つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

梅原龍三郎

2022年01月09日 | 梅原龍三郎
いつものエントランス。










昨日まで、飾らせていただいていた朝井閑右衛門の「薔薇」をおろし、
梅原龍三郎の作品を掛けさせていただきました。











梅原は色々な裸婦を描いていますし、この〝豹〟のシリーズの裸婦も数多くありますが
小さな横長のサイズ、そしてこの裸婦の表現に梅原独特の洒脱さが感じられ、2人ともにとても気に入って
仕入れさせていただいた作品です。







大正13年、36歳、この年、春陽会を脱会し、翌年には国画創作協会に合流を果たした梅原は
岸田劉生との交流を更に深め、いよいよ巨匠としての道を確固たるものとしていきます。







梅原の作品の中に見る鑑賞者それぞれの「自分」はみなそれぞれ違う姿をしているのが当たり前でしょうけれど、
若き日の梅原には、既に「どんな私」も受け入れてくれる大きな「用意」があったのだとつくづく感じられます。


煩わしい現実から遠く、あたたかく、優しい絵画の世界へ!
決して無理なく私達を誘ってくれるのが梅原の魅力ではないでしょうか。




梅原龍三郎 「裸婦 豹」キャンバス・油彩 共板 梅原龍三郎の会鑑定書

198万円 税込





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