癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院25日目(術後17日)

2011年04月23日 | 大腸癌日記
      
       <院外の風致林公園に設置されている安田侃の作品「風」(ブロンズ)> 

 明後日(4/25)、主治医の退職(異動)と同じ日なのだが、それに合わせて、12:00予定の主治医の説明を聞いた後に、退院することした。

 退院が延期になった創部内側の脂肪融解による炎症だが、今日の回診時も洗浄消毒とビニールドレーンとカーゼの交換だった。中からしみ出てくる分泌液はだいぶ少なくなってきている。主治医の話では、「この液が出てこなくなるまで、少しの間毎日同じ治療が必要だが、外来でも対応できるので、通うのが大儀でなかったら、いつ退院しても良いですよ」とのことだった。

 治療のために外側に開けた傷は5mmくらいで、中もそれほど大きくはないそうだ。中から液がしみ出てこなくなると自然にその部分も外側の傷も閉じるとのこと。「前回といい、今回といい、すんなりと着かないですね~」と笑っていた。「本筋以外のところでご苦労おかけして申し訳ございません」と謝っておいた・・・・謝られても困るだろうが・・・。

 今日は、朝から雨だったが、体調は良く、岳友たちのお見舞いにも、楽しく山談義にも興ずることができた。階段昇降も3往復を3回楽にすることができたし、便も2回とも形をなしてきたし、食事も病院食では足りなくて間食もしだした・・・・もう、安定した形で回復曲線を描き出したものと思いたい・・・。

       
           <院内エントランスホールに設置されている安田侃の作品>
             左「妙夢」(大理石)         右「意心帰」(大理石)

ちなみに、安田侃のプロフィールは下記の通り
 
 1945年北海道美唄市生まれ。東京芸術大学大学院彫刻科修了後、70年イタリア政府招へい留学生として渡伊。ローマ・アカデミア美術学校でペリクレ・ファッツィーニ氏に師事。以降、大理石の産地として知られる北イタリアのピエトラサンタにアトリエを構え、大理石とブロンズによる彫刻の創作活動を続けている。