長くブログの更新をお休みさせていただきました。
何のお知らせも差し上げず、1ヶ月もの間お休みをいただきましたのにも関わらず、以前の日々と同じように多くの方にここにアクセスをしていただきました。
皆様の「何かあったのだろうか?」というご心配のお気持ちと「次の更新を待とう」という応援のお気持ちを、何もできずにおりました日々にも確かに受け取らせていただく事ができました。
数字というものへの信頼を今まで持つことができませんでしたが、数字も人の生み出した美しい芸術。「アクセス数」というものにさえ救われることがあるのだと感じる日々でございました。
みなさま、まことにありがとうございました。
5月も後半に入ります頃、かねてから膠原病と難病の闘病を続けておりました店主、佐橋雅彦が亡くなりました。
急なお別れでした。
この日のことを振り返るのは、まだ辛く何もお伝えできませんが、佐橋を亡って一週間を自宅で過ごし、その後ひとり、恐る恐る店に出てみますと、店は一週間前と何も変わらずシーンと静まりかえり、佐橋と共に集めて参りました作品たちも私に何かを語りかけることもなく、ただ壁に吊るされているばかりでした。
2人で育み、お客様にお通いいただきました店にポツンとひとりきり。
仕事というものの現実を、重く、厳しく受けとめなければならない時間でした。
そして、各お客様にお楽しみいただきます場所を守る為に、この現実を佐橋はひとりで長く受けとめてきてくれたのだと改めて感じました。
先のことはまだ何も決めておりませんが、通常通りとはいかなくても、7月よりとりあえず店の営業を再開させていただこうと思っております。
みなさまに何かしていただきたいということは全くございません。
どうぞ、いつものまま時々このブログにお立ち寄りいただけたらと存じます。
少しずつ記事の更新をさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
令和5年6月23日
佐橋美術店
佐橋夏美
ただただ感謝!!
そして奥様のご健康を祈念いたします