トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルの通りにトルコ人を救った日本人将校の名がつけられた

2020年02月16日 | 国内
2月18日 第一次世界大戦中、ロシア軍の捕虜になったトルコ兵士1012人をイスタンブルに送り届けた日本の船「平明丸」の司令官の名が、ベイコズ区の通りの名になりました。

 Hurriyet

ユウキチ・ツムラ中佐は、エーゲ海でトルコ兵捕虜の引き渡しを求めたギリシャの要求を拒否しました。津村中佐の英雄的行為は、ハイリエ・サワシュチュオール監督によって「平明丸:母国トルコへ帰るとき」という記録映画になりました。

第一次大戦中、コーカサス前線で、6万5000人のオスマン帝国兵士がロシアの捕虜になり、兵士たちの一部はロシア極東の港町ウラジオストックのキャンプに送られました。1914年4月、日本が、ロシアのボルシェヴィキ革命による混乱を利用してウラジオストックを占領したとき、日本はオスマン軍捕虜への責任も引き継ぎました。

戦後、1921年、日本はトルコ兵をイスタンブルに送還することにしました。トルコ政府はトルコ兵たちの送還のために4万8000ポンドを送り、日本政府は送還船「平明丸」の司令官に津村中尉を任命しました。トルコ兵の中には、捕虜期間中に現地で結婚した者もいましたが、兵士たちは家族も連れて、1921年2月23日、トルコへ向け出帆しました。船はスエズ運河を通って地中海を進み、イスタンブルへ向かいました。

4月5日、平明丸はレスボス島近くで、ギリシャ戦艦に止められました。ギリシャはトルコ兵らを引き渡すよう要求しましたが、津村中佐は要求を拒否しました。しかし、船がイスタンブルへ着くのは容易ではありませんでした。兵士らの中には、コルシカ島とサルディニア島の間に位置するアシナラ島に連行され、病気で死んだ者もありました。最終的に、1922年6月19日、「ウミト・フェリー」がアシナラ島に行き、トルコ兵らをイスタンブルに連れ戻しました。

2019年7月1日、イスタンブル市議会のサドゥラフ・カバハサンオール議員が、津村中佐の名をイスタンブルの通りの名に残すようベイコズ区議会に要請しました。「日本の司令官は大きな勇気をもって、トルコ兵をギリシャに渡さなかった。私は津村中佐の名をわが区の通りの名にすることを敬意をもって要請する」とカバハサンオール議員は議会で要請しました。市議会は市のアジア側のベイコズ区の大通りに、津村中佐の名を冠することを受け入れました。


トルコの「赤新月社」がイドリブ難民にテントを提供

トルコの赤新月社が、2月16日、北西シリア・イドリブから逃げてきたシリア人たちに、テントとヒーターを配りました。

 Hurriyet

赤新月社はまた、トルコ国境に近いマシュハド・ルヒン地方の人々に、ベッド、毛布、食物を配りました。トルコ赤新月社の国境援助作戦のリーダー、ハカン・サルさんは、ほとんどのシリア人はイドリブの激しい攻撃によって、北へ逃げざるを得なった人々だと言いました。

「私たちは、とくにテントのない家族にテントを提供しました。彼らはオリーブの木の下にテントを張りました」とサルさんは言いました。赤新月社はまた、衛生用品と、子供たちのためにクッキーとチョコレートを配りました。

2018年9月、トルコとロシアは、イドリブを、攻撃活動を禁じるデスカレーション地帯にすることで合意しました。しかし、それ以後も、1800人以上の市民が、体制側とロシア軍の攻撃によって殺されています。彼らは2018年の休戦協定も、1月12日に始まった新たな休戦協定も無視しています。

170万人以上のシリア人が、激しい攻撃を逃れて、トルコ国境近くに移動してきています。トルコは、2011年にシリア内戦が始まってから370万人のシリア難民を受け入れ、世界最大の難民受け入れ国になっています。


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だれもいなくなった村に1人で暮らす男

2020年02月16日 | 国内
2月17日 1人の男性が人里離れた村に1人で暮らしていると、2月15日、アナドル通信が報じました。イスマイル・ヴァロルさんは1年前、両親が相次いで亡くなって以来、中央アナトリアのネヴシェヒル県チェクメ村で1人暮らしをしています。

 Hurriyet

ヴァロルさんは、仲間は動物たちだと言いました。1990年末まで、チェクメ村には300人ほどの人が住んでいましたが、移住したり、年配者がなくなったりして、ヴァロルさんは1人になりました。

「家族が亡くなっても、私はここを離れられなかった。子供時代からずっとここに暮らしていましたから。私の想い出のすべてはここにあります」とヴァロルさんはアナドル通信に語りました。

Hurroyet

「10年前は人通りもあり、私たちは隣人たちとよく歌を歌ったものですが、今はだれもいません」と彼は付言しました。

ヴァロルさんは羊を飼ってきましたが、ヴォランティアで歴史のある教会やトンネルなどの村の遺産を守っています。「私はここに住んでいた人々の最後の代表です。この村にはおそらく何千年の歴史があります。私の後に、だれがこの村に来るかは神様だけがご存じです」


「トルコに投資して後悔した者はいない」エルドアン大統領

エルドアン大統領は、2月14日、パキスタンの首都イスラマバードで開かれた「トルコ・パキスタン・ビジネス・フォーラム」の共同会議に出席しました。

 Hurriyet

フォーラムでエルドアン大統領は、トルコを信頼し、トルコに投資して、後悔した者はこれまでにいないと言いました。パキスタン=トルコ間の現在の8億400万ドルの貿易量はじゅうぶんではないと、エルドアン大統領は言い、両国の貿易量は、まず10億ドルに増やし、さらに目標を50億ドルにしなければならないと付言しました。

大統領はまた、「トルコのパキスタンへの直接投資は約5億ドルになる。企業はトルコ=パキスタンの友情にふさわしく、パキスタンのためになる仕事をしている」と言いました。


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イスタンブルのバフチェリエヴレルで空きビルが崩壊した

2020年02月14日 | 国内
2月16日 イスタンブルのバフチェリエヴレル地区の7階建てのビルが、2月14日、崩壊し、隣接するビルにダメージを与えました。

 Hurriyet

築30年のこのビルは安全性に問題があったため、先月、立ち退きが行われて、崩壊時には住民はいませんでした。消防夫と「災害緊急管理局(AFAD)」のチームが現場に駆けつけ、通行人が瓦礫の下になっていないか調べました。近隣のビルの住人はすでに避難しました。

廃棄物収集人の夫婦が、このビルの地下を無許可で倉庫に使出の下にだれかいないか調べました」

バハドゥル区長によると、この地区の2万2000戸のビルの約35%は、1999年のマルマラ地震後に定められた厳しい基準に従って建てられているということです。「われわれは環境・都市化省の協力を得て、都市改変を急いできました」とバハドゥル区長は言いました。


トルコ軍が北シリアで多くの地雷と爆発物を破壊した


トルコの治安部隊が北シリアの対テロ作戦で、903個の地雷と1720個の爆発物を破壊したと、2月15日、国防省が発表しました。

 Hurriyet

昨10月9日、トルコは、トルコ国境を守り、シリア難民の安全な帰国を助け、シリアの領土権を保持するために、「平和の泉作戦」を開始し、北シリアのユーフラテス川の東からテロリストを一掃しました。

テロリストPKK/YPGが「平和の泉作戦」地帯に埋めた地雷や即席爆発物によって、子供たちがしばしば犠牲になっていると、国防省は声明で言いました。


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昨12月、産業生産高が8.6%アップした

2020年02月14日 | 経済
2月15日 トルコの産業生産は、2019年12月、前年に比して3.6%増加したと2月13日、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

 Hurriyet

昨12月、主要な産業3分野、鉱業と採石、製造業、電気・ガス・蒸気・空調は、それぞれ、9.8%、9.1%、0.3%アップしました。産業生産は経済力を示す重要な指針であり、GDPの基準になっています。昨12月、この数字は前月に比して1.9%アップしました。また、昨10月~12月の産業生産は、前年同期に比して5.8%増加しました。

ムスタファ・ヴァラク産業・技術相は、ツイッターで、産業生産指数は、昨12月、21か月ぶりの高値を示したと言いました。産業・技術相は、この実績と生産ベースの成長を維持することに焦点を絞ると語りました。「資本財、中間財、高技術の分野での強力なトレンドが、われわれは未来に向けて正しい道を進んでいることを示している」と大臣は付言しました。


トルコ国防相が英仏の国防相と会談した

トルコのフルシ・アカル国防相は、2月13日、イギリスとフランスの国防相と、それぞれ別個に会談しました。

 Hurriyet
NATO国防相会議に出席したトルコのフルシ・アカル国防相


アカル国防相は、NATO 国防相会議の2日目に、NATO本部を訪れました。アカル国防相は、防衛・抑止・負担分担に関する会議に出席する前に、イギリスのベン・ウォーレス国防相と会談しました。アカル国防相はその後、フランスのフロランス・パルリ軍事相と会談しました。

国防相らは会談で、軍事、安全保障、防衛産業における協力について意見を交換しました。国防相らはまた、中東情勢、とくにリビアとシリア、最近のイドリブの状況、北西シリアのデスカレーション地帯、この地域の人道的危機を終わらせるのに必要な活動について話し合いました。


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東部のスキー・リゾートに、昨年、130万人のツーリストが訪れた

2020年02月13日 | 国内
2月14日 トルコ東部のスキー・リゾート地、エルズルム県は、昨年、130万人以上のツーリストを迎えたと、2月13日、県当局が発表しました。

 Hurriyet

史跡や、温泉、スキー・リゾートのあるエルズルム県は昨年、100万人のツーリストを迎えるという目標を達成しました。パランドケン山の斜面のスキー・リゾートは、冬は雄大な雪原と化します。パランドケン山はパラグライディングや、最先端の照明設備のある夜間スキー、スキー・ジャンプ台、バイアスロンのための射撃練習場などの設備が整っています。スキー場が市の中心から2キロと近いのも魅力です。

県の文化観光部のジュマル・アルマズ部長は、「エルズルムは一年中、ツーリストを引きつける有診断の時間を60~75分に短縮することを名なリゾート地になりました」と言いました。「われわれの新しい年間目標は150万のツーリストを迎えることです」


イドリブ緊張の中、アカル国防相が米国防相と会談した


シリア体制派の多くの戦士が、2月12日、シリア北西部のイドリブ県で“無効にされた”と、トルコのフルシ・アカル国防相が言いました。トルコ当局は敵が投降、死亡、または捕虜になったことを“無効にされた”と表現しています。イドリブのソースからの情報によると、今日、体制側兵士55人が“無効にされ”ました。

 Hurriyet
NATO国防相会議で話し合ったアカル国防相(右)とアメリカのエスパー国防相


アカル国防相は、2月12日、ブリュッセルで開かれたNATOの国防相会議で、アメリカのマーク・エスパー国防相とシリアとイラクについて話し合いました。アナドル通信によると、両国防相は、シリアとイラク、とくにイドリブに関する治安と防衛問題について意見を交換しました。

両国防相は、イドリブにおけるアメリカと同盟国によるより具体的な対策の重要性について話し合いました。NATO国防相会議に先立って、アカル国防相は、イドリブの近況に関するアメリカの声明に満足の意を表明しました。

アカル国防相はまた、トルコはFETO,YPG,ISILその他のテログループと戦いつづけていると言いました。イドリブの現状に関して、トルコとロシアの緊張が高まっている中で、アカル国防相とエスパー国防相の話し合いは行われました。


トルコがコロナウイルスの診断キットを輸出する

トルコが開発した、コロナウイルスの診断キットが、海外で売られると、2月12日、トルコのハフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Huriyet

「これは商品として計画されたもので、外国で販売されます」と保健相は国会で記者団に語り、キットを開発したチームは、診断のために必要な時間の短縮を中心に考えたと強調しました。「診断の時間を60~75分に短縮することが目標です」

コジャ保健相はまた、以前のキットの診断時間は、90~120分だったと言いました。「ドイツ、アメリカ、フランスの診断キットは、結果を出すのに3時間はかかります」


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イスタンブルのテュネル(古い地下鉄)とトラムが記念日を祝った

2020年02月13日 | 国内
2月13日 トルコ最大の都市イスタンブルが、歴史あるベイオール地区で知られる2つの交通システムの記念日を祝いました。

 Hurriyet

テュネル広場とタクシム広場を結ぶ歴史あるトラム(市電)は、2月11日、106周年記念の祝賀ツアーを行いました。1914年、馬が引いていた車に代わって登場した歴史的トラムは、定められた時間中、イスティクラル通りを走ることを許された、公用車以外の唯一の交通機関です。

トラムは1990年以来、2車両連結で、1年に14,600回、23,944キロを走っています。世界で最もインスタ映えするものの一つと言えるこのトラムは、イスタンブル市によると、2019年には38万人の乗客を運びました。

ロンドンの地下鉄に次いで世界で2番目に古い地下鉄カラキョイ・トラムは、145周年記念を祝いました。テュネルはカラキョイからテュネル広場を往復して、500万人の乗客を運びました。住民にテュネルと呼ばれているこのケーブルカーは、乗車時間はたったの2分です。

テュネルは、1867年にイスタンブルに来たフランスのエンジニア、ウジェーヌ・アンリ・ギャヴァンが考案しました。テュネルの目的は、ベイオールのペラとカラキョイのガラタ間の行き来をらくにすることにありました。当時、ペラとガラタは金角湾北岸の比較的新しい地区でした。


非感染の医療職員と乗組員は10日間の病院隔離後、退院

中国からトルコ市民を運んできた飛行機の乗組員と医療スタッフには、テストの結果、ウイルス感染者はいなかったので、彼らは10日間の病院隔離で退院し、あとは自宅観察にすると、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet
中国・上海プドン国際空港のマスクをした乗客たち。1月27日


2月1日、トルコは、トルコ人32人、アゼルバイジャン人6人、ジョージア人3人、アルバニア人1人の42人を退避させるために、貨物機を中国に送りました。「引揚者たちは2月14日に隔離期間を終える」とコジャ保健相は言いました。

医療スタッフと乗組員に関しては、科学委員会の勧告に従って、10日間で退院させ、その後は自宅観察とすることにした」と保健相は付言しました。医療スタッフと乗組員は2月11日早朝退院し、14日目までは自宅観察になります。中国に住んでいた引揚者たちは14日間の病院隔離となります。


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破壊した飛行機のブラックボックスをヨーロッパで検査する

2020年02月10日 | 国際
2月11日 5日、イスタンブルのサビハ・ギョクチェン空港で滑走路を外れたボーイング737機のフライトレコーダーを、事故の原因を究明するため、ヨーロッパで検査することになりました。事故によって3人が死亡し、乗組員を含む180人が負傷しました。

 Hurriyet

運輸安全調査センター、アメリカ連邦航空管理局、ボイング社の代表からなる調査委員会は、フランスとドイツ当局に、飛行機のフライト・データ・レコーダー(FDR)とコックピット・ヴォイス・レコーダー(CVR)の検査依頼を申請しました。ペガサスの経営者はトルコ航空の主要なライバル社であるため、委員会はトルコ航空の助力は求めませんでした。

飛行機のブラックボックスの検査による調査で、パイロットと管制塔(ATC)の通信、空港周辺の風速、滑走路の状況の3つの重要な問題が明らかになると思われます。当時、追い風速度が飛行機の限界を超えていたから、パイロットと管制塔は着陸を中止すべきだったと、専門家は言っています。

悪天候の中、飛行機は濡れた滑走路の後半部分に着陸し、ブレーキがききませんでした。生存者によると、自動歓迎アナウンスにだまされて、多くの乗客は、飛行機が30メートルの高さから落ちる前に安全ベルトを外していました。調査委員会は1か月以内に、最初の一報を発表すると思われます。

イスタンブルの検察は、2人のパイロットと、航空管制官、生存者から調書をとり、また、ペガサス機が着陸する直前に、着陸をやめた他の飛行機のパイロットたちからも事情を聴いています。


トルコ代表団がイドリブの話し合いのためロシアを訪れる

トルコの代表団が、シリア・イドリブ地方のエスカレートする紛争について話し合うため、近くモスクワを訪れると、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、2月12日、言い、約100万人の人々が、ロシアが支援するシリアの攻撃のために、イドリブを追われていると付言しました。

 Hurriyet
体制側の攻撃から逃げる車の列をバルコニーから眺める子供。シリア
の町ダナで、2月12日


「今日、トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領と電話で話し合った。ロシアの代表団はこれまでに2度アンカラを訪れて会談を行っているが、今度はトルコの代表団がモスクワを訪れる」とチャウシュオール外相は言いました。「われわれは休戦を恒久的にするために、ロシアとの協力をつづける。しかし、話し合いの成果がなかったら、われわれは必要なことをすると決めている」

チャウシュオール外相はまた、イドリブから逃げ出したシリア人の安全を守るトルコの計画のために、ドイツはトルコに4000万ユーロ(4400万ドル)を提供したと語りました。


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コロナウイルス蔓延で、トルコは中国からの輸入品を制限した

2020年02月10日 | 国際
2月10日 トルコはコロナウイルスの蔓延を防ぐための新対策として、中国からのあらゆる動物製品の輸入を中止すると、ファフレッティン・コジャ保健相が、2月7日、言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相は、動物は生きているものも、製品化されたものも、あらゆる動物の輸入を一時的に中止すると言いました。中止される輸入品には、家禽類、魚介類、軟体動物、獣脂などの製品も含まれると保健相は言いました。大臣はまた、どの動物からウイルスがひろがったのか明らかになっていないから、動物からの感染を防ぐための警戒処置をとったと説明しました。

多くの国々は、ウイルスの中心である武漢から市民を引き上げました。世界保健機構は国際的非常事態を宣言しました。


2019年、銀行預金が25%増加した

国内の銀行の預金口座額が、2019年は前年より25.4%増加し、1.45兆リラ(241億ドル)になったと、トルコ統計局(TUIK)とトルコ銀行規制局(BDDK)のデータに基づいて、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

トルコ統計局は最近、トルコの人口が昨年、8300万を超え、2018年から1.4%増加したと報告しました。そのため、1人当たりの平均預金は、2019年、17,394リラになり、前年の14,00リラから3,300リラ増加しました。

トルコの商業とビジネスの中心イスタンブルでは、1人当たりの平均預金は、2018年は32,500リラでしたが、昨年は39,600リラにアップしました。1550万人が住むイスタンブルの預金額は、トルコの全預金額の43%を占めました。イスタンブルの銀行に預金されている金は、2018年から25.4%増えて、6150億リラに達しました。

1人当たりの預金額に関しては、2位は南西部のムーラ県で、25,560リラ、次がアンカラで、25,134億リラ、トルコ第3の都市イズミルは3位で、992億リラでした。総預金額に関しては、アンカラはイスタンブルに次いで2位で、1410億リラ、イズミルは3位で992億リラでした。

1人当たりの預金額で最低なのは、南東部のシュルナク県で、2280リラ、次のアール県は2370リラ、ムシュ県が2450リラでした。


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ヴァレンタイン・デーを前に、トルコは6000万本のバラを輸出した

2020年02月08日 | 経済
2月9日 2月14日のヴァレンタイン・デーを前に、トルコの生花生産者は6000万本のバラを、オランダ、イギリス、ドイツ、ウクライナなど50か国に輸出しました。

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バラの船積みは20日前に始まったと、「中央アナトリア観賞植物輸出業者協会」のイスマイル・ユルマズ会長がアナドル通信に語りました。昨年は寒かったため、バラの生産は今年より少なかったと、ユルマズ会長は言い、今年は昨年より600万本多く輸出したと付言しました。

「バラの輸出はこれまでで650万ドルに達しました。2月14日まで、新しいオーダーが来るでしょう」と会長は語りました。「トルコはまた、他の花、とくにカーネーションを多く輸出していて、トルコの生花輸出の90%はカーネーションが占めています」


天災を防ぐための迷信で、2001本のパンが野生動物に与えられた

東部エルズルム県で、商人たちが、2001本のパンを野生動物に与えるために、宗教学者ピル・アリババの社のある山に置きました。彼らはそうすることによって、最近トルコで起こった地震や雪崩や飛行機事故のような災害が防げると思っています。

 Hurriyet

イスラムの聖書コーランを初めから終わりまで1001回読むことを“1001ハティム”といいますが、これは487年前、ピル・アリババがエルズルムを天災から守るために始めたと言われています。“1001ハティム”は、多くのモスクで1か月間つづけられます。当時、ハティムの日々に、1001本のパンが野生動物に与えるために、ピル・アリババの墓のある山に置かれました。

いま、トルコは、地震や雪崩、飛行機事故、さらに最近のシリアの衝突など災害がつづいているため、今回は2001本のパンが置かれました。パンを山中に置いた1人、ムヒッティン・オルチュンさんは、人間は野生動物の世話をすべきだと言いました。「自然の中で食物を見つけられない野生動物は里へやってきます。植えたオオカミは村へ来て犬を襲います。ブルサ県ではイノシシが市中に現れました」とオルチュンさんは言いました。

「動物に平和を与えられない社会に、平和はあり得ません。自然の中で生きている動物は私たちを信じています。だから、 私たちは動物の世話をしなければならないのです」とオルチュンさんは言いました。


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雪崩地帯の捜索・救助活動を一時中止

2020年02月07日 | 国際
2月8日 東部トルコで起こった2度の雪崩で、少なくとも41人が死亡しましたが、2月6日、捜索・救助活動は一時中止されたと、当局が発表しました。

 Hurriyet

ヴァン県庁は、消防夫たちのために、天気その他の状況を把握した後、再開すると言いました。「技術委員会の査定後、捜索・救助活動を始める」と、県庁は2月7日、声明で言いました。「今日、プロのチームが3人の遺体を見つけたが、1人は救助活動中、雪崩の下敷きになった消防夫だった」と声明は付言しています。

救助活動がつづいているとき、75人が雪崩で負傷したと、災害・緊急管理局(AFAD)が言いました。最初の雪崩は2月4日に起こり、ヴァン県のバフチェサライでミニバスが雪崩に埋まりました。


「着陸失敗の原因はウインドシアと躊躇だった」専門家


パイロットと航空交通管制官のためらい、風速の急激な変化、イスタンブルのサビハ・ギョクチェン空港の使い古した滑走路の3つが、この飛行機事故の考えられる原因だと、専門家は指摘しました。

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2月5日のこの事故で、3人が死亡、180人が負傷しました。ペガサス・エアラインのPC2193便は、2月5日、イズミルを発ち、悪天候の中で滑走路を外れました。交通インフラ省に任命された調査委員会の当初の査定は、“ウインドシア”の可能性に絞られていました。ウインドシアとは、風速と風向きの急激な変化です。

専門家によると、通常、パイロットは、マイクロバースト(瞬間突風)やダウンバースト(下降気流)が原因のウインドシアのリスクを避けるよう教えられています。「旅客機の追い風の限界は10ノットです。しかし、滑走路が濡れていると、限界は5ノットになります。この飛行機の着陸のとき、追い風は22ノットで、34ノット、時速61キロまでアップしていました」と、元航空管制官ザフェル・イエシルギュルさんは言いました。「このような状況のとき、管制塔は絶対、着陸許可を出しません。それに、パイロットはスクリーン上で風速を知ることができます。パイロットは着陸許可が出たとしても、ゴーアランド(着陸復行)を始めるべきでした」

トルコ人と韓国人の2人のパイロットが、むずかしい着陸にトライしようと決断したのは、時間と燃料の節約を考慮してのことだろうと、航空専門家でヒュリエット紙のコラムニストのウーウル・ジェベジ氏は書いています。「パイロットはつねに、乗客を定時に運ぼうと、できるだけ早く着陸しようとする。それが潜在的プレッシャーになっている」

サビハ・ギョクチェン空港の使い古した滑走路が事故の要因のひとつだったかもしれないと言う専門家もいます。生存者の1人、アルペル・クルさんは、「あのフライトは初めから終わりまで異常だった。激しく揺れたし、いつものフライトに比べて、すごく速かった」と言いました。


現トルコ・キプロス大統領が再選を期す

トルコ・キプロスの現大統領が、2月5日、4月26日に行われる2020年の大統領選に出馬すると発表しました。

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「キプロス問題の解決は、政治的平等に基づいた解決でなければならない。両サイドが決議に関与し、大統領は交代制でなければならない」と、ムスタファ・アクンジュ大統領は、首都ニコシアでの選挙運動開始のスピーチで言いました。「われわれはギリシャ・キプロスの少数民族ではないし、トルコに依存する政府でもない」

72歳のアクンジュ大統領は無所属候補として立候補すると、記者団に言いました。「最も合理的な解決策は、2つの社会と2つの地域を持つ連邦国家の樹立です」


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