ということになる。さらに、これも多分最高かもしれない閲覧数も2,859 PV となった。こちらは延べ人数である。

 斉藤さんの捜索関係の記事に特化するまでは、多いときで700IP、2000PVほどだったので、それだけ多くの方々が興味・関心を寄せて、見守ってくださっているということだ。

 昨夕、函館中央署の担当者から、情報を共有したいということで、電話をいただいた。警察の今回の捜索関係者の方々もこのブログを閲覧してくれているということで、話が非常にスムーズに進んだ。うれしいことである。

貴重な昨日のも~さん情報
 さて、そんな中、も~さんこと毛利さん(3/11のルート工作と3/15の捜索に参加)から貴重な情報と画像が届いた。それは、昨日、国道を挟んて設計山と対峙する615峰に登って来たという。

 615峰からは、2日目の我々が行き詰った滑落の一番危険性の高いキレット状のポイント~設計山頂上~雪庇踏み抜き雪崩現場の稜線とその下の深い谷地形が一望できるという。その画像と核心部の拡大画像も送られてきた(トップ画像)。

 それによると、もしあのキレットから滑落したとすれば、雪解けが進み、姿を現わせば双眼鏡で見えるはずだとのこと。さらにその谷底へのアプローチとして、中山橋の架かる金山の沢(昭和40年ごろまでその沢の奥に砂金鉱山があった)を詰めるコースが楽なはずとのこと・・・・さすが、この一帯の古道探査研究家である。地形や地図がすべて頭に入っているのであろう。素早い行動と的確な情報提供に驚いた。

 斉藤さんの遭難の原因が行き倒れや心不全の場合は、稜線全体を探さなくてはならないが、滑落に絞った場合は、ピンポイントで考えられる貴重な場所なだけに、雪解けが進んだら定期的に観察を続けたいと思っている。

多くのコメントに感謝
 昨日から今日にかけて、多くのコメントをいただいている。いずれも非常に貴重な内容ばかりで、今後の捜索活動に大いに参考にさせていただきたいと思っている。
http://blog.goo.ne.jp/sakag8/e/a6cbe387a440f2ee482ebc97f8e0d56e#comment-list

雪庇踏み抜き雪崩事故の当事者からのお詫びとお礼メール 
 今朝メールチェックをしたら、我々が目撃した雪庇踏み抜き滑落事件で流された本人からお詫びとお礼のメールが届いていた。いつもこのブログの親サイト「一人歩きの北海道山紀行」を見ていてくださっているという女性だった。某山岳会の山行で、5人(男性1名、女性4名)パーティでリーダーは女性とのこと。

 それによると、本人が先頭を歩いていて雪庇の崩落を招き、雪庇と一緒に流されたとのこと。流されたのは彼女1人だけで、我々が気付いた時は、すでにリーダーの女性が雪崩の横をダッシュで下った後だったらしい。後から急な尾根を下った男性(K2登頂経験者)もすごいと思ったが、その前にあの雪崩の横をダッシュで下った女性リーダーはもっとすごい・・・・いずれにしても、150mほども流されて怪我すらしていないことも奇跡に近い。良い具合に体が巻き込まれずに雪の上を流されたので助かったとのこと。

 雪山登山でもっとも留意する雪庇の踏み抜きや崩落事故だが、今後より一層慎重に行動しならなければと思わされる生々しい目撃場面だった。