癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

南奥駈道縦走4日目・持経ノ宿~前鬼~池原

2013年10月30日 | 登山・旅行
〈1年ぶりの太古の辻~北と南が繋がった〉
1日中降り続いた雨も朝方には予報通り上がり、満天の星空が広がった。いよいよ今日は南奥駈道の縦走が終わり、昨年の北奥駈道と繋がる日だ。

約1000mにある持経ノ宿を6:00にスタート。まずは1231mの阿須迦利山への急な登りが待っていた。天候も回復したが、体調もバッチリ。昨日と違って展望が広がり、紅葉が美しい。

証誠無漏岳で1300mを超す。快適な草原状の稜線上のアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げ、涅槃岳、地蔵岳、そして、南奥駈道最高峰の天狗岳(1537m)を越えて、南と北が繋がる太古の辻だ。11:45だった。1年越しで大峯奥駈道縦走が全部繋がった感動の瞬間だ。

あとは、昨年と同じ急なコースを前鬼まで下って、13:30にゴール。

昨年に引き続き、前鬼口までの8kmの車道を歩いて下り始めた。40分程したら、下から上がって来た車が停まる。見たら今朝まで一緒だった三重県のグループだった。別のコースを下って車を回収しに来たとのこと。帰りに拾っていただき、偶然同じ下北山村のきなりの湯に入るという。ご丁寧に奥のキャンプ場まで送っていただいた。お陰で2時間ほどの歩きが省略され、大変助かった。

テントを張ってから温泉に向かう。ちょうど彼等が上がったところだった。いずれまたどこかでお会いしたいものだ。

温泉から上がって、生ビールとカツ定食と真菜うどんとおでんで、独りで祝杯をあげた

〈追加画像〉
1、阿須迦利山から釈迦ケ岳と天狗岳を望む
2、朝もやの稜線
3、昨年越えた釈迦ケ岳(左)と仏生ケ岳、手前の鋭鋒は大日岳
4、紅葉のきれいな山肌
5、昨年に引き続き3回目のきなりの湯





詳しい山行記録は、帰宅後親サイト(HP)にアップします。

南奥駈道縦走3日目・行仙宿山小屋~持経ノ宿

2013年10月30日 | 登山・旅行
〈小屋の中の囲炉裏での焚き火〉

夜半から雨が降りだす。朝になっても止まず。霧雨程度だが回復を期待して、長丁場になるが深仙ノ宿を目指して、6:00スタート。

周りは当然ガスで何も見えず。2日間の10時間と9時間の長丁場の疲れからか、ペースが上がらない。珍しく登りで息切れがする。明日の行程に余裕があるので、雨の中無理して頑張ることもない。中間手前の持経ノ宿の小屋に泊まって体力回復と天候回復を待つことにする。休み休みのんびりと1200m台の行仙岳~倶利迦羅岳~転法輪岳を越える。11:10、持統ノ宿に到着。

ここも広くてしっかりした小屋だ。これらの小屋はもともとは、現在も続いている修験行者のための宿泊施設で、1000年以上も同じ場所に建て替えられてきたはずだ。1000円以上の協力金もお賽銭としいう形で払う。

着いて先ずは、用意されている薪を運び入れて、囲炉裏に火をおこす。さすが暖かい。濡れたものを干してのんびりする。ラジオで天気予報を聞いたら、明日は、好天らしい。

2時間ほどしたら、前鬼から登ってきたという三重県の4人グループが到着。濡れてきたので、火が燃えていて有り難がられた。ワインやウィスキーをご馳走になった。今回は軽量化のためにアルコール類は持参間しなかったので嬉しかった。

時間もたっぷりあり、一緒に山談義を楽しむことができた。

〈追加画像〉
1、霧の中の行仙岳頂上
2、幹周り540cmのナラの巨木
3、持経ノ宿、手前は行者堂
4、広々とした持経ノ宿の内部