癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

謎の正体探りウォーキング

2006年11月15日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
 朝起きたら、久しぶりに朝陽が眩しい。青空も広がっている
 数えてみたら約10日振りである。連日の雨絡みの悪天候続きに、身体が鈍ってイライラしている。しかし、この好天も予報によると午前中だけのようで、山へというわけには行かない。そこで、妻を昼の外食で釣って、10時前からウォーキングに出掛ける。

 どこを回ろうか?と考えながら玄関を出る。ベランダから港方向に巨大な3本のタワーのようなものが見えている。数日前に出現し、ずっと気になっていたので、まずは、その正体を探るべくその方向へ向かって歩くと北埠頭に出た。

 当初は地上に立っているものと思っていたが、それは、豪華客船がよく接岸する港埠頭に接岸して浮いている。もっとそばで見たいのでそちらへ向かう。そばに寄ってどう見てもそれ自体では運行できる船ではない。胴体にSEADRILLと書かれているところから察するに、海底を掘るための設備であろうが、港の工事をしている風でもない。

 そこで、そばにいた関係者に聞いてみた。それは、海底の石油掘削設備で、サハリンで作業を終え、これからフィリッピンヘ運ぶための準備・補修をしているとのこと。3本の巨大なタワーのようなものは、それを海底に下ろして作業台を固定するための足になり、真ん中の櫓のようなもので石油を掘るのだそうである。

 もっと、驚いたのがその3本のタワーを立てたまま船に積んで運ぶのだそうである。不安定この上ない感じである。しかも、積むときにはその運搬船の胴体部分が海に沈んで、この設備の台船を乗せて再び浮き上がるのだそうである。その船は港外に係留していて様子が良く判らなかった。積み込むときにでもまた見に来たいものであるが、出港予定を聞くのを忘れた。

 目的を達したが、ウォーキングとしては物足りない。しかし、だんだん上空の雲が広がり、雨になりそうな気配である。しかし、予報では夕方までは持つらしい。そのまま東日本フェリーターミナルへ寄り、七重浜駅から流通センターを抜けて、国道5号線を通って帰宅する計画で歩き続ける。昼になってラーメン屋を見つけたので、そこに入ろうとすると、やはりウォーキング中の山仲間のSa女史に出会う。彼女も連日の悪天候にイライラしていた類であろう。

 しかし、ラーメンを食べている内にとうとう雨が降ってくる。どうやら止みそうもない空である。ウォーキングに出てタクシーで帰るのも馬鹿らしい。濡れながら近くのバス停まで歩き、バスを乗り継いで帰宅する。結局、今日もまた雨である・・・明日からもしばらくは雨絡みの似たような予報である・・・。イライラは募る!