癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

退院初日

2011年04月26日 | 大腸癌日記
         <ちょうど満開状態の植え込みのエゾムラサキツツジ>

 新たな癌春生活のスタートに合わせ、テンプレートを変えてみました。

 難眠生活から解放され、寝付きは悪かったが、5時まで眠ることができたし、ソファの上での昼寝も1時間半ほどもできた・・・どうして、これが快適なはずの病院のベッドならできないのかが不思議だ・・・。

 病院まで往復歩いて、外来で傷の手当てをしてもらった・・・「I医師は4月25日で退職しました」との張り紙があり、寂しさを覚える。今日の外来担当は3人だが、入院中2度手当をしてくれた別の医師が洗滌消毒をして、絞ってくれた。絞られても痛くなく、膿のような不純な物ではなく、きれいな油のようなものが滲み出てくるらしい。これがいわゆる脂肪融解と言われる所以か?

 「おとなしくしていた方がいいのですか?」と聞いたら、むしろ「うんと動いて絞り出した方が良いです」と言われてひと安心。ガーゼも自分でも汚れが酷くなったときに貼り替え可能な創傷用粘着ドレッシングに変わり、10枚持たせてくれた。「傷はシャワーで直接洗い流して、自分でも傷の周りを押しながら絞り出して、それをまたシャワーで流すようにしてみてください」と言われ、1週間ぶりにシャワーを浴びた。明日は、特に悪化しなかったら、自分で対応して、明後日また外来へ来るように言われた。

 外来でいつもお世話になり、何かと気に掛けて下さるSa看護師から「癌も坂口さんを選んで、2度もこのような試練を与えているようですが、負けないでまた元気に山に登り続けてください。もう計画がおありなのでしょうね。」と励まされた。

 退院が前回より1週間ほど遅かったことも幸いしてか、外を歩いても開腹部の傷跡の痛みは少ない。急ぎ足は無理だが、普通に歩けるので、少しずつ距離を延ばして体力回復に努め、低山のスプリングエフェメルの花見山行からスタートしようと思う。

 午後の昼寝の後は、留守中に溜まった郵便物や文書の整理、ガン保険の書類作成などをし、タイヤ交換をしてきた。