トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルの空港で、悪天候のため飛行機が着陸に失敗

2020年02月05日 | 国内
2月7日 イスタンブルの空港で、悪天候の中、飛行機が滑走路をはずれ、3つに折れました。政府と航空会社が事故の調査を始めました。

Hurriyet

トルコのテレビは事故機の裂け目から這い出し、翼の上に逃げ出す人々の映像をライブで放映しました。トルコの低価格航空会社ペガサス・エアラインのボーイング737機は、2月5日、エーゲ海岸のイズミルからイスタンブルのサビハ・ギョクチェン空港に飛行しましたが、強風と豪雨のため、着陸に失敗したようです。

トルコ人3人が死亡し、179人が負傷したと、ファフレッティン・コジャ保健相が記者団に話しました。「何人かは自力で機外へ逃げたが、その他の人は機内で身動きできず、救急隊に助け出された」と、メフメト・ジャヒト・トゥルハン交通相がCNNテレビに語りました。飛行機には177人の乗客と、6人のクルーが乗っていました。子供も12人いました。

「飛行機は滑走路を外れてから60メートルくらい滑り、その後、30~40メートル落下した」と、イスタンブルのアリ・イエルリカヤ知事は語りました。「悪天候が原因の事故が深刻な結果になった」


2度目の雪崩が救助チームを襲った。死者23人


 最初の雪崩は2月4日に起こり、東部のヴァン=バフチェサライの国道を走行中のミニバスを襲いました。トルコ捜索・救助チームが駆けつけましたが、5日に起こった2度目の雪崩で救助チームも雪に埋まりました。

 Hurriyet

チーム・メンバーは救出されましたが、結局、23人が死亡したと、当局が発表しました。ヴァン県のメフメト・エミン・ビルメズ知事はアナドル通信に、「懸命な捜索と救助活動が現在も続いている。救急車15台が待機している。雪崩の危険はつづいている」と語りました。

「災害・緊急管理局(AFAD)とトルコ医療チーム(UMKE)のメンバーたちが、今朝、雪に埋まった人々を探しているとき、雪崩に襲われた」とビルメズ知事は言いました。


ドイツがイドリブのレンガの家のために2500万ユーロを約束した

シリア難民を宿泊させるために、イドリブ=トルコ国境のシリア側にレンガの家を建てるための資金に、ドイツが2500万ドルを提供すると、トルコに約束しました。

 Hurriyet

トルコの赤新月社はすでに、トルコ国境から30~40キロのエリアに、家を追われた人々のために、レンガの家を建て始めています。ヨーロッパ諸国も、シリア人難民がトルコを通ってヨーロッパ大陸に流入してくるのを警戒していますが、この計画によって、国境のシリア側に難民が溢れるのを防げるだろうと、トルコは言っています。

この計画は、先月、ドイツのアンゲラ・メルケル首相がトルコを訪問したとき、エルドアン大統領との会談中に出てきたものです。計画の詳細は、2月4日の両首脳の電話会談で詰められたと、情報源は言っています。

エルドアン大統領は以前から、イドリブの危機をテント村設置で解決するのは不可能だと言い、冬の寒さに言及しています。エルドアン大統領は、メルケル首相にこの窮状を説明し、ドイツの支援によって、まず25000戸のレンガの家を建てる計画を進めてきました。

大統領はまた、国際社会に、イドリブにもっと責任を感じて欲しいと呼びかけ、「トルコの努力に感謝するだけではじゅうぶんではない。具体的な対処が欲しい」と言いました。


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トルコの人口が8300万人を超えた

2020年02月05日 | 国内
2月6日 2019年末、トルコの人口は前年に比して1.39%増え、8315万人に達したと、1月4日、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

 Hurriyet

住民登録制度による公式データは、トルコに住む人口が、1年で115万人増加したことを示しています。統計によると、男性人口は4172万1136人、女性人口は4143万3861人です。全人口の男性の割合は50.2%、女性の割合は49.8%になります。

年間人口増加率は、2018年は1.47%、2017年は1.24%、2016年は1.35%でした。15歳から64歳の労働年齢の割合は、2007年には66.5%でしたが、2019年には67.8%に増加しています。

その結果、零歳から14歳の子供の人口の割合は、26.4%から23.1%に減少し、65歳以上の人口は7.1%から9.1%に増加しました。

人口の中央年齢は、2019年末時点で、2018年の32歳から32.4歳にアップしました。中央年齢とは、新生児から最高齢者までの全人口の年齢の真ん中にある人の年齢を言うと、TUIKは説明しています。


トルコとウクライナの首脳が経済的協力の強化を誓約した

2月3日、トルコとウクライナの大統領が、ウクライナの首都キエフで行われた貿易フォーラムで、両国の経済的結束の強化を誓い合いました。

 Hurriyet

フォーラムで、トルコのエルドアン大統領は、両国間の貿易は、昨年、10.2%増加し、48億ドルになったと言い、トルコは63億ドルに値するウクライナの184のプロジェクトの契約に調印したと付言しました。

エルドアン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、貿易、経済、投資分野での現在と今後の協力について話し合い、両国間の貿易を100億ドルに盛り上げる目標を強調しました。

エルドアン大統領は、トルコはウクライナの主要な健康ツーリズムの目的地の一つであり、昨年は2万人の人々が治療のためにウクライナからトルコを訪れていると言いました。大統領はまた、ビザ廃止後、ウクライナのツーリストは前年より12%アップし、155万人がトルコを訪れたと言いました。

また、エルドアン大統領は、両国は、防衛産業、技術、通信、インフラ、情報通信のような戦略的分野を強化する協力関係の発展に努めると語りました。トルコの企業は、ウクライナ、とりわけ通信、食物、繊維、金融、建設分野に大きな投資をしていると、大統領は言いました。


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「トルコのアルメニア系人口は急速に減少した」総主教

2020年02月03日 | 国内
2月5日 トルコ最大のキリスト教徒集団をつくっているアルメニア系人口は、“氷山が解けるように”減少して、6万人になったと、イスタンブルのアルメニア正教総主教に新たに選ばれたサハク・マシャリヤン師は言いました。

 Hurriyet

「私たちの最大の問題は人口減少です。アルメニア系人口は急速に減っています」と、85代総主教となったマシャリヤン師は、ヒュリエット紙のインタビューに応えて言いました。彼は1月11日、イスタンブルの聖アスドヴァザジン総主教座教会で行われた就任式で、サハク2世の座につきました。

「私たちは8200万の人々の海に浮かぶ氷山のようなものです。私たちは溶解しつつあります。私たちはまた、移民問題にも直面しています。いま、私たち集団は5~6万人ですが、トルコにおける最大の非ムスリム集団になっています」と、彼は付言し、ギリシャ正教徒の数に言及しました。1923年に締結されたローザンヌ条約で守られてきた、もうひとつの少数民族ギリシャ正教徒のイスタンブル在住者は2000人になってしまいました。

100年前、トルコの人口の3分の1はキリスト教徒だったと、総主教は言いました。サハク2世はまた、第1次大戦中になくなったアルメニア人の子孫に弔意のメッセージを贈ったエルドアン大統領の決断を賞賛しました。総主教は1962年、イスタンブル生まれ。シャヒン・マシャルというトルコ名でしたが、1992年、僧侶となり、サハクの名を授与されました。


古代都市アナヴァルザの凱旋門が修復された


ユネスコ世界遺産暫定リストに入っている、アナトリアで最も重要な居住地のひとつ、古代都市アナヴァルザの凱旋門の修復作業が終わりました。

Hurriyet

この門は3世紀、ローマがペルシャに勝利した記念に建てられたもので、「凱旋門」と呼ばれています。最近の修復作業で、アーチの往年の栄光がよみがえりました。チュクロヴァ大学考古学部のメンバーで、発掘の科学コンサルタントを務めているファティフ・ギュルシェン氏は、門の修復作業は2018年に始まったと言いました。

第1段階で、門の地上調査が行われ、地面の補強後、長さ28メートル、幅5.4メートル、高さ14メートルの門の修復作業が始まりました。アダナ県に位置するこの古代都市アナヴァルザは、劇場、円形劇場、競技場と、長さ2700メートル、幅34メートルの円柱路が、内外のツーリストの人気を呼んでいます。

この門をくぐり、円柱道路を訪れれば、人々は歴史の旅を味わえるだろうと、ギュルシェン氏は言っています。


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歴史的城壁上に建てられたコンクリートのホテルに、住民怒る

2020年02月03日 | 国内
2月4日 イスタンブル・ジャンクルタラン地区に残る、1600年昔の城壁と歴史ある泉の上に、5階建てのコンクリートのホテルが建てられ、近隣の住民たちの怒りを買っています。

 


城壁の石は一部、捨てられ、泉の蛇口の部分も除去され、泉のあちこちが壊されています。「ここには木造の家が建っていましたが、新しいオーナーに買われて、頑丈な建物が建てられました」と、界隈に住むネヴァン・タシュさんは言いました。

「とても危険な状態です。石と石の間がだんだん大きくなっています。オスマン時代やビザンティン時代の歴史的遺構は消滅の危機に直面しています」と界隈の住民ミトハト・キュチュクさんも言いました。「ホテルの建設中に、アーチつきのゲートや泉が出てきましたが、彼らは蔽ってしまった。歴史的建物は消えてゆきます。当局はこの問題を取り上げ、ビルのオーナーたちは歴史を尊重して欲しいと思います」

AD5世紀、コンスタンティヌス大帝が最初に築いたイスタンブルの城壁は、時代を経て修復改築されながら、昔の形をとどめています。二重の城壁やトンネルの精巧な構造が、コンスタンティノープルとビザンティン帝国を度重なる包囲から守ってきました。昔の城壁はかなり崩壊していますが、まだ多くの部分が残っています。


トルコは新型ウイルス対策として中国からの全フライトをストップ

コロナウイルス対策として、トルコは2月末まで、中国からの全フライトをストップすることにしたと、ファフレッティン・コジャ保健相が、2月3日の科学委員会の会議後、記者会見で言いました。

 Hurriyet
上海の浦東(プドン)国際空港のマスクをつけた乗客たち。1月27日


コロナウイルス発症後、トルコはすでに中国行きのトルコ航空機の便数を減らしています。健康上の懸念のために、中国へ行く便と来る便の数は大きく減っていると、保健相は言いました。コロナウイルスの国内での蔓延を防ぐため、日本、台湾、タイ、香港、シンガポール、韓国、マレーシアなど極東諸国からトルコへ来る乗客はすべて、赤外線カメラ検査を受けることにすると保健相は言いました。

保健相はまた、中国の武漢から避難してきて隔離された62人に行った医療テストに関する情報も発表しました。これらの人々はコロナウイルスに感染していないことがテストによって証明されたが、ウイルスの潜伏期間を考慮して14日間は隔離されつづけると、保健相は言いました。
  

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武漢から市民を運んでもらった諸国がトルコに感謝

2020年02月01日 | 国際
2月3日 トルコの軍用貨物機が、中国のコロナウイルスの中心・武漢に飛んで、トルコ市民のほか、アゼルバイジャン人、ジョージア人、アルバニア人も避難させましたが、その後、3国からトルコに感謝のことばが送られました。

 Hurriyet

トルコ軍のA400M型貨物機は、2月1日、トルコ市民32人のほか、アゼルバイジャン人6人、ジョージア人3人、アルバニア人1人も、保健要員がウイルスの症状がないことを確認した後、搭乗させて非難させました。

「ジョージア市民をコロナウイルス発祥地・武漢から避難させてくれたトルコに感謝します。このような支援によって、両国の協力と団結はさらに強まるでしょう」と、ジョージアのダヴィド・ザルカリアーニ外相はツイッターで言いました。トルコ軍用機は2月1日、アンカラに到着して、武漢からの避難活動を終了しました。

アゼルバイジャンの外相も市民を避難させてくれたトルコに感謝し、このような行動は両国の友好を示すものだと付言しました。「アゼルバイジャンの市民たちが、トルコの飛行機で、トルコ市民とともに武漢から避難できました。これは両国の友好の証です!ありがとう、トルコ、わが同胞トルコ!」と外相はツイッターに書きました。

「武漢で学んでいたアルバニア市民を避難させてくれたトルコ外務省の高度な支援に深く感謝します」と、アルバニア外務省もツイッターで言っています。


トルコは英国のEU離脱後も、英国との発展的関係を歓迎する

トルコは英国のEU離脱後も、“現在の共通の政治的意志”を歓迎し、英国との関係をさらに発展させると、トルコのチャウシュオール外相が、1月31日、言いました。

Hurriyet

「この期に、トルコと英国の関係は、地域と世界の安定と、両者の利益を増進する重要な機会を得るだろう」と外相は声明文で言いました。2016年の国民投票から3年半後に、英国とEUの協力関係は終わります。EUを離脱しても、英国はヨーロッパの“最も重要な、価値ある構成要素の1国”でありつづけるだろうと、チャウシュオール外相は力説しました。

声明文はまた、トルコのEU加盟を支持してきた英国の“原則に基づいたスタンス”を賞賛しました。英国は、トルコの中東と世界における位置と、トルコがEUに提供できるであろう価値を認めていました。


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トルコの飛行機が避難者を乗せて武漢を飛び立った

2020年02月01日 | 国際
2月2日 コロナウイルスの中心地・武漢から 避難するトルコ市民42人を乗せた貨物機が、武漢からトルコへ向けて飛び立ったと、2月1日、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

飛行機は途中、燃料補給のため、モンゴルの首都ウランバートルに着陸し、2時間後、離陸しました。トルコ軍機A400M型の貨物機には、アゼルバイジャン人、ジョージア人、アルバニア人を含む乗客42人が乗っています。乗客の健康状態は良好で、酸素濃度も体温も正常だと、職員が機内でアナドル通信に語りました。

軍職員11人、保健係員6人、報道関係者2人、外務省代表1人も同乗した飛行機は、午後3時、ウランバートルに着陸しました。燃料補給中、乗客は医療検査を受けました。飛行機は午後7時、トルコに着くでしょう。医療設備を整えた飛行機は、トルコ支援・開発局(TIKA)とトルコ災害・緊急局(AFAD)によって派遣されました。

避難者はまず、トルコでの感染のリスクをなくすために、6人の保健専門家のチームによって、血液検査とスキャンで健康状態を調べられました。もし乗客のだれかが飛行中に症状を示したら、機内の特別の場所に移すことになっています。健康チェックでは、症状のある者はいなかったっと、ファフレッティン・コジャ保健相は強調しました。

飛行機が着陸したら、乗客はアンカラのゼカイ・タヒル・ブラク病院に移されると、保健相は言いました。乗客はウイルスの潜伏期間に合わせて、14日間、病院に隔離されます。


最大野党CHP議長が地震被災地を訪れた

最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール議長が、1月31日、先週41人の死者を出した地震の被災地エラズー県を訪れました。

 Hurriyet
地震の被災地を訪れたCHPのクルチュダルオール議長(中央)


「トルコ全国民がエラズー県の地震に注目しました」とクルチュダルオール議長は記者団に語りました。議長が記者団の質問に答えているときにも、余震がありました。CHPのリーダーは、地震の犠牲者と“悲しみを共有する”ために、ここへ来たと言いました。「われわれは被災地の方々の声を聴くよう努めます。壊れた建物が早く修復されるよう願います」

1月24日、マグニチュード6.8の地震がエラズー県を襲い、エラズー県で37人、隣のマラティヤ県で4人がなくなりました。トルコ災害・緊急管理局(AFAD)によると、45人が瓦礫の下から救い出され、1607人が負傷しました。隣国のシリアとジョージアでも微震が感じられました。

CHPが行政の長を務める都市では、被災地に“大きな支援”をすると、CHP議長は言いました。


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