森芳雄展、とうとう最終日となりました。
まず何とかこの2ヶ月余りを(一般の方には2週間の公開でしたが)無事に過ごすことができてホッと安心しています。
段々と暑さが厳しくなり、眠れない日や体調に不安のある日もありましたが、日々沢山の皆様にお会いし、お話をさせていただけ
ましたことは大変良い勉強になりました。
ブログでも森芳雄の作品について多く書かせていただき、みなさまにお付き合いいただきました。
先日も書かせていただきましたが、1番初めに取り上げさせていただいたこの作品「アフガニスタンの布」については
当初その内容の素晴らしさをあまりよく分からず記事を書かせていただいていたような気がしています。
自然の流れというのは、大変不思議なもので、本日お遠くからお越しいただいたお客様にこの作品を大変お褒めいただき
ましたし、また午後からは森芳雄が武蔵美の教授時代に、その授業を受けていらしたとおっしゃる方がご来店くださり、
この作品を東京の展覧会で当時直接ご覧になられたこと、大好きな作品で、今回この作品にここで会えるとは思っていらっしゃらなかったことなどをお伝えくださいました。
やはり私の想像通り、森芳雄はべらんめぇの江戸っ子の口調でお話をされ、絵の技術的なことよりイタリアルネッサンス画家の作品についてや、画家としての作品に対する姿勢、思想などについてよくお話をなさったとお聞きしました。
この作品が「見えてくるまで」私は2ヶ月を要しましたが、いざ見えてくると、何だか自分が女性であることが嬉しくなってくるのですね。
森芳雄作品のご紹介は、「アフガニスタンの布」に始まり、「アフガニスタンの布」で終わりますことを、今大変誇らしく思っています。
明日から1週間ほど夏休みを頂戴致します。
最初の何日かは「ぶっ倒れる?」予定でおりますので、ブログの更新はお休みさせていただきます。
またメールなどはお受けいたしますが、お返事が少し遅れますことをどうぞお許しください。
森芳雄展に関するHPとこのブログの記事は、お休み中に全て削除させていただく予定でおります。
作品自体はお休みあけもしばらく当店にお預かりする予定ですので、お問合せなどはご遠慮なくご連絡くださいませ。
8月後半の店内の展示内容につきましては、また後日書かせていただきますね。
本当に厳しい残暑が続いております。また地震のことなどもあります。
皆様どうぞ十分ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
森芳雄「アフガニスタンの布」 油彩・キャンバス 25号
1972年 日本経済新聞社 画集カラー掲載 ◻︎