つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

2024年01月25日 | 堂本印象
昨日から、またぐんとお寒くなりました。
おかげさまで、名古屋の雪はこの程度ですので、日常に困ることはそうありません。

みなさまのお住いの地域ではいかがでしょうか。
地震に雪に、今年の年明けは本当に大変なことばかりです。
寒中お見舞いなどと悠長なご挨拶も失礼かと存じますが
ひたすらにみなさまのご健康をお祈り申し上げます。





これほど寒く、本当に外で雪が舞っている季節になると
絵の中の雪がとても温かく感じられ不思議です。

暖房の効いているお部屋で見ているからだろうとずっと思っていましたが、
雪を描くというのは、画家にとってとても難しく、やはりこの白さと
温かさを表現できる技術は相当のものであろうと考えなおしました。

もちろん技術だけでなく、精神の問題、人間力の差も一枚の絵に如実に
表れるテーマだと思います。

おそらく、東北の雪と、富田渓仙や堂本印象の西の画家の描く雪も随分違ったものになるでしょう。

「雪」というテーマで作品をお持ちになるのも、この春を望む晩冬の刹那には日本人らしい感情を楽しめ、なかなか粋なことであるように思います。



さて、私は雪は少なくても、油断せず転ばないようにこれから出社したいと思います。

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