山の日には、お仕事をいただきましたので、昨日から夏休みに入らせていただきました。
お休みに入った途端の台風の情報。
今の所は雨もなく、気温が低いことに心身共にホッとリラックスさせていただいています。
皆さまはいかがお過ごしでいらっしゃいましょうか?
お盆の行事も宗派によって様々、またご家族との過ごし方もそれぞれでいらっしゃいますね。
施設に居る佐橋の母とも会えない生活が続いています。92才、先日届け物をした際に思いがけず会わせていただく事が出来たところ、佐橋に向かい、つまり息子に向かい「どなたさまだぁあも?」「覚えてくれちょーてありがとね」という言葉が返ってきたそうです。
無理もないこと。
佐橋にもそれほどのショックも無かったようですが、私はそれを聞いて嫁として少しショック、またその反面、力が抜けて楽になりました。
「忘れてくれている。」
誠に勝手なことですが、嫁としての呪縛から開放された気持ちになりました。
そして、私は既に姑でもあるので、嫁への感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また母の名古屋弁が柔らかくなっている事にも少々の救いを感じました。
祖先のため、家族の為にとても忙しく過ごしながら、案外女性はこの時期自分の「ひとりよがり」の気持ちと戦っているような気がします。
「あぁ、早く1人になりたい、ホッとしたい」と思いながら、嬉々として家族の為に働いているということです。
善悪の区別を付けたら、もう生きていけない複雑な心を人はいつも抱えているように思うのです。
堂本印象 軸「旭光秋輝」
まだ入手したばかりですが、この作品を見る為なら夏休み明けの億劫も飛び、仕事に戻りやすいように思います。
落款も見事で、抽象の時期に近い制作だと感じられます。
印象の宗教観、偽りさえも善悪で分けず、全てを呑み込み、昇華させる力。
それがよく表れた思わず息を飲むような大変美しい作品だと思います。
立秋を過ぎ、お盆を控えた今こそ、皆さまにもお楽しみいただきたくご紹介をさせていただきました。
秋から年始迄、また機会あるごとにご紹介申し上げますね。
※印象の箱書き 3文字目が秋で良いのか?少し迷い、投稿が遅れました。
まだ調べている途中です。何かご意見が有れば、お聞かせいただけますと助かります。
よろしくお願い致します。
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