<頂上から眺める阿寒湖と雄阿寒岳。手前は火口>
冬の雌阿寒岳に登りたくて、帯広のホテルを6:00に出た。青空の下に真っ白な姿で迎えてくれた。
雌阿寒温泉登山口の入山届をみると、土日だけでも10数人が入っていた。スノーシューで踏み固められ、ツボ足でも歩けるトレースが続いていた。この山はスキー登山には適さないので、アルミかんじきをリュックにくくりつけてツボ足でスタート。
針葉樹林を抜ける前に、早朝にスタートした先行者が下山して来るのと出会う。「風がものすごく強くて、寒かった」とのこと。林を抜けると、吹きっさらしの斜面にハイマツや溶岩が頭を出す荒涼とした景観が広がる。ここでかんじきを履く。
高度を上げるに連れて風が強くなり、トレースが消えているところもある。夏道の標識とトレースの痕跡を手がかりに登っていく。太陽は照っているが、強風のため顔や手が冷たい。
頂上近くになると、耐風姿勢を取りながら慎重に進む。顔にまともに受けると凍傷になりそう。カメラのシャッターを押すのもひと苦労。それでも、阿寒湖や雄阿寒巣岳、冬ゆえに迫力を増している噴火口や阿寒富士などをカメラに収めることができた。
とても頂上で休むなんてことはできない。早々に駆け降りるに下山。風が正面から吹き付ける。下の林の中に入ってようやく一息ついた。早速200円の野中温泉で冷えた体を温めた。
8:30スタート、登り 2時間40分、下り 1時間10分、12:25ゴール。
明日は、天気が良ければ藻琴山の予定なので摩周の道の駅までやってきた。
茂足寄付近から望む雌阿寒岳と阿寒富士
針葉樹林帯を抜けると荒涼とした風景が広がる
噴火口越しの阿寒富士
頂上標識
詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/meakan14.htm